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TV論

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TV番組について語ります。
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記事一覧

#646 TV論33|高校教師(2003)

本日は久々に野島ドラマを紹介します。 1993年に一世を風靡したドラマ「高校教師」の続編であり、高校教師(2003)などと呼ばれておりますが、両方の作品に共通して出演するのは京本政樹だけで、ストーリーの繋がりとかもほとんどなく、タイトルが同じだけで全くの別物ですね。 高校教師(2003)とは前作の1993年ver同様、予期せぬ形で女子高の高校教師となった先生と、その学校に通う女性と禁断の恋を描くという全体のプロットは一緒です。 前作の論文を教授に奪われる生物学者の教師と、

#626 TV論32|3年B組金八先生 第6シリーズ

それでは今回のTV論は過去に2回紹介した「3年B組金八先生」の第6シリーズについて紹介したいと思います。 初めて見たのは第4シリーズ。 1995-1996年シーズンだったので僕は小学6年生でありましたが、小学生からしてみると中学生は大人過ぎたので、あまりリアリティを感じられなかったような記憶があったり、無かったりです。 第5シリーズは1999-2000年だったので、高1と世代的に「1個上」だったんですが、やはり中学3年生と高校1年生でもちょっと差があるんですよね。なので等

#602 TV論31|TONIGHT2(トゥナイト2)

今年に入って放送されているドラマ「不適切にもほどがある」が注目されていますが、その中で阿部サダヲが「昭和に戻ってトゥナイト見たーい」と漏らしていることなので、今再注目を浴びている番組・・・ TONIGHT2(トゥナイト2)について本日は語ります。 あれだけ熱中して見ていたのに、ほとんど内容は覚えていないという笑 TONIGHT2(トゥナイト2)とは?TONIGHT2(トゥナイト2)は1994年4月4日から2002年3月29日(3月28日深夜)まで、テレビ朝日系列局で放送さ

#583 TV論30|ストロベリー・オンザ・ショートケーキ

野島ドラマでちょっと忘れていましたが・・・これもありました。 ストロベリー・オンザ・ショートケーキ、英語で書くとStrawberry On the Shortcake、略してS.O.S.を本日は紹介しましょう。 ストロベリー・オンザ・ショートケーキ(S.O.S.)とは?2001年1~3月に放送されていたドラマです。 僕はこの頃高校2年生という多感な時期で、そんな時期にこのドラマを見ていた記憶があります。 ですが、野島ドラマとして見ていたというよりかは、青春ラブコメとして見て

#567 TV論29|優香のミュージックプレミアム

この番組は何故か、このインターネット時代にも関わらずネットにもほぼ痕跡が残っておらず…情報がかなり少ないのですが、大好きな番組でした。 そんな優香のミュージックプレミアム(Music Premium)について本日は紹介しましょう。 優香のミュージックプレミアムとは?毎回優香がゲストを1組呼んで色々な会話をしたり、ライブ映像を流したり、お薦めのCDを紹介して貰ったり、ランキングが有ったりという感じで、HEY!HEY!HEY!とかMステとかCDTVにも近い内容なんですが、対象と

#542 TV論28|ミュージックステーション

まずはこの曲を聞きましょう! ミュージックステーションとは?今でも続く、日本を代表する音楽番組ですね。 始まったのは1986年、僕が3歳の頃からなので37年間続いているモンスター歌番組です。 意外と知られていないのですが、始まった当初のMCは関口宏。タモリは2代目MCなんです。 そしてアシスタントは色々変わりましたが、僕等の世代は圧倒的に下平さやかですね。 とにかく、金曜8時はMステでした。今は時間変わったようですが… ミュージックステーションの魅力僕が一番ピークで見てい

#521 TV論27|3年B組金八先生 第5シリーズ

以前に紹介しました3年B組金八先生 第4シリーズが思いの外、本noteで多くのPV数を稼いでいるので、そのビッグウェーブに便乗し、個人的にも一番思い入れのある第5シリーズを紹介いたします。 金八先生 第5シリーズとは?放送は1999年10月~2000年3月で、前作の第4部が1995年だったので4年振りの放送となりました。 僕はその間に小6から高1となってしまい…中学時代を通り過ぎてしまったので、中学時代に金八先生の授業を体験はできなかったんですが、高1だったので比較的近い

