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【出版支援】出版業界に関する近況・動向分析

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このマガジンでは、出版業界の近況や出版社様ごとの特色をみていくことで、クリエイター側と出版社側のミスマッチを減らすための情報を配信していきます。
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記事一覧

著者が出版社に求めていることは?

みなさん、こんにちは! 創作支援メディア『作家の味方』の管理人らぴです! 現代の出版スタイルには、大きく分けて「自費出版」と「出版社からの出版(公募)」があると思います。 KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)の登場により、従来よりも自費出版しやすい環境になってきているわけですが、ここで改めて出版社の必要性についても今一度確認しておきたいと思い、Twitterでアンケートを取ってみることにしました。 やはり、自費出版にはないものといえば全国の書店ネットワークを

【完全攻略】出版社徹底調査プロジェクトを始動します!

みなさん、こんばんは。 創作支援メディア『作家の味方』の管理人らぴです。 以前から、著者が出版をする際にパートナーとなってくれるであろう出版社をどう選ぶべきか。作家さんとのミスマッチを、あらかじめ防ぐための工夫ができないかというお話をしてきました。 であれば、出版社について著者さんもいろんな事前情報を入手しておいたほうが良いと思います。 というわけで、今回からは各出版社・レーベルごとの特色やメディアミックスの状況なんかを、いろんな角度から調査していくことにしましょう!

10年後の出版業界の姿とは?(1)

みなさん、こんばんは。 創作支援メディア『作家の味方』の管理人らぴと申します。 さて、当然ですが商業作家さんにとって「出版」は稼業の一つになってくるでしょう。 したがって、生計を立てていくためにも出版業界の行く末について、いくつか仮説を持っておいたほうが良いのではないかと思い、今回は筆を取ることにしてみました。 今回、参考にさせていただいたのは現在洋泉社の社長をされている江澤隆志氏の著書「電子書籍の基本からカラクリまでわかる本」と、特定非営利活動法人HON.jpのサイ

電子図書館の行方はいかに?

みなさん、こんにちは! 創作支援メディア『作家の味方』の管理人らぴと申します! みなさんは図書館の電子化について、どのような考えをお持ちでしょうか。 個人的には、図書館の電子化は作家さんにとって非常にセンシティブな制度改正になってくるのではないかと考えています。 みなさんもご存知の通り、日本には図書館法と呼ばれる法律があります。 図書館法では、著作者の許諾なしに無償で本の貸し出しを行うことができるようになっています。目的は、国民の知る権利を守るためというものです。

10年後の出版業界の姿とは?(2)

みなさん、こんばんは。 創作支援メディア『作家の味方』の管理人らぴと申します。 今回は、前回(以下の記事)で行っていた考察に引き続き「これから先の10年で出版業界に何が起こるのか」ということをお話していければ、嬉しいです。 前回は、電子書籍に焦点をあててお話をしてきました。Amazonと直接契約を結んでいく作家さんが増えていくことで、出版社もそのあり方(主にブランディング力)が問われてくることになるでしょう。 そこで個人的に気になる潮流は二つあります。 一つは、Au