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【生産性向上】よくわかる問題・課題・リスクの違い

私たちがビジネスなどでよく使う「問題」「課題」「リスク」という単語はそれぞれ違う意味を持っていますが、よく混同して使っている人をみかけます。

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

この記事では、ビジネスでよく使われる「問題」「課題」「リスク」という単語はそれぞれ意味があり、違う言葉であるということを共有します。

問題とは

問題は、あるべき姿(目標)と現状に差異がある状況のことで、目標と現状のギャップが問題にあたります。

たとえば、ある部署の売り上げ目標が月間3000万円出会った場合に、今月の売り上げが2500万円だったとしたら、目標と現状の売り上げの差異である500万円が足りないということが「問題」になります。

問題があるということはあるべき姿(目標)ではない今の状況が望ましくないということを示します。

つまり、あるべき姿になるために、問題の解決や現状の改善といった対処が必要な事象ということになります。

課題とは

課題は、今起きている問題(あるべき姿との差異)の解決や現状の改善といったマイナスの事象を解消するためにやるべきことになります。

たとえば、今月の売り上げが目標に500万円足りないという問題を解決するための課題は売り上げを増やすために既存顧客への電話営業を強化(数や回数を増やす)といったことが考えられます。

問題などのマイナス事象を解決する方法はいろいろ考えられますので、一つの問題に対しても複数の課題が上がる場合があります。

課題は問題よりもより具体的な行動になっていますが、さらに詳細なアクションプランに落として実行していく必要があります。

リスクとは

問題や課題は実際に今起きていることであるのに対し、リスクはになります。

たとえば、今月の売り上げ目標を達成できないリスクとしては、部内のトップセールス社員が他社に優良顧客とともに転職する、などというものが考えられます。

この事象はまだ起きてはいないことですが、もし起きてしまったら、今月の売り上げ目標の実現は非常に困難になってしまいます。

目標の達成のためには、リスクへの対処も必要です。
しかし、すべてのリスクに対処することは現実できてはないので、リスクを洗い出して、対処するリスクを選択して、リスクに適切に対処することが必要です。

まとめ

問題・課題・リスクの違いをまとめると以下の表のようになります。

問題・課題・リスクの違い

これらの違いを正確に理解して、間違った使い方をしないようにしましょう。

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以上、Boschでした。

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