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初めての観劇で落ちた沼が、清くクリアになればいいなと思う私

3月、娘の宝塚歌劇観劇のために宝塚に出かけました。

その時はチケットが手に入らず、娘のみが観劇、でも街中の、ホテルの、そして大劇場のキラキラに、憧れが募ってた私。

4月17日、娘の誕生日記念観劇のため、チケット手配してくださった方のおかげで、私も初めての観劇の機会をゲット!

花組公演 『アルカンシェル』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

宝塚はさまざまなバリアフリー対応をしてくれていて、そのことがきちんとHPにも掲載されています。

建物のアクセシビリティ、情報へのアクセシビリティ、、他への見本になりそう、、って思ったら、やはり調査・監修がミライロさん!さすがです!

もちろん私は「鑑賞サポートタブレット」の貸し出しの申し込みをしました。

観劇サポートタブレット画像(宝塚歌劇公式サイトより)

ただこちらのタブレットでサポート、字幕メガネや字幕タブレットとは違い、台本が表示されるだけなので、めくりは自分。
今どこをやってるか、だいたい把握してないと、使いこなせそうにない、、、ということで、密かに予習。

まずはフリーペーパーのTCA PRESS

タカラヅカ・スカイ・ステージ番組表やライブ中継・配信情報、動画配信、音楽配信情報、
キャトルレーヴの店舗情報やグッズ、ブルーレイ・DVD・CD、ブックなど内容も充実!

TCA PRESSサイトより

このTakarazuka SKY Stageの番組表で娘オススメの関連番組でいくつか視聴。

そのあと、「Le CINQ」。
これには『アルカンシェル』の脚本が載ってるので、ネタバレにならない程度にシーンや登場人物を確認。

ここぞとばかりに、娘があれやこれや、話してきます。
こうやって、この末っ子からは、「なにわ男子」沼にも、「BLマンガ・ドラマ」沼にも、引きずり込まれたなぁ(笑)

そしてとうとう当日。学校は健康診断で朝のみ、というラッキーさ!
娘の誕生日ってことで、銀座「羅豚」でランチ。

で、いざ、東京宝塚劇場へ!

あっ、もちろんチャンプも一緒でした。

で、チャンプが目印になったのか、タブレット貸し出しの担当の方が手招きしてくださり、手続き。

タブレット貸出しカウンターと手続き

説明の内容もプリントされて用意されているので、それを読めば理解できて楽チン!
タブレットは、見る時は膝の上ですが、落下防止のため肩からストラップは下げておく感じでした。

データは第1幕、第2幕で2つのファイルに分かれているとの説明がありました。
そしてファイルを開くためのパスワードを入れたら、脚本が!
役名、ト書きもあります。
これで安心!!

と、思ったのですが、実はこの時、大きな失敗をしてました。
説明書に書かれたパスワードの入力をスタッフの方がやってくれ、その説明書は渡されないままだったため、第2幕で、さあ、ファイルオープン!!って思った時に、

パスワードが分からない!

タブレットのケースにもどこにもパスワードは書かれてません!

劇場後方にいるスタッフさんに視線を投げるも、気づかれず、このまま、サポートなしで後半を見なきゃならないのか、、、。
とあたふたしている様子を後列の席の方が気づいて、スタッフを呼んでくださり、タブレットをお渡ししたらしばらくして、ファイルが開かれて戻ってきました。

幕間に確認すべきでした!
ご迷惑をおかけした皆様、本当に申し訳ありませんでした!!

こうして、無事に最後まで鑑賞。
お芝居、そしてショー。
艶やかだったり、情緒豊かだったり、パワフルだったり。
ミュージカル好き、お芝居好き、な私がハマらないわけがありません。

とはいえ、実はオーケストラの生演奏だってことも初めて知った私。

華やかにスポットを浴びる演者さんだけでなく、たくさんの人たちが関わり、力を注ぎ、一つの舞台を作り上げているんだなぁ、としみじみ感じました。

そんな「にわかヅカファン」ではありますが、この宝塚歌劇団が、昨年の痛ましい事件で、その裏側が、事実も推測もデマも、次から次へと溢れ出て、存続の危機に陥った(現在も)ことはもちろん認識しています。

「人が一人亡くなっているのに、華やかな舞台なんて」って声があるのも事実でしょう。
憧れの世界に入り、前途洋々、夢大きく歩み出していた娘さんを失ったご両親の心の痛みは、同世代の娘、しかも同じような夢を抱く娘を持つ身としては、他人事ではありません。

だから、もしそこに「罪」があったのならば、それははっきりと明らかにし、償うべきものは償うべきだと思います。そういう意味ではまた、劇団や親会社の覚悟が足りないですし、生ぬるく感じるところはあります。

期せずして、同時期に起きた旧ジャニーズ事務所問題も然り、日大アメフト部問題も然り。
環境なり、風習なり、制度なり、、悪しき点は徹底的に解明して、罰すべきところは罰し、改善すべき点は改善させなければならないのは当然のこと。
でも、、、「連帯責任」の下、「今この時」に努力をし、頑張っている罪なき人たちまでがその活動を否定されてしまうのは、おかしいと思うのです。

ともあれ、いろいろな想いはありながら、大スター柚香光さんのサヨナラ公演を堪能させていただきました。
予習のおかげで、何人ものジェンヌさんを分かった上で観れましたし、脚本のおかげで、役名も歌詞もバッチリ。
予習の段階で惹かれたジェンヌさんも、楽しみにしていたシーンもバッチリ!
でも欲を言えば分かった上でもう一度、いや2回くらい観たい!
でもチケットは手に入らないので、配信で観るかなー。

実は千秋楽まで10日残して5/16には円盤が発売されるらしいんです。
飛びついてポチッとしたいところですが、これまで宝塚で販売してきたDVD.blu-ray ディスクにはほとんど字幕がありません。
映画などに比べて、公演中に発売するという時間的な理由かもしれませんが、やはり永久保管したいのに字幕なし、はありえない!
CSのTakarazuka Sky Stageならほとんど字幕がつくのですが、その放送まで待てというの??

やはりここでも「字幕なし」問題は続きます。
ただ、公演でのタブレット、配信での鑑賞サポート、さらに配信での鑑賞サポート、さらに3月からは、舞台挨拶のリアルタイム字幕配信、、と「字幕」の必要性は理解してくれてるはずなので、諦めずお願いしていこーっと。

今回も長々としたnoteを最後まで読んでいただきありがとうございました。


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