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バンド論

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愛するバンドについて語ります。 音楽遍歴を遡り、ビジュアル系〜メロコア・パンク〜ロック〜ヒップホップ〜ももクロとかそんな感じになると思います。
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記事一覧

#639 バンド論116|BEAT CRUSADERS

本日は「ビークル」ことBEAT CRUSADERS(ビート・クルセイダーズ)について紹介しましょう。 ちなみにCRUSADERSとはスペイン語で「十字架をつけた集団」という意味を持つ言葉で、かつて日本で活動していたフォーク・クルセイダーズという人たちのバンド版ということで名づけられたバンドです。 BEAT CRUSADERS(ビークル)とは?とにかく特筆すべきは「お面」でしょう。 この素顔を隠すというグルーヴはMAN WITH A MISSIONの狼に引き継がれましたが、元

#629 バンド論115|Garlic Boys

ここ最近のバンド論は所謂「青春パンク」とカテゴライズされることが多い、2000年代前半にブレイクしたアーティストについて紹介してましたが、本日紹介するのはそんなバンド達が絶対に憧れたパンクロック界の大御所、偉大なるパイセンであるGarlic Boys(ガーリックボーイズ)を紹介します。 Garlic Boysとは大阪にて結成されたバンドで、結成は何と1985年!笑 もうすぐ40周年を迎えるスーパー老舗バンドなんですね。 VocalのPETAさんは唯一のオリジナルメンバーであ

#619 バンド論114|175R(イナゴライダー)

前回の銀杏BOYZ編で、「175Rは10曲も知らないので書けない」と言いましたが、前言を撤回して紹介したいと思います。 ハイスタが作ったカルチャーをモンパチが広めて、175Rがそのシーンを更にメジャーにしたと個人的には思ってますし、青春パンクからヒットチャートにドロップキックする、1つの時代を作ったと言えるでしょう。 175Rとは?1998年に北九州で結成されたバンドで、最初は英語+スカコアというよくある感じだったんですが、早々に日本語歌詞を入れて、グッと人気が出た印象が

#608 バンド論113|銀杏BOYZ

以前に青春パンク編でオムニバスで紹介しましたが、本日は銀杏BOYZを紹介しましょう。 我々の世代にとってGOING STEADY(ゴイステ)はかなり人気のカリスマバンドだったので、ゴイステの解散はセンセーショナルでした。 そんなゴイステ解散直後、結成されたのが銀杏BOYZですね。 銀杏BOYZとは?元々はゴイステを解散した峯田のソロプロジェクトとして始まったんですが、結果ゴイステのベースの安孫子と村井が加入したことで、3/4がゴイステメンバーという感じでスタート。 デビ

#603 バンド論112|SHAKALABBITS(シャカラビッツ)

バンド論、前回の10-FEETに続いて、同時期にインディーシーンを盛り上げたバンド・SHAKALABBITS(シャカラビッツ)通称シャカラビを紹介したいと思います。 以前にも紹介しましたが、僕がシャカラビを知ったのは「優香のミュージックプレミアム」という番組でした。 SHAKALABBITS(シャカラビッツ)とは?音楽の専門学校で結成されたバンドとのことで、その学校案内資料で「シャカラビを輩出した~」みたいな紹介をされていた記憶がありますが、出世頭として華々しくデビューし

#596 バンド論111|10-FEET

前回の鴨川でも予言した通り、同じ京都出身のバンド「10-FEET」について語りましょう(以前に軽くコチラで紹介してますが) 気付けば10-FEETも全国区ですね。 10-FEETとは?1997年に京都で結成されたスリーピースバンドです。 郷土愛が強く、地元を離れて上京していた時期もあったようですが、早々に引き上げてずっと京都で活動を続けており、「京都大作戦」というイベントはもう自治体を巻き込むビッグ・ムーブメントを呼び起こすイベントに昇華しました。 活動としてはAIR J

#588 バンド論110|鴨川

今回紹介するのは大学時代に知ったアーティストです。 以前に「思い出の青春パンク」の回でダイジェストで紹介しているのですが、鴨川という知る人ぞ知るバンドを紹介しましょう。 鴨川とは?京都で鴨川と言ったら、京都市ど真ん中を流れる一般河川であり、京都を代表するデートスポットとしてお馴染みの聖地です。 僕は大学時代滋賀に住んでいましたが、服を買ったりコンパしたり飲みに行くのは大抵京都だったので、よく木屋町とか河原町とかで遊んでおり、大抵鴨川を通るのですが、いつもカップルが等間隔で

