ここ一年ではまったドラマ

最近、私にとって一番の楽しみは、ドラマを見ること。見た作品数は少ないのだが、2023年は、ドラマにたくさん元気をもらった。現実社会を生きていくため、心にフィクションを敷き詰める。

NHKの朝ドラは、毎日習慣で見ている。『らんまん』はとても楽しかった。最終回はボロボロ泣いた。現在放送中の『ブギウギ』は、今つらい展開で朝見るのが少ししんどいけれど、これから戦争が終わって、明るくなっていくのを心待ちにしている。

夜のドラマでは、『ブラッシュアップライフ』がとても良かった。リアルタイムではなくTVerで一気見して、バカリズムってすごい! と感動した。劇中で次々に登場する懐かしいアイテムや音楽が、当時の自分の感情をリアルに呼び覚まし、子ども時代の夢を見ているような、不思議な感覚だった。

2023年に最もハマったのは、数年前ヒットした韓国ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜 』。それまで韓国ドラマを見たことがなかったのだけど、あらすじと美しい映像に興味を惹かれて見てみたら、1話目で世界観に心を奪われて、夢中で最後まで見た。
設定、音楽、映像、ストーリー展開、人物像、台詞、時折読まれる詩、本当に、何から何まで素晴らしくて、私にとって、宝物のドラマになった。ロングコートをすらりと着こなし淋しげに佇むキム・シンも、硝子細工のように儚げな死神の存在もたまらなく好き。そして何と言っても、ウンタクのキュートさ、いじらしさ、逞しさが大好き。好きなシーンが無数にあって、何度見ても胸がいっぱいになる。

2024年も、素敵なドラマに出会いたい。まず、昨日から『おっさんずラブ リターンズ』が始まって、その幸せを噛み締めている。2018年、『おっさんずラブ』にどっぷりハマって、劇場版まで見に行ったのだ。まさか5年の時を経て、春田と牧に再会できるなんて、夢みたいだ。今回は、どんな展開が待っているのだろう。第1話を見るまでは不安も大きかったけれど、今はとにかく楽しみでしかたない。