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#625 人事論12|新入社員への人事サポート

そんな感じで4月に入り、入社式などのイベントを経て、新入社員も入社した会社が多いのではないでしょうか?
初々しくて良いですね!

新社会人の皆さん、これから40年弱の勤労という修羅の道がほとんどの方は続くと思いますが、是非頑張って欲しい!
仕事は辛いものですが、いつか楽しくなる時期が来るはず?です!

https://www.r-agent.com/business/knowhow/article/15520/


そんな感じで、これまで堕落した生活を送っている学生くん達(実体験にも続く筆者の所感)が、社会の荒波に揉まれて、まずは「社会人酔い」をしてしまうので、人事担当はそうした新入社員たちにケアをしてあげる必要があるんですね。
てなわけで本日は人事担当が行うべく、新卒社員(新社会人)へのケア方法を考えてみましょう。


人事担当が行うべき新卒社員へのケア

1. 会社に馴染んでるかのチェック

まずはこれですね。
同期が複数人いる会社でイメージして語りますが、社会人になりたての学生たちはみんな「意識高い系」になります。というか、ならないとダメです。
自分を殺し、自分を偽り、社会の歯車になる宣言をしなければならず、その為には「会社に馴染んでまっせ!」という己の順応力をアピールする必要があります。

この辺は得てして、大学時代にインターン経験とかバイトとか社会のかかわりが多く、年上の社会人とのコミュニケーションに慣れている人々、いわゆる「陽キャ」の人達が得意な傾向がありますが、陰の者はまずここがキツいんです笑
僕も上司のノリがしんどくて、やっぱ同期(しかも評判が悪い)メンバーでやはり集まってしまって、そこにいるチームは絶対評価されないんです笑

なので、そうしたスタートダッシュを切れている社員と、スタートダッシュを切れていなそうな社員を人事担当はしっかり分類しましょう。


2.焦りすぎていないかチェック

学生とは違い、社会人は入社時点で同じスタートラインじゃなかったりもしますので、そうした環境の違いだったり、経験する業務の進捗度などで焦ったりしてしまいます。
また、同世代だけでは無く「先輩」「上司」というこれまでの世界では「部活」「バイト」などを望まなければ、そこまで一緒に絡まなくても良かった存在とも一緒に働かなければなりません
なので、先輩や上司に気に入られる社員と、気に入られない社員は絶対分かれてしまうので・・・ここで焦りを感じてしまう後者新卒社員も多いです。
(そしてそれは後に「年下の上司」「後輩に抜かれる」などの現象にも繋がるのですが、それは別の機会に)

なので「焦るな」という事を人事担当は言ってあげる必要がありますし、願わくば事前に気づいてあげたいところですね。


3.仕事の流れについて来れているかチェック

この辺は事業部の中で無ければなかなか見えにくいのですが、しっかりと仕事についていけてるかもチェックしたい所です。

新卒社員本人から何気なく聞ければよいですが、上司や先輩など、一緒に仕事をする人たちに聞くのが確実です(本人からの申告だと都合の良い解釈をするかもしれないので)


4.同期と上手くやっているかチェック

ここもチェックしておきたいですね。
同期も多く集まれば派閥ができているし、うまく同期と馴染めない子も出てきてもおかしくありません。そういう人には人事担当から手を差し伸べてあげましょう。

一方、「同期が子供過ぎて…」とか、一緒につるもうと思ったらつるめるけど先輩や上司とつるみたくなる人もいると思いますが、それはそれでいいとしても、やはり同期とは仲良くしておいた方が絶対良いので、人事担当はそういう距離感を把握しておきましょう。


5.辞めなそうかチェック

そして複合して大事なのはここです。
それでも新卒社員が辞めてしまうのは避けられない事だったりもしますし、そのXデーはいきなり来たりもするので、未然に防ぐのは難しいんです。
故に、定期的にヒアリングを行い、そのような急な退職を防ぐためのアクションは行っておくべきですね。


まとめ

そんな感じですが、ものすごくイケてる新卒もいれば、ものすごく仕事ができない新卒もいるのが社会です。それでもどちらも別々の悩みや苦悩を抱えたりしますので、画一的な対応では無く、どちらにも寄り添ったサポートが必要ですね。

新卒1年目の社員が、「会社とはこういうものである」という基準を学ぶのが新卒1社目の企業なので、ひよこが動いたものを親とみなすというインプリンティング(刷り込み)を人事担当が行い、導くことが大事ですね。


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