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soratobiwo - 青春の輝き

2021年1月16日のワンマンでリリースされた2ndフルアルバム。

(タワレコの購入特典では全曲アコースティックアレンジの特典CDが配布されました。

なんと10曲入のアルバムに10曲の特典!※これは今は手に入らないと思います。)

これで2000円!凄い!名曲揃い!お買い得!

1.youth

「青春が終わらずに鳴り響く真夜中に

銀盤を回したらこのままどこまでも行けそうだ」

青春を歌い続けるsoratobiwoが、「青春の輝き」というタイトルのアルバムの1曲目としてこれ以上なく相応しい曲。

銀盤という言葉を使うのも素敵です。

学生のあの頃、ワクワクしながらプレイヤーにCDをセットして…と言うのが脳裏に浮かびます。

多分それはCD以外に音源を聴く方法がたくさんある今でも変わらない感覚だと思います。

2.スタンドバイミーpart.2

この曲は1987年の映画、スタンドバイミーにもし続きがあったら…という想像をもとに書かれた曲。

仲が良かった友人達と共に冒険した日々。

それから時が経ちそれぞれが別々の道へ…。

自分達の青春や人生を映画になぞらえて想いを馳せる曲です。

もし今疎遠だとしてもあの時の経験は色褪せない。

それぞれの青春、人生、想いは今なお続いていくと感じさせてくれます。

3.ウォーアイニー

密かにこういう曲を待ってました…!!

シャンハイミーに次ぐチャイナチックなsoratobiwo。

イントロのシンセサイザーが独特な雰囲気を作り出してます。

軽快なベースも心地良さを加速させます。

「恋は夕焼け 畳の味」

「熟した柘榴みたいなしおらしさで」

「君とオールナイトロングで折り紙しよう」

大まかには恋物語だとわかりますが、肝心なところがぼかされてるような。

だけどそこに想像の余地があって面白いです。

詩的でこの楽曲の1番の美しいと感じた部分。

MVは今までsoratobiwoと少なからず交わってきたミュージシャンや音楽関係者がたくさん出演。

楽曲とともに2021年をスタートするに相応しいMVだと感じました。

4.弱虫のマイウェイ

イントロはりょさんのシンセとOGさんのギターがそれぞれに交錯する綺麗なメロディ。

Aメロのコーラスが綺麗で劣等感も強さに変えることが出来る美しさを感じます。

劣等感のせいで万引きや暴力に走ってしまいそうになる…けど、それすらする勇気が持てない。

そんな中きっと最後には何か大切な存在に気づけたはず。

この曲で好きな部分は間奏のドラムの迫力と爽快感。

ライブでは特に熱いシーンだと思います。

5.メタモルフォーゼ

ウォーアイニーとはまた違った、このアルバムの中でも異色な曲だと思います。

メタモルフォーゼとは「変化、変身、変態」などの意味。

歌詞は難解で意味深。

空や海は途方もないほど広大で幻想的で不確かで、その中にいるひとりの女の子だけははっきりとしている。

この曲は聴き手によって色んな風に見えると思います。

エフェクターやシンセの海の中に揺らぐような不思議な感覚の曲です。

6.憧れ

冒頭の「ドクンドクン」という鼓動とともに疾走感をもってメロディが走り出します。

好きな人、尊敬してる人の存在はいつだって特別で、その人のことを想うと自分が想像してたよりも一歩、二歩も先へ飛び出せるような曲。

歌詞にもありますが恋とは違う、好きという感情は一言では語れない。メロディに勢いは感じながらも歌詞は繊細な表現の曲です。

7.君は天使

このアルバムの中でも特にストレートで、vo.森本さんのロマンチストな部分が表現されてる曲。

好きという特別な気持ちが魔法や天使、星という言葉で景色がファンタジックに彩られています。

特にラスサビの転調は気持ちがどんどん盛り上がってく様子が伝わってきて、自分もこの曲の主人公みたいな気持ちになります。

8.ボーイズアンドガールズ

この曲の中で一番好きな歌詞がサビの

「永遠なんて本当はないとかそんな簡単に言うなよ」

現実なんて本当はとっくに気づいてるんだけど、きっとそれだけじゃないから自分達の知らないもっともっと先の世界へ行けるはず。

夢を追うのは楽しいけど、障害や挫折もあります。

それでも平坦じゃないこの道を進むのがsoratobiwo。

この曲に色んな感情が詰まってます。

9.I know Ineed to be in love ~青春の輝き~

原曲はカーペンターズ。

森本流和訳…と思いきや、それを越えるリメイクに感じました。

だけど原曲の切ない雰囲気は壊さず、希望のエッセンスが少し足されたような、森本さんの視点で描く「気づきやきっかけ、本当は側にあった大切なもの」だと思いました。

単体で楽しむのも良いですし、聴き比べても新たな発見があります。

10.ひかり

他の曲は純粋に夢や希望、悩み挫折、を書いた曲が多い中、この曲はその先にあるようなちょっと大人の曲だと思いました。

楽しいことも辛いことも色んな経験をして、だからこそ挫けてもまたもう一度進むことが出来る。

きっとその時には仲間や経験とともにさらに大きな場所へ進むことが出来ると感じさせてくれます。

11.最後に

一言に青春と言ってもそれは人それぞれ、学生生活に限ったことではないし、遠い憧れのようで実は身近だったり、同じものを見ても何かのきっかけで輝いて見えたり…そんな青春を色んな方向から見た1枚。

そしてこのアルバムはvo.森本さんいわくsoratobiwo高校生編。

(前作スタンドバイミーが中学生編)

中学生の頃よりももっと複雑で、将来への不安や劣等感、無数の可能性…前作と比べてテクニックや心境の変化を楽しむのも面白いです。

次回は大学生編?社会人編?

それとも全く新しいコンセプトでしょうか…。

今なお青春真っ只中なsoratobiwoの次回作はいかに!?

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