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私の関わった人ではないもの(お母さんと赤ん坊 )

まず最初に、私には2chでまとめられているような濃い話をすることは出来ません。そこの所はご理解頂けると幸いです。

何故濃い話を書けないかというと、私の文章力云々の関係ではなく、単純に記憶が薄れているからです。綺麗さっぱり霊の類が見えなくなってから少しずつ、どんなものを見てきたのか記憶が薄れています。私の中の恐怖心がそうさせているのか、はたまたそういう力が働いているのかは定かではありません。

ただ、どうしても、非常に怖い思いをした霊についてはずっと記憶に残り続けています。自分の中で落とし所をつけるためにもこのようなnoteにまとめていきます。ですので読みづらい所も多々あるかと思います。説明が欲しいところには気軽に聞いてください。

お母さんと赤ん坊

まずは私が一番最初に見た霊について話をしていきます。この霊を見た時のことは何よりも深く覚えています。恐らく、生きてきて初めて憎悪や悪意というものに直面したからでしょう。何せまだ4歳の時でした。大人からの悪意なんて感じたことの無い純粋無垢なゾウキンでしたから、非常に恐ろしく、トラウマのように心に刻まれているのだと思います。

さて前置きはここまでにして、どのように私がその霊とお会いしたのか詳しく書いていきます。
私(当時4歳の純粋無垢なゾウキン)は、得意のアレルギー性鼻炎からの鼻風邪によって38度前後の熱を出していました。副鼻腔炎になり、頭はボーッとした状態、熱で全身が怠くて仕方がありませんでした。当時大好きだったピンクのキティちゃんのパジャマを着て、冬だったためその上からミッフィーの被る毛布もどきを被せられ、てるてる坊主のような格好で大好きなテレビを見ていたと記憶しています。
しばらくテレビを見ていると父がパソコンゲームを始めたので、てるてる坊主状態でとことこ父の横に向かい、「熱がある私は可哀想だろう可愛がれ」と父にせがみました。父も可哀想に思ったのか、横に座ってパソコンゲームを見ることを許可してくれました。

父のプレイしていたゲームはよくわからないポリゴンの車を走らせる何とも面白くない物で、「面白くない。早く私の大好きなキティちゃんのゲームに戻してくれ。私は病人だぞ。」と父に懇願したところ、難なくOK。私は夜の8時にゲームをすることを許されたのです。それはそれは大興奮でした。

10分ほどプレイしているとこれまで黙っていた母がひょっこり顔を出し「早く寝なさい」と一喝。
余談ですが、うちの母はとんでもなく怖い。ヒステリックとかそういう事ではなくとにかく理詰めで叱ってくる母です。
そんな怖い母の登場には逆らえず、多少膨れながらパソコンを閉じ、目の前にある窓に目を向けると、外に女の人が立っていました。

私がゲームをプレイしていたのはダイニングの机で、私が座っていた場所からはちょうど外が見えるように窓がありました。想像しにくいかもしれませんが、なかなかに特殊な間取りなので私も説明しづらいです。あと言葉にするのが面倒くさい。とにかく私の座っている場所からは外が見える窓が見えました。

その窓に女の人は映っていました。赤ん坊を抱いて。睨みつけるような表情でこちらをじっと見つめていました。戦時中のような格好をした女がじっとこちらを見つめていたのです。

すぐに私は人ではないと気づきました。
外は崖だからです。
それに175cmの父でも頭の先っちょが見える程の高さに窓はあります。
そんな高い位置にある窓に腰から上が全て見えている女が見えたのです。
「私もか」と思ったことを記憶しています。というのも、実は妹には幼い頃から霊感?がありました。しかもそんじゃそこらじゃないレベルのものです。妹についてはまた詳しく書こうと思っておりますのでお楽しみに。
このように妹のおかげで私は霊を見るということに恐ろしさはあまり感じていませんでした。

ただ、私はその女の人の表情がとてもとても怖かった。ぎっとつり上がった目じり、ぎゅっと閉じられた唇。そんな表情の女性は今までに出会ったことがありませんでした。本気で私を憎いようなそんな表情。

その直後は、心配かけまいと両親には見てしまったことを内緒にしていたようです。
妹が霊による体調不良の時に、ぽつりと「どうして私には聞かないの?」と言い出したと聞いています。

これでお母さんと赤ん坊の話はおしまいです。

後日談

見るまでの過程は事細かに書けるのに、その後のことは一切覚えていない。それほど強烈だったのでしょう。

私がその時に見えたのは恐らく偶然である。

その時に遊んでいた画像にあるキティちゃんのゲームが怖くて出来なくなった。

以上


次は私と妹を長い間苦しめてきた「バブちゃん」について書こうかと思います。





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