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最低ラインを軽快に越える

皆さんこんにちは!
大学3年生の庄野崎(しょうのざき)です。
大学では英語、英語教育を専攻しています。よろしくお願いします!

さて私は、最近の出来事について、皆さんに共有したいと思います。

目次

  1. 中学の先生、久しぶりの講演会

  2. 講演会を終えて…

  3. 最低ラインを軽快に越える!


中学の先生、久しぶりの講演会


私の中学や高校などでは、外部から講師をお招きして講演会が不定期的に設けられていました。皆さんの学校では講演会はありましたか?また、どんな姿勢で講演会に臨んでいましたか?
私の場合、授業や課題、学校行事などに追われる毎日で、正直なところ寝てしまうこともありました。どうしたら先生にばれないように眠ることができるか、試行錯誤しながら眠りについていました(?
しかしながら大学に入ると、そういった講演会に参加する機会は一切なくなります。自分から申し込みをして自分から会場へ足を運ばない限り、そのような機会はないのです。

春休みに実家に帰省していた時、たまたま中学の頃の担任の先生がきっかけで、喜多川泰さんという人気小説家の講演会に足を運ぶことになりました。
せっかく自分から足を運んだ講演会ということで、その日は真剣に耳を傾けてみました。

講演会を終えて…


たくさん共有したいことはあるのですが、1つ印象に残った話をします。
2人の記者についてのお話です。
小説家の喜多川さんは、本を出すとインタビューを受けることが多々あるそうです。インタビューを行うのは記者ですが、もちろん数社の記者から同時期にインタビューを受けることもあります。
ある本を出版したとき、2社から取材の電話を同時期に受け、近い日にそれぞれの予定を入れたそうです。ただ喜多川さんの予定が詰まっていて、どちらの取材も90分しか予定が取れないと約束したそうで。

取材当日…


1回目に会った記者は、喜多川さんと会った瞬間…

先生~!お会いしたかったです!この時間をどれだけ楽しみにしていたか!

と話し、本の内容の詳細についてやその他気になることについてなど、事前に用意してきた質問をキラキラとした目で、90分間マシンガンのように次から次へと投げかけてきたそうです。


一方で、2回目に会った記者が最初にした質問はというと…

この本は、どんな本ですか?

そうして最初の60分間は、本のテーマやあらすじなどについてさんざん質問を受けたそうで、「さすがにこのまま時間が終わってしまうと、この人は記事に本のあらすじを書きかねないぞ…」と思った喜多川さん。60分経ったところで、話題を変えて違う話をしましょうか?と提案をしたそうです。

するとその記者は、
すみません…!先生の本は取材が決まったときから、3週間ずっと読まなきゃ読まなきゃと思ってて…でも時間がなくて今日が来てしまって…!

と、残りの30分間はひたすら記者の仕事がどれだけ忙しいのか、ということについて話し続けたそうで。喜多川さんの思った通り、後日その記者が書いた記事を見てみると本のあらすじが書かれていたそうです。笑

さて、この2人の記者の違いは何でしょうか。
喜多川さんはそれぞれの記者の取材を終えてみて、

「1人目の記者は、記者という仕事を全力で楽しんでいた
2人目の記者は、記者という仕事に対して苦しんでいるように見えた。」

と話しました。
2人が行った仕事はほとんど同じです。
しかしながら、電話で取材の依頼を受けてから取材当日までの3週間、
一方の記者は事前に本に目を通して、質問を用意して3週間を楽しみにしながら生活を送り、一方の記者は本を読まなければ、という義務感を背負いながら3週間を過ごしました。当日の取材も気が進まなかったことでしょう。
この2人の違いは何かというと、

最低ラインを軽快に越えているか
ということなんです。


最低ラインを軽快に越える!

喜多川さんはこの話を通して、いかに最低ラインを軽快に超えることが大事かについて、お話ししてくれました。最低ラインとは仕事や学校など、日常生活における締め切りのことを指します。
やらなきゃ…という気持ちは結果的に義務感に繋がりますが、一方で自分から余裕をもって行動を起こすことは満足感に繋がると言います。
結果的に余裕をもって最低ラインを軽快に越える人が、与えられた環境を生かして人生を楽しんでいるのです。


もう少し分かりやすく、身近な例で例えてみましょう。

例えば水曜日に大学で宿題を出された時、提出期限が日曜日だとします。
皆さんはこの宿題を必ずこなさなければなりません。
あと4日か、週末予定ができるかもしれないからやっとくか
と感じるのか
あと4日もある!まあギリギリでやろう…面倒くさい


と感じるのかは人それぞれだと思います。

ただ喜多川さんは、前者の方が確実に人生を楽しむことができると話しました。なぜなら、前者は自分から行動を起こしていることが満足感に繋がっており、後者は宿題のことを4日間ずっと考えながら過ごし、その上、最終的には義務感から行動することになるからです。

この2例から、与えられた環境に対して自分から行動することで楽しみ、
最低ラインを軽快に越えることの大切さが分かりますよね。
心の中ではなんとなく分かっていても、それをいざ言語化されて説明を受けてみるとすごく納得しました。
講演会は言語化された人生のヒントがたくさんあって、自己を高めてくれる素敵な空間だなと思いました~♪
これからは眠らずに、どんどん講演会に足を運んでいきたいと思います!笑

皆さんも最低ラインを軽快に越えて、与えられた環境を楽しむことができるよう祈っています~


P.S.
この記事を書いた1か月後…

なんと、喜多川さんから


直筆サイン入りの本が届きました✨
来場者の中で抽選が行われ、当選者が本をもらえるシステムで。
会場にはかなりの人数がいて、その中から本をもらえるのは抽選で10名?20名?確かそれくらいでした。
まさか届くとは思っておらず…とても嬉しかったです!
添えられている言葉も素敵ですよね。

喜多川さんは大人になってから本を読み始めたそうです。そこから人生が変わって小説家にまでなっているのですから、年齢は関係なく本を読むことの重要性を証明していますよね!喜多川さんの影響をもろに受けて、それからは本を読むようになりました笑 
影響を受けすぎるのはよくないですが、時には影響を受けて、人生の指針とすることも大切だと思います。

この本は講演会で学んだ教訓と共に、ずっと大切にしていきます。
喜多川先生ありがとうございました~~!


次回はいつも優しく、正確なアドバイスをくれる頼れる先輩、平さんのnoteです!お楽しみに…













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