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#519 蹴球論49|2023年 全国高校サッカー選手権

予定を変更して、本日閉幕した全国高校サッカー選手権について語りましょう。
優勝した青森山田高校の皆さん、おめでとうございます!
ここ10年で4回目の優勝で、ちなみに準優勝2回、ベスト4が1回と、もう「高校サッカー=青森山田」と言っても過言では無いでしょう。

やはりオフサイドは大好きでしたし、過去に第74回大会(1995)第80回大会(2001)の2回も紹介しているので、選手権は盛り上がりますね!


第102回 全国高校サッカー選手権 概要

イメージキャラクターはジャガー浅野だったようです。
前々回の松木玖生、前回の福田師王ほどの圧倒的プレイヤーは今回いなかったと推察されますが、僕が知らないだけの可能性もあるので偉そうに言及しないでおきます笑

戦前の予想ですと、優勝候補は本命が「青森山田」「大津」、対抗が「尚志」「静岡学園」、注意が「市立船橋」「米子北」、大穴が「昌平」「神村学園」、更なる大穴が「明秀日立」「岡山学芸館」という感じだったようです。
前回覇者の岡山学芸館と、夏のIHの覇者明秀日立が低い気がしますが、プレミアの覇者の青森山田は本命だったようですね。


第102回 全国高校サッカー選手権 ふりかえり

1回戦

戦前の予想で優勝候補に挙げられていた昌平が7-0、静岡学園が6-0という無慈悲なスコアで圧勝し、市船は清水に内定している郡司選手がハットトリックの大活躍で圧勝。
その他も強豪校は順当に勝ち狩った模様。

我が郷土の北海道の代表校・北海は19年大会ぶりの初戦勝利!熱い
OBの山瀬も喜んでいた事でしょう。


あと、個人的にちょっと響いたニュースは下記ですね。
確かに山形は…あまりよかった時期が思い浮かばない泣


2回戦

19年ぶりに勝利した北海はここで敗退!残念!

そして2回戦から登場した青森山田は苦しみながら勝利。
余談ですが、この試合が行われていたこの日、僕は奥さんの地元の青森にいて、この時間スーパー銭湯の待合室にいたんですけど、TVで青森山田のこの試合が放送されており、「あ、俺今青森山田のホームにいるんだな」と感じたものでした笑


波乱で言うと、ここで静岡学園と尚志が敗れたことでしょうか?


3回戦

そして年が明けての3回戦です。
ここで西の優勝候補の大津、ディフェンディングチャンピオンの岡山学芸館、夏のIH王者の明秀日立が姿を消しました。

そして何といってもここで一番忘れられないのは、元旦に日本全土を震撼させた能登半島地震の影響で、地元からの応援が来れなくなった星稜高校に対し、既に敗れて大会を後にしていた日大藤沢高校を始めとする有志が集まり、星稜高校を応援したエピソードですね。
何回このニュースを見ても泣いてしまいます笑

この企画をした日大藤沢の選手は本当に素晴らしいですね。
この先の人生でも絶対に成功するでしょう。


準々決勝

青森山田が強豪・昌平を制し、市船は快進撃を続ける名古屋を制し、ダークホースの近江(滋賀)は神村学園を制し、無限のアイドルを輩出してきた堀越(東京)が佐賀東を制し、それぞれベスト4へ。

ここでベスト4のチームを紹介しましょう(あまり紹介できてないですが)


青森山田(青森)

気付けば高校サッカーで最高峰のブランドとなりました。
ジュニーニョを要してベスト4になった僕の世代位から強くなり、北海道の有力選手はみんな津軽海峡を渡って青森山田に行くようになりましたが…今では全国から、プロを目指す子たちが青森に集結しているようです。
部員は200人とのことです。鬼ですね。

名将・黒田監督は1年目でゼルビア町田を昇格させているし、やっぱり選手も、指導者も、環境なども全てが強化に適した理想の高校なんでしょうね。

やはり嫁さんの地元なのもあるかもですが、やはり贔屓目に見てしまってますね笑


市立船橋(千葉)

