勝った気になってる時は大体負けてる
私はすぐにムキになってしまう性格です。
小さな事でも張り合ってしまうところがあります。
例えば相手が仕事を大変なんだって話をしてきたら、自分の仕事だって大変だってことを色んなエピソードを持ってきて張り合おうとするんです。
それで相手が引いてくれるまで、あれやこれやと喋り倒すわけです。
どう考えても相手は呆れてめんどくさくなって引いてくれているだけなのに、何故か
「はい!私のが大変でした!」
「勝った!」
といったような気分になるんです。
しょうもないですよね。本当。
そして1人になった時に思うんです。
あれってすごく大人気なかったなって。
なんであんなにムキになったんだろうって。
きもいなって。
結局最後引ける方が大人な対応をしているわけじゃないですか。だから、その対応をできる方が圧倒的勝利だと思うんです。
きっともやもやするし、消化不良な部分があるはずです。
それでもグッと堪えて、相手の話を受け止めてあげられる器の広さ。
それを持っているだけでも大勝利だと思うんです。
こういうムキになってしまうような行動も昔に比べたら大分ましになりましたけど、それでもたまにしょうもないことで張り合おうとしてしまいます。
多分これって相手の方が頑張っていたり、いい経験をしていたり、いい生活をしているように感じるからしてしまう事だと思うんです。
自分が劣ってるって思いたくない。
その思いがしょうもない張り合いをしてしまう原因なんだと思います。
だから張り合いたくなった時点で、きっと負けてるんだなって思います。
でも、不思議なことにムキになるのは、比較的親しい間柄の相手にだけなんです。
職場の人とかただの知り合いとかと話している時は、ほとんどなくて、むしろ引いている時の方が多いです。
きっと嫌われる可能性がある相手に対しては、ムキになったり、感情的になったりしないんだと思います。
だから、私にとって、ムキになることは素である証拠でもあると思います。
ムキになってめんどくさくて、ダサくてしょうもない私でも受け入れて、嫌いにならないでいてくれるんだって思っているところがあるからその相手にはムキになってしまうんだと思います。
こうやってムキになれる相手がいることは幸せなことなのかもしれませんが、それを受け入れてくれる周りの人にはちゃんと感謝しないといけないなって思います。
どうしようもない私の相手をしてくれてありがとう、私の友人たち🫶
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