#579 バンド論109|河村 隆一

今回はLUNA SEAのフロントマン、RYUICHI改め河村隆一について語ります。 僕が中2だった1997年、河村隆一ブームは凄かったんです。 河村隆一ソロデビューLUNA SEAが1996年、STYLEをリリースした後に、「レベルアップする為の1年間の活動停止」を発表しました。 そして各自がソロ活動を行い、1998年に再始動してSHINEをリリースするんですが、最強のバンドが、1年間武者修行して、再度集う・・・ そのリアルタイムを生きていた我々はこの展開に興奮したものでし

#569 バンド論108|電気グルーヴ

前回紹介したオザケンと僕の中でカテゴリーが近い、日本のテクノミュージックの雄・電グルこと電気グルーヴを紹介しましょう。 ちなみに間違われがちですが、グループ(Group)ではなく、グルーヴ(Groove)ですね。 電気グルーヴとは?結成は1989年と歴史のある方々です。 元々「人生」というアンダーグラウンド界で有名だったバンドの中心人物だった石野卓球とピエール瀧を中心に結成されたバンドであり、wikiではこう紹介されています。 僕らの世代が存在を知ったのは97年にリリース

#561 バンド論107|小沢 健二

本日はオザケンこと「小沢健二」について紹介しましょう。 この人は生まれ持った勝ち組ですね。 小沢健二(オザケン)とは?叔父は世界的な指揮者の小澤征爾(R.I.P.)、父はドイツ文学者で、母は心理学者。幼い時からドイツで生活し、東京大学に入学し、在学中にフリッパーズ・ギターでデビューし、その後はソロとして大活躍という。 とにかく二物、三物、四物くらい与えられた神の子です。 ちょうど僕がJ-POPに興味を持った時、既にオザケンはデビューしており、TOPスターでしたね。 既にT

#554 バンド論106|氣志團

氣志團の登場はかなりセンセーショナルでした。 確か高3の秋くらいですかね?当時のインディーズシーンに熱かった雑誌「STREET ROCK FILE」という雑誌の第1号が、当時僕が好きだったゴイステが表紙だったので購入したんですけど、そこにコンピレーションCDがついてたんです。 そのCDでガガガSPを知ったんですが、そのCDには氣志團のONE NIGHT CARNIVALが確かワンコーラスのみ収録されており、そこで存在を知った記憶があります。 「ついにこんなバンドが出てきたか!

#544 バンド論105|シャ乱Q

本日はシャ乱Qで行きましょう。 僕等の世代はみんな、シャ乱Qは必ず通ってます。 シャ乱Qとは?僕等の世代が一番音楽に興味を持つ小学5年生だった1994年、シャ乱Qはちょっとエッチな桂正和先生の代表作「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」の主題歌「シングルベッド」がスマッシュヒットし、そしてその翌年の「ズルい女」で大ブレイク。 僕はミスチルでJ-POPにのめり込んでいったクチでしたが、シャ乱Qを起点に音楽に目覚めていくキッズも非常に多かった。 そして、のちにヤ

#539 バンド論104|尾崎 豊

本日は日本を代表するシンガーソングライター、尾崎豊を紹介しましょう。 尾崎豊とは?1983年、高校在学中にシングル「15の夜」、アルバム「十七歳の地図」でデビューし、同世代の若者たちからカリスマ的支持を得て、尾崎は社会現象にもなりました。 しかしその後、20歳を迎えた尾崎は方向性を見失い、苦悩し、覚醒剤に手を出し、自殺未遂なども行い… そして26歳の春に覚醒剤の過剰摂取による肺水腫により他界、あまりにも早い死、早い別れとなりました。 しかしながら亡くなっても、その影響力は

#533 バンド論103|ORANGE RANGE

ORANGE RANGE(オレンジレンジ)は大学時代に鬼のように流行ってましたね。 アンチが多いバンドでしたけど、僕はわりと好意的に見ていました。 むしろちょっと好きでしたね。 ORANGE RANGEとは?今回調べて初めて知ったんですけど、メンバーはRYO(イケメンボーカル)以外は全員僕と同い年の1983年生まれと知って親近感がグッと上がりました。 そんなORANGE RANGEは沖縄出身の6人組ミクスチャーロックバンドであり、そのカジュアルさ、ポップさで人気を博し、日