#508 TV論26|紅白歌合戦2023

新年あけましておめでとうございます。 年始早々とんでもないニュースが入ってきており、石川・能登地方の皆様の安全を願う限りですが… 今年…じゃなくて去年の年末大みそかは、例年には珍しく紅白を結構真剣に見たので、その手記を語ります。 紅白歌合戦とは?言うまでもなく日本を代表する歌番組で、かつては「紅白に出場する」という事が最大のステータスであり、その紅白出場履歴だけで一生食っていける位のバリューがある、アーティストならだれもが目指す登竜門でした。 私が音楽を認識した時は、紅白

#506 TV論25|M-1グランプリ 2023

今年のM-1グランプリも面白かったですね! 敗者復活戦午後は子供を連れて遊びに行っていたんですが、12:00位に家を出て、遠めの公園に14:00に着き、1時間位遊んで、15:00くらいに車に乗り込んで、車のTVで敗者復活戦を見るという完璧なタイムマネジメントで敗者復活戦を見ました笑 そして今回からルールが変わり、ほぼ人気投票での勝ち上がりとしか感じられなかったここ最近の敗者復活枠ルールが改められたのは良かったんですが、ただどう考えても後半有利なルールでしたよね笑 Aブロ

#487 TV論24|101回目のプロポーズ

本日は前回紹介した「この世の果て」に引き続き、更に時間を戻して90年代を代表するトレンディドラマ・101回目のプロポーズについて語りましょう(本作も鬼才・野島伸司先生の脚本です) 101回目のプロポーズ あらすじ主人公の星野達郎(武田鉄矢)は中堅建設会社で働く万年係長で、動機や後輩に出世で先を越されまくりマクリスティーな感じのうだつのあがらない中年です。 で、更に女性にモテず、これまで99回連続でお見合いでフラれているという、追手内洋一くんもビックリする運の悪さでした、が!

#466 TV論23|この世の果て

前回リップスティックを書いて、僕が小中高時代に影響を受けた野島ドラマを振り返り終わったと思いましたが、まだありました。 過去に遡ると、まだ3作くらいありましたので、紹介しましょう。 本日紹介するのは、暗いと言われている野島ドラマの中で、更にブッチギリで暗く、地獄のようなドラマなんですが・・・ とにかく見た人の心に深く印象付ける、そんな名作です。映画で言うとダンサー・イン・ザ・ダークの世界観に近いかもですね。 時期で言うと「ひとつ屋根の下で」と「人間・失格~たとえば 僕が死

#453 TV論22|LIPSTICK-リップスティック-

本日は1999年に放送されていたリップスティックを紹介しましょう。 僕が野島伸司のドラマで見た最後の作品かも知れません(と、全部書き終えてから思い出しましたが、2003年の高校教師がありました) 現在はFODでも配信しているようですね。 LIPSTICK -リップスティック- あらすじ本作は鑑別所での話となります。 ちなみに鑑別所と少年院はよく混合されがちですが、罪を犯した少年少女が一時身元預かりになるのが鑑別所で、そこで審判を行い、罪が重い少女が少年院に行くことになります

#438 TV論21|世紀末の詩

これまで野島伸司ドラマを多く紹介させていただきましたが、この世紀末の詩が下手したら一番好きかもしれません。 僕が中3だった1998年の10~12月に放送していたドラマでして、野島伸司のドラマでは聖者の行進ぶりの割と短いスパンで、テンション上がった記憶があります。 そんな本作はこれまでの野島ドラマとは毛色が違い、毎回1話完結のオムニバス形式のドラマとなっておりました。 そして、全話におけるテーマは"愛"であり、色々な形の愛が紹介されたのですが、毎回バッドエンドで終わり、とて

#423 TV論20|真夏のシンデレラ

一昨日、VIVANTというドラマに関して熱く紹介させていただきました。 恐らく後世に語り継がれる名作となるでしょう。 そんなコンクールですが、VIVANT以外にも私はチェックしていたドラマがありました。こちらでも触れている通り、この真夏のシンデレラというドラマも不覚にも毎週見てしまいましたね。 真夏のシンデレラとは?フジテレビで月曜9時、通称「月9(げっく)」に放映されるドラマです。 男女7人夏物語ならぬ、男女8人夏物語というか、厳密にはおぐねえの元旦那と、ケントくんの同