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中の人がいる企業公式Twitterに「アカウントの再現性」はある!と思う理由。

こんばんは、bosyuのTwitter担当のbosyuさんです。今日は私の思う「中の人がいる系」企業公式Twitterの再現性について書こうと思います。

公式Twitterについて話すとき「あのアカウントは、中の人が優秀だから成り立ってるよね」みたいな話になることがあります。それは「個人の才能で成り立ってしまっているため、再現性がないし、もしその人が辞めたらアカウントがアレかも…」というニュアンス。

そうならないため、あえて、中の人にキャラクターを持たせない公式スタイルを選択している企業さんもあると思います。

たしかに、中の人のセンス・ユーモア半端ない…!文章うますぎて引き込まれる…!この方、天才では?と思う方が担当されている公式アカウントさんもたくさんあります。

で、わたくしbosyuさん。自分は、謙遜とかでなく、そういう才能タイプではないのを自負しています。

ぶっちゃけ、才能あふれる中の人アカウントを見かけるたび、羨望のまなざしを全力で向けながら、勉強用の非公開リストに入れ、参考になるところはないかとタイムラインを真面目に見つめているタイプです。

それでも「bosyuさんはすごいから…」と言っていただくこともあるのですが、このnoteにも書いた通り特別な才能があるわけではなく、日々粛々とTwitterの仕事をしている、という感じです。

私にあるとしたら、日々コツコツ、ツイートを休まない継続力とSNS愛