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ミライの本屋について、たまごのカタチ 〜本屋のミライとカタチ 新たな読者を創るために〜


 こんにちは、本屋のたまごです🥚
 
 本日は、2/22、猫の日ですね!生粋の猫派のNですが、今まで猫を飼ったことはありません🐈
 
 河出書房新社より出版されている『猫とねこのエッセイアンソロジー』を読み、自分が猫と暮らす日々を妄想していました。若桜町へ移住をしたら猫と暮らせるようになると良いですね。

『猫と ねこのエッセイアンソロジー』 河出書房新社

 さて、昨日2月21日にNは、代官山蔦屋書店にて、北田博充さんの『本屋のミライとカタチ -新たな読者を創るために-』 刊行記念トークイベントに参加いたしました。
 
 今回は、イベントのレポートや、本屋のたまごとして考えたことをまとめていきます。

『本屋のミライとカタチ -新たな読者を創るために-』

レポート〜ミライの本屋〜


 出版業界には、書店の減少や、無書店地域の増加など、昨今、ネガティブなニュースが多くなっています。しかし、筆者の北田さんは、ネガティブなニュースが飛び交う一方で、ポジティブな取り組みをしている書店員は増えていると感じています。
 
 こうした状況で、北田さんは、業界の規模を広げていくために、新規顧客の獲得が必要であるとし、その手段として「広義の本屋」という概念を著書の中で提唱しています。

  • 広義の本屋とは

本に関わる「動詞」を行う全ての人。

例)
・小説紹介クリエイター
(本を「紹介する人」)
・図書館員
(本を「貸す人」)
・国語教師
(本を「教える人」)

 この広義の本屋が、潜在顧客や見込顧客を狭義の本屋にとっての新規顧客にするといいます。(狭義の本屋とは、書店という場で、本をお客様に売り、売り場をつくる書店員を指します。)

 こうした考え方を前提に、イベントでは、広義の本屋を用い、本を読まない人に本を読んでもらうためには何ができるかという点が議論されました。

 本屋のたまごとして印象に残ったのは、「書店という場所の未来はどう進化するのか」という議題の中で出た、遠隔地にいる方が、来店をせずにロボットを通して店員とやり取りをし、棚を散策するというテクノロジーです。
 
 人口の規模の小さい町で個人の本屋を始める身としては、遠隔地にいるお客様とつながる施策が重要であると考えます。ロボットまではすぐに用意できないにしろ、ビデオ通話やネットを通して、遠隔地の人とつながり、顧客を増やしていきたいと思います。

参加の感想〜たまごのカタチ〜

 我々本屋のたまごは、場所としての書店を開き、本を売ることを目標としているため、北田さんの定義では狭義の本屋を目指すものになると思います。
 
 しかし、無書店地域で人口の少ない町で唯一の本屋を出店する身としては、積極的に広義の本屋としての面を押し出して、新規顧客を獲得し、地域に定着していくための行動が必要になると感じました。
 
 若桜町にいる広義の本屋予備軍を探し出し、読書会の主催や、学校への出張講義、イベントスペースへの出店などの施策を通して町の方と交流を深めていき、お店に足を運んでくださる方を一人ずつ増やしていきたいです。
  
 私達の当面の目標は、若桜町の広義の本屋と交流を取り、お店の知名度を上げていくことになると感じました。



 ここまでお読みいただきありがとうございました。
 
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