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パートナーのためでもなく、誰かのためでもなく、自分のために性を磨く


こんな方のために書いています

妊娠出産による身体の変化を感じている方、それをリカバリーしたい方
誰にも言えない性のお悩みがある方​


『ヌード写真を撮ればよかった』

16歳で網膜剥離をして入院をした

大部屋の同室者は40〜60代の女性だった。眼科で10代が入院するのは珍しく、皆さんに可愛がってもらえた

入院期間は短かったが、人生の先輩方から聴くお話はどれも為になり、いつも楽しくお話をさせていただいた

その中で印象的だった言葉がある
『あなたくらいの歳の時に、自分のヌード写真でも撮ればよかったなぁ、なんて今となっては思うのよ』

温泉が苦手な私からすると(詳しくはこちらのnoteで)


ええええ?!?!と驚くような言葉ではあったが、冗談にも聞こえなかった。反応に困っているうちに、話題は変わってしまった

今までの自分との別れ

産科で働いていると、妊婦さんと2人きりになった時、こっそりと相談されることがある

『尿漏れって治りますか?』
『痔って治りますか?』
『このお腹の線って消えますか?』

産後しばらく経った方からも、こっそりと聞かれることもある
『胸って元に戻りますか?』
『性生活をするのに抵抗があります』
『やっぱり緩むんですか?』
『骨盤ってまた締まりますか?』

女性は、自分自身の身体を大きく変え、今までの自分の身体とはさよならをして
妊娠・出産をする

命を産むという神様のような仕事をしているのだから、大きな変化があるのも仕方ないのかもしれない

でも、妊娠出産をして失うものもあまりにも大きいように感じる

『女性性』コンプレックス

妊娠、出産を経て起きる変化をあげてみる

抜け毛、ホルモンバランスによるメンタルの不調、バストの下垂、バストの形の変化、骨盤の開き、腰回りの脂肪、妊娠線、静脈瘤、尿漏れ、膣の緩み、痔 その他諸々

つまり、全身ガラリと変わってしまう

もちろん、わたしも。

産後の自分の体は、まるで別物のようだった

シャワーの度に排水溝に溜まる髪の毛
子供は産まれたはずなのに弛んだお腹
授乳後に随分と形を変えたバスト

あれ?こんなこと聞いてなかったぞ?
と落胆したと同時に、入院の時に人生の先輩が仰っていたことを思い出した

なるほど、たしかに写真を撮っておけばよかったかもしれない。きっと昔の体には二度と戻らないということなんだろう、と妙に納得したことを覚えている

もちろん、あの女性が伝えてくださった真意は分からないけれど、きっと失いたくない何かがあったのだろうと思った

産後の変化を受けて、傷ついている女性、
コンプレックスを感じている女性はとても多い

私もその1人だと思う
写真こそ撮っていないけれど、昔の自分の身体を懐かしむこともあるし、若い子の身体を見て『いいねぇ』と思うこともある

もちろん、今の体の方が好きなところもある。大切な子どもを2人産ませてくれた、愛おしい体だ。

尿トラブルに悩む女性は約◯%

尿トラブルに悩む女性がどれくらいるだろう。

なんと実に70%の女性が尿漏れなどの尿トラブルに悩まされているとのこと。そのうち、20代から悩んでいる人は20%もいるそうだ。

でも、そんなこと、堂々と言える人は少ないと思う。10人いたら7人が悩んでいることなのに、ここまで話題に上がらないのは何故だろうಠ_ಠ⁇

『逃げるは恥だが役に立つ』の新春スペシャルのドラマを見た後、友達の中でも『尿漏れ』を扱っていたことが話題に上がった。新垣結衣さんにあんなセリフを言わせるなんて!と言う友人もいた。

でももちろんみんな、自分がどうとは言わない。尿漏れパッドのCMが流れ、商品もあるのだから、きっとみんなが悩んでいることなのだと思う。

ただし、生理のことは話題になっても、尿漏れの話は話題にはならない。

私、骨盤底筋群弱ってます!と言うのはとても勇気がいる。なんだかそれって、『女性の大切な性の部分が弱ってます!』と宣言しているような気がするからかもしれない。

『結婚もして、子供もいるのに、何を頑張っているの?』

産後に、身体のリカバリーに勤しんでいるわたしを見て、蔑まれるようにそんなことを言われたことがある

女性の性を少しでも回復しようとしているのは、夫や他の男性に魅力的に見られたいために頑張っているわけではない

誰のためでもなく、自分のために、頑張っているのだ。少しでも『女性らしさ』を取り戻したい。自分の性に自信を持ちたい。

それの何が悪いのだろう?

自分のために『性』を磨く

ペリネケアとか膣ケアとかいうと、『性的なもの』と捉えることが多いように思う

膣をトレーニングするグッズもあるけれど、それを買おうとするとアダルトグッズのオンラインショップに繋がることも多い

そこに書かれている言葉も、男性のために鍛えましょうのように書かれていることもある

私たち女性は、男性のためだけに大切な場所のケアしたいわけではないと思う。自分のために、女性というプライドを守るためにも、ケアをしたいのだ

だからこそ、一人一人に合わせたケアができたらいいなと思っている。女性が自分の『性』と仲良く手を繋ぐための商品なんかも取り扱えるようになると嬉しい。

妊婦さんや産後のママたちが2人きりになった時にこっそりと教えてくれた悩みや相談を打ち明けてくれたように

人目を気にせず、ゆっくりと自分らしく女性らしさを育める場所。月宿がそんな場所になりますように🌕

追加

大切なことを伝え忘れていた

『尿漏れって治りますか?』→治ります
『痔って治りますか?』→治ることが多いです
『このお腹の線って消えますか?』→中心線であれば消えます。妊娠線は薄くはなります
『胸って元に戻りますか?』→完全に元には戻りませんが新しい魅力のあるバストにはなります
『性生活をするのに抵抗があります』→よければ理由を聴かせてください
『やっぱり緩むんですか?』→一時的に弛みますがリカバリーはできます
『骨盤ってまた締まりますか?』→締まります

女性らしい身体はリカバリーするYOGAやトレーニングをお伝えすることもしていきたいです🌕

ただ、性格上不特定多数の方にYouTubeやInstagramなどの動画で伝えるのは苦手なので、個別にオンラインがメインになると思います



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読んでくれた方、ありがとうございました💐

前回に引き続き、わたしがしたいケアをさせていただきたいと思ったきっかけや、それに対する思いをお話しさせていただきました

性のお話をするのってとても勇気がいると思います

だからこそ、このnoteという場所で、わたしがどんな人かを知ってもらえれば良いなと思っています

🌕月宿🌕

女性が自分の『性』と手を繋ぎ、自分らしく『生』を歩むためのオンラインリトリートサロン

2023/3にオープン予定です

ぜひお立ち寄りください💐

noteで取り扱ってほしいテーマなどもいただけると、励みになります🌕💐







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