過去30年位安定して強いのは流石ですね。
初優勝の森崎の代から見てますが、北嶋の代、羽田の代、小川佳純の代、和泉の代と…時代が変わっても常に強豪校で居続けます。
選手権はの成績はベスト8くらいだったと記憶してますが、増嶋とカレンがいた時期もエグかったですね。天皇杯でマリノス苦しめてましたから…

そして今回は、エスパルス内定のエース郡司を中心としたチームで、今でも「5番」が伝統で続いてるっぽいですね。
ユニフォームは謎の赤いラインが入って、なんかちょっと微妙になってますが笑


近江(滋賀)

何気に滋賀も大学で4年間住んでいたので、かなり思い入れはあります。
スーパーサブ内林を要して草津東が準優勝したのも覚えてますし、野洲が優勝した時はサッカー部OBのバイトの後輩と盛り上がって見てましたし、何気に滋賀は結構サッカー大国ですよね。

今回の近江も日大藤沢、明秀日立、神村学園とジャイアントキリングを繰り返し、ベスト4まで勝ち上がってきました。


堀越(東京)

やっぱ首都のチームはサッカー強くあって欲しいですね。
僕らの代は完全に帝京だったので、帝京にも頑張って欲しいものです。
あんまり書く事ないんですがそんな感じで…笑


準決勝

ここから国立競技場に舞台を移します。
準決勝以降は育児しながら、移動の車の中で見てました。

まずは第1試合、青森山田vs市船の事実上の決勝戦と言ってもいいカード。とにかく青森山田が圧倒的でした。DFが固いというか何というか。
青森山田の山本虎主将は普通にカッコよかったですし、小泉選手の先制点も凄かった。190cmのDFとかズルいですよね笑

ただ、後半の市船の同点弾は熱かった。
市船キャプテンの太田選手のアシストは素晴らしかったですね。

そして試合終了直前で公園についてしまい、子供と遊んでPK戦は見れなかったんですが…


続けて、2試合目の近江vs堀越は開始早々ゴール、ゴール、ゴール!強い!
もうこの時点で勝ち上がりを確信しましたが、とにかく短くつないでゴールに何人も選手が入ってくるスタイル。
バルサのようにも見えましたし、野洲高校のようにも見えましたね。
とにかく近江のサッカーに魅了されました。
10番の金山君がとにかく凄かったですね。

そして後半ロスタイムに堀越のキャプテンがPK決めるのも良かったですね。


決勝

そして本日行われた決勝ですね。とにかく太陽の光で見にくかったですが…

前半、青森山田福島選手のゴールで先制するも、後半開始早々の流れるようなパスワークで、セクシーフットボールで優勝した野洲高校の決勝点を彷彿とさせる崩しから、最後は途中出場の近江・山本選手が同点弾!熱い!

しかし!
このタイミングで車が公園についてしまい、残りは見れませんでした笑
その後、ハイライトを見ると、青森山田が2点追加して3-1。流石ですね。
ハイライトで見ましたが、米谷選手の勝ち越し弾もハンパなかったですね。


第102回 全国高校サッカー選手権 まとめ

そんな感じで青森山田高校の優勝で終わったサッカー高校選手権。
準決勝からしか見てないですが、いい大会でした。

ちょっと調べたんですが今回優勝した青森山田のメンバーは、10番の芝田選手以外は前回大会でスタメンでは無かったんですね。
今回も3番の小沼選手以外は全員3年生でしたので、とにかく選手層が厚いんでしょう。
来年も新たなスターが活躍してくれるんでしょうね。

そして敗れた近江も凄く魅力的なサッカーでした。
野洲も相当楽しかったですが、近江のサッカーも非常に良かったので、僕の第三の故郷である滋賀を盛り上げて欲しいですね!

そして今回の選手権、とにかく日大藤沢には泣かされました。
彼ら全員がMVPだと思います。

それでは来年の選手権まで、この曲でお別れしましょう!


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