野良マラソンのすゝめ

最近、野良マラソンに積極的に出るようにしている。


「野良マラソン」とは、私が勝手に名付けた名前であるが、要は、東京マラソンとかみたいな何千人、何万人と集まるようなデカいレースではなく、毎週末どこかで開催されている、比較的小規模なマラソンイベントのことである。

野良マラソンに出る背景

私は、トライアスロンチームに所属しているわけではなく、ランで一緒に限界まで追い込めるような仲間は近くにいないので、ポイント練等ももちろん1人で行わなければならない。
しかし、自分1人で長距離高強度を行うのはメンタル的にハードルが高く、結局心が折れ、途中で辞めてしまったり、強度が下がってしまうことが多かった。

そこで、ズイフトのレースに着想を得て、ポイント練代わりに野良マラソンに多くエントリーし、レースこそ最良の練習スタイルでタイムの向上を図ることにした。

基本、ぼっちで出ることを想定しているが、練習仲間と一緒にレース形式での練習ということで出るというのも良いと思う。
脚力が合わず離れてしまっても、他に競い合える人たちがいるので。


野良マラソンの良さ

野良マラソンには、以下のメリットがある。

1 所要時間が短い

野良マラソンは、後述するが検索すると実に多くの場所で開催されている。
私がよく出ている多摩川沿いの野良マラソンは、家から20分程度で会場まで行けるものがほとんどである。
そのうえ、スタート30分前くらいに受付すれば良く(ゼッケンもらって付けるだけ)、
・30分前に到着
・レース5分前までアップ
・終わったら即帰宅
というムーブができる。
例えば9時スタートのハーフマラソンであれば、8時出発、11時帰宅で動くことが可能である。

2 安い

これが最重要要素であるが、野良マラソンは、月例マラソンだと1000円台、その他の有志団体のマラソンでも3000円台でエントリー可能である。

また、野良マラソンの多くは、スタンプカード制を取っており、3回出場で1回無料になるため、実質1回2000円でエントリーすることができる。

そのうえ、有志団体にもよるが3位までに入賞すれば次回無料招待券がもらえるものも多い。多摩川付近のレースしか出たことがないが、レース自体のレベルはそれほど高くないため、キロ4分ジャストペースで走れる人であれば概ね入賞可能である。
つまり、速い人であれば、一度野良マラソンに出れば、その団体の野良マラソンは毎月無料で走れてしまう(笑)

3 直前までエントリー可能

これも大事なポイントであるが、野良マラソンはあくまでポイント練的な位置付けであるため、1ヶ月前とかから予定を立ててそれに向けて練習するとかそういう狙いではなく、その週になって、天候や体調を考慮しつつ、今週末のポイント練はどうしようかなー的なノリで出たいものである。

その点、多くの野良マラソンは、当該週の木曜受付、前日受付など(月例マラソンならそもそもエントリーも不要)、直前までエントリーが可能であり、フレキシブルにエントリーの可否を決めることができる。

4 補給がある

特にハーフ以上のとき、1人で練習する場合には自分で給水を用意する必要があるが、野良マラソンであれば数キロおきに補給があるため、自分で補給をもって走る必要がない。

主な野良マラソン主催団体

ここから先は、私が知る限りの東京都心付近の野良マラソン主催団体を挙げる。

①月例川崎マラソン

月例川崎マラソン (qee.jp)

毎月最終日曜日に開催。
場所は古市場競技場ランニングコース(川崎市幸区古市場・多摩川河川敷)。
距離は10kmまでだが、当日受付で参加可能なので、ふらっと気分で参加可能である。
参加人数は多め。

②よこはま月例マラソン

よこはま月例マラソン - よこはま月例マラソン (jimdofree.com)

毎月第三日曜日に開催。
場所は新横浜駅前公園。

内容は月例川崎マラソンと同様。
こちらも歴史ある月例マラソンなので参加人数が多めであり、野良マラソンの中ではレベルが高い。
ふらっと川内選手とか有名選手が出ることも(笑)

③スポーツウィズ

ホームページ
スポーツウイズ (sportswiz.jp)

各レースURL
TAMAハーフマラソン (sportswiz.jp)
季節の荒川ハーフマラソン (sportswiz.jp)
赤羽トライアル (takashi.daa.jp)
板橋月例チャレンジ(旧高島平月例チャレンジ) (takashi.daa.jp)
ムサコ丸子橋リバーサイドマラソン (takashi.daa.jp)
KITA!SENJU(北千住)マラソン (takashi.daa.jp)
多摩川古市場マラソン (takashi.daa.jp)

荒川、多摩川において、毎月多くの野良マラソンを開催。
内容はどれもほぼ同一で、1km~30kmまで幅広い距離設定がある。
エントリー代は2000円~3000円台で、当該週の木曜までエントリーできるものが多い。

私は多摩川のレースしか出たことがないが、あまりレベルは高くなく&参加人数も多くなく、キロ4分ジャストのペースで上位に入賞でき、次回無料招待券がもらえる。


④スポーツメイト

スポーツメイトラン: SPORTS MATE RUN

赤羽荒川、新横浜鶴見川、府中多摩川、彩湖、北千住荒川、皇居、堀切水辺公園、東大島、松戸江戸川、渡良瀬遊水地など、感等の幅広い範囲で野良マラソンを開催しているのが特徴。

距離は1km~30kmの設定が多い。
エントリー代は2000円~3000円台で、レース前日までエントリーできるものが多い。

スポーツウィズと比べると参加賞が充実しており、また、若干エントリー人数が多い印象。

⑤UP RUN

マラソン大会・ランニングならUP RUN|アップランは東京・神奈川・埼玉・千葉でマラソン大会を毎週開催! (up-run.jp)

スポーツメイトとほぼ同じイメージ。
もしかしたら主催者が被ってるのかもしれない。

こちらも赤羽荒川、新横浜鶴見川、府中多摩川、川崎多摩川、彩湖、北千住荒川、皇居、堀切水辺公園、東大島など、関東の幅広い範囲で野良マラソンを開催している。


⑥エコマラソン

*エコマラソン最新情報(各大会名をクリックするとページに飛びます) - ecomarathon.run

こちらは関東にとどまらず、金沢、関西でも開催している。
関東だと彩湖、二子玉川、戸田で開催しているが、あまり頻度は高くない。
①~⑤で基本何かしらあるので、こちらに出ることはほとんどないかも(私はない)。


(番外編)RDC RUN CLUB

THE CHALLENGE RACE マラソン大会 - (rdc-run.com)

野良マラソンとは少し毛色が違うが紹介する。
こちらは、フルマラソン2時間40分ペース~5時間0分ペースまで全10グループに分けてペーサーが配置されており、かつ1週間前くらいまでエントリー可能なマラソン。

エントリー代は10000円くらいするが、ペーサーが充実しているため、タイムを狙いやすい。
これまでに紹介した野良マラソンよりかはもう少し気合を入れ、自己ベストを出したいときとかに出ると良いと思う。

私は2月か3月に出場し、冬のマラソントレーニングの成果をここで試す予定だ。


おわり

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