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ボディメイクの大会に出場してみて感じたメリット・デメリット~後編~

こんにちは!Sumikaです。

前回私がボディメイクの大会に出場して感じたメリットについて書きました。今回は、逆にデメリットについて書いていきたいと思います。

ただ、これは人によってはメリットになったりもすると思うので、あくまで私の個人的な感想として誰かの参考になれば嬉しいです。

①減量のやり方を間違えると体調を崩してしまう

どの大会のどのカテゴリーに出るのかにもよりますが、ある程度の筋肉量と絞りが求められる大会の場合は、いわゆる「減量」が求められます。

「減量」というのは一般的な「ダイエット(生活習慣の改善)」と違って、一時的に定めた目標値に向けて体重を落とす行為のことを言います。

どの程度のコンディションにもっていくのか、今の体重がどの程度なのか、人によっても全然減量幅は異なりますが、私の場合は自分が健康的に美しいなと思っていた体重から4キロくらい落としたラインが大会で求められる基準の体重でした。男性だとこれが10キロ前後に及ぶ人もいます。

減量を計画的に行えず、末期になっても目標体重に達していない場合は、大会の日を動かすことはできないので、食事量をもっと減らしたり運動量をもっと増やしたりして、とにかく過酷な「追い込み」に入ります。

減量末期はそうでなくても、体力もなくなってきて歩くのもやっとになるし、コンテスト直前には、最後のむくみ調整のために水抜きや塩抜きを行う場合もあります。(私もSSAに出場した時は両方とも実施しました。)

つまり何が言いたいかというと、やり方を間違えると(過度に絞ろうとすると)、身体に大きな負担がかかる、ということです。

大会の減量をきっかけに、その反動で過食症になっている人もいます。私はもともと摂食障害を患った経験があるので、大会が終わった後に過食が止まらなくなることも多々ありました。

トレーナーについてもらってしっかりとした管理のもとで行えるならまだしも、初心者の方が自己流で減量を行うのは危険と隣り合わせになる可能性もあるので十分注意をした方がよいかなと思います。実際に私も、大会に連続で出るスケジュールを組んでしまった時には、途中でもうフラフラになっていました。。。。

②自分のなりたい体≠大会で評価される体ではない場合は、苦しくなる

ボディメイクの大会はいろんな団体が主催しているので、各大会によっても審査基準が全くことなります

例えば同じビキニカテゴリと呼ばれる部門でも、団体が違えば求められる絞り具合も、重視される雰囲気も大きく変わります。参考までに各団体の審査基準を載せておきます。

サマースタイルアワード

ベストボディジャパン

SBC

FWJ

APF

このように大会ごとの審査基準に加えて、いわゆるその年の「トレンド」もあります。世界中で広く行われているボディメイクのコンテストの潮流も合わせて、ファッションと同じようにボディメイクにも一定の流行の傾向があるため、それも加味されます。これは、同じ大会の同じカテゴリーの優勝選手を経年で見ていくと、若干ボディラインが変わっているのでよくわかります

この「大会で評価される体」と、自分がなりたい体が違う場合は、ボディメイクの目的が「健康」ではなく「勝つ」ことになるため、「勝つ」ことが目的ではない場合は、何のためにトレーニングしてるんだろう?と迷走するリスクもあります。

これはどちらが良い、悪いではなくて、結婚や就職活動と同じで、この期待値がずれている場合は、お互いにとって不幸な結果にしかならないです。よく、大会を目指して健康的な体になる!と考えている人がいると思うのですが、大会で勝つことと、健康的になることは、全く違うアプローチが必要です。

自分が何のためにボディメイクをしているのか、よく考えてから出場するかを決めることをお勧めします。

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いかがでしたでしょうか?今回デメリットとして記載はしていませんが、大会に出るには、エントリー費のほかに、衣装(女性の場合はビキニ、モノキニ、ヒール、アクセサリーなど)、ヘアメイク、体のカラーリングなどの費用がかかります。また、事前のポージングのレッスンやジムに通う費用、タンニング体のメンテナンス費用もかかるため、それなりの投資が必要になることも頭にいれておきましょう。

フィットネス業界が盛り上がり、各大会で出場選手も増えてきていますが、大会に出るか迷っている人は是非今回の情報が参考になれば幸いです。




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