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チャンプ、浜松へ!② 〜ぶらりまち歩き〜

聴導犬チャンプと共に浜松へ行ってきました。
主目的だった、浜松市消防航空隊での救助訓練参加については前の記事で。

今回の浜松遠征は頑張れば日帰りも可能ではありましたが、初めて行く浜松、せっかくだからゆっくりまち歩きもしよう!ってことで、1泊することにしていました。

訓練が少し長引いたこともあり、浜松の駅で日帰り組とご飯を食べる予定はなくなりましたが、同じ訓練に参加された広島からいらしてたMさんも1泊する、しかも同じホテル!とわかり、心強く、、、。
ホテルに荷物を置いて、「浜松餃子マップ」を手に2人と1匹、いざ、鎌倉、ならぬ、浜松!

石松ぎょうざ

駅ナカのお店は行列ができていたので並んで待っていたところ、店員さんがメニューを渡してきました。
足元のチャンプに気付いたのか気づかなかったのか、何も言われずスルー。

「これで、いざ入店!ってときに、いろいろ言われたり、入れなかったりしたらイヤだなぁ、、けっこう並んだのに」

「いろいろ言われる」のは、チャンプを認識したからこそ。
逆に何も言われないと「気づいてないだけじゃね?」って思ってしまう。
まぁ、それくらい、いつも引っかかってくる視線を感じてるので、なんもなくスルーされると不安になってしまうのです。

でも、こちら
「気づかない」でのスルーではなく、「気づいてて認識した」上でのスルーでした!

入店もスムーズ、その後、足下の広い席が空いたらそちらへの移動も声かけいただいたり、最後まで心地よく、そして美味しい餃子とビールに楽しい時間を過ごすことができました。

こういう報告ができることは、やはり嬉しいですね。

1人飲み@濱松たんと

Mさんとホテルに戻って、「おやすみなさい」をした後、少し飲み足りないなぁ、とチャンプの夜散歩兼ねて近くのコンビニへ。
地ビール缶買ってホテルに戻ろうとしたら、、灯りと香りが私を誘う(笑)

ちょっと覗いたら、お店の人と目が合って、、
…入っちゃいました、1人で!

目が合った店員さんはチャンプに気付いてなかったみたいで、ドア開けて入ったら、足元のチャンプ見て、「テラス席に、、、」と。
でも、夜だし、外で1人は、、だし、やっぱりちゃんと補助犬と分かってもらおう、と認定証見せて説明してたら、そのやりとりを見てた責任者っぽい男性が調理しながら店内カウンター。指さし。
笑顔も言葉もなくて愛想もなかったけど、なんか「当たり前なこと」みたいな感じで誘導してくれたので、先ほどの店員さんも、「どうぞどうぞ」みたいに。
なんか、嬉しくなってしまった私。
さすがに「やらまいか〜」「おいっしょお!」の掛け声は辞退させていただきましたが(笑)

目当ては浜松B級グルメ「遠州焼き」。
沢庵とかが入ったお好み焼きでした。表面パリっ、中の沢庵もパリッとしてて、美味!
もちろん浜松餃子も。餃子に茹でもやしを添えるのは浜松発祥だとか。
そして三ヶ日みかんサワー!
Mさんが飲んでいた三ヶ日みかんジュースがかなーり美味しそうに見えてたので、期待してサワー頼んだら、マジ、うまっ!
本当はもっといろいろ食べたいメニューあったのですが、1人でしかもこんな時間(10時過ぎ)ということで、泣く泣く諦めました。
また浜松に来る理由ができたな(笑)

浜松城

翌朝、Mさんとホテルのモーニング食べた後、車なしで観光できる場所へ、ってことで浜松城へ。
まずは駅前で「出世大名・家康くん」とパチリ。

ちょうどNHKの大河ドラマが「どうする家康」なので、街中が、「家康推し」
お城の隣には「大河ドラマ館」までありました。

鎌倉殿の時はハマってしっかり観てたのですが、今回は最初からなんとなく「松潤家康」がしっくり来なくて早々離脱してました。
でも、展示を見てみたら、けっこう好きな俳優さんが何人も出てる(出てた)みたいなので、配信や再放送あったら観てみようかな、って気持ちになりました。

出演者の全身パネルの前で。

お城へはけっこう急な階段を上がりました。
名古屋城の復元ではバリアフリー化が問題になってるけど、車イスを使う人も杖を使う人も「見学したい気持ち」は同じ。いい方法があるといいなぁ、と思いながら見学。

案内板に補助犬マークあった!
もちろんチャンプも一緒に中へ。
フォトスポットでは、「家康、浜松に立つ!」ならぬ、「チャンプ、浜松に立つ!」

天守閣展望台からは市内が一望。
下の広場のグリーンは葵の御紋の形になってるとのこと。
上から見るから分かる!って感じですね。

展望台から見下ろすチャンプの後ろ姿

コンフォートホテル浜松

今回お世話になったのは「コンフォートホテル浜松
いつもホテル利用の時は、予約した後、FAXで聴導犬同伴を連絡し、認定書のコピーまで送信したりしているのですが、今回はネット予約のコメント欄に

厚労省認定の聴導犬同伴です。
認定証持参します。特別はご用意は不要です。

と書き添えるだけにしてました。
そもそも本来、法律で補助犬同伴でのホテル利用は認められてるので事前の連絡は不要なのですが、そこはまぁ、
「突然、犬が一緒に行ったら、驚かせちゃうかな。」
「知らないで同伴拒否とかしちゃって、ホテルに恥かかせちゃ悪いかな。」
的な、私の配慮?優しさ?(笑)なのですが。

まぁ、今回は、万が一、どうしてもダメと言われたら、最悪、泊まらずに帰れる距離だし、と、別途FAX送ることはせず、コメントだけで伝えておいたというわけです。

そしたら、、全くのノー問題!
ホテル内のレストラン?も自由に利用でき、快適に過ごすことができました。
フロントには「筆談ボード」や「指さしシート」もあり、ホテルの意識の高さを感じました。
多くの人が手軽に利用できるビジネスホテルランクのホテルでこのような対応が広がっていくことはほんと嬉しい。

ホテルの前のチャンプとフロントにあった筆談ボードと指さしシート

旅の終わり

お土産はもちろん餃子!と浜名湖のうなぎ弁当。

そして、みどりの窓口で聞いたら空いている、ということで、初めて個室を使わせていただきました。

チャンプは小さいので、普段は普通席の足元で問題なく、個室(多目的室)を使ったことなかったのですが、足も伸ばせて、チャンプも伸び伸びできて、楽チンでした。ありがとうございました!

1泊2日と、短い時間でのかけ足でしたが、浜松の「食」と「歴史」を感じることができた旅になりました。
まだ食べてみたいものもあるし、今度は車を借りたりして、もう少し遠出してみたいなぁ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
チャンプとの旅を綴ることで、補助犬と一緒に出かける様子を知っていただき、どなたかの気づきに繋がり、まだまだ残るバリアが少しずつでも解消されていくといいな、と思っております。またお越しください!

いただいたサポートは私の人生を支えてくれた聴導犬をはじめ、補助犬の理解啓発のための活動に生かさせていただきます。