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アフガニスタンにまつわる映画

昨夜のマンチェスター・シティとトッテナム・ホットスパーズの開幕戦はホームのスパーズが勝利した。

シティの圧力のためボールをつなげずゲームを支配されたが、ときおり必殺のカウンターを発動して脅かしていた。ソン・フンミン、デレ・アリ、ベルフワイン、ルーカス・モウラがスプリントを繰り返し、ゴールの匂いは十分にあった。
そして後半10分にソンのすんげえゴールで先制。

ソンのすんげえのは3分16秒くらいから。

シティは後半34分にケヴィン・デ・ブライネを投入。「え?いまさら?」という感じはあったが、やっぱりめちゃくちゃうまい。しかし大歓声の後押しもあり、スパーズが逃げ切った。

スパーズはオーリエに代わって右サイドバックを務めることになったタンガンガがグリーリッシュとスターリングをきっちり抑えたのが印象的だった。

グリーリッシュは得点にはつながらなかったが楽しいプレーを連発した。デ・ブライネとのコンビはもっと見たいね。

戸田さんの解説もめちゃ良かったです。


というようなことはさておき、昨日は終戦記念日であったから敗北を抱きしめていたのである。

というか大東亜戦争関連の書籍の積み具合がちょっと危険な水準になっており、どうにかしないとまずい。

そんなことを考えていたらタリバンの戦争も終結していたっていう。

BBCのPodcastではこのところ連日アフガンのニュースばっかりなのだが、どうも日本ではそうではないらしい。ちなみに私が英米のニュースばっかり見たり聞いたりするのは、日本に比べて優れているからではない。中身がクソだったとしても少なくとも英語の勉強にはなったし無駄な時間じゃなかったと思えるからだ。

映画も同様で、英語圏のものをなるべく見るようにしている。日本の映画はどうしようもないのが多いが、外国産の映画はあるていど選別されてから日本に入ってくるのもあって、邦画は見劣りしてしまうってのはあると思う。また下手くそな芝居をされると日本語ならモロバレだが、英語だとわかりにくい(つまり私の英語力が低い)ということも考慮されなければいけないだろう。

そんなわけで、アフガニスタン関連の良い映画はなんかあったかなと、敗北を抱きしめつつ、記憶をたどっていったのである。

まず外しちゃいけないのがこれ。

ショーン・コネリー、マイケル・ケインという英国俳優を配し、中央アジアを駆けるという非常に男のロマンとグレート・ゲーム感あふれる作品である。Prime Videoこんなんまで入ってるのかよ、すげえな。

次はこれ。

200年代前半、ミニシアターブームの只中に輸入されたロードムービーなのだが、紛れもない傑作である。砂漠の美しさ、義足がパラシュートで降ってくるシュールさ。劇場で観れてよかった。


そして絶対に忘れられないのがこれだろう。

ソ連支配下のアフガニスタンで上司トラウトマン大佐が捕虜になってしまったので、ランボーが単身乗り込んでいくのであった。しかし逆に捕まって、裸で拷問されちゃうのだ。
中1くらいのときに母親といっしょに見に行った。これに付き合わされた母親には同情を禁じえない。あろうことかパンフレットまで買ってもらった。解説が柘植久慶氏だった。
よく言われることだが、ランボーと共闘する現地の戦士って今のタリバンと似たような人たちだよね。。。そしてトラウトマン大佐が最後にこんなことを言ってるらしい。

愛国心をもったゲリラがいる国は征服できない。我々はそれをベトナムで体験した。

いまカブールから撤退する米国関係者は、なにを思うのか。。。


最後に楽しいやつを。

タイトルとジャケットからわかるとおり、B級戦争映画である。ところがこれが滅法面白かったのである。上司の非道に反抗したソ連兵が、現地人と協力してソ連軍と戦うという設定なのだが、めちゃくちゃ熱くなれた。細かいことは忘れた。

まとめると、戦争映画が好きな人は『レッドアフガン』を、イギリス英語が好きな方は『王になろうとした男』を、芸術性のある映画を好む人は『カンダハール』を見るといいと思われた。

『ランボー』はみんな観るべし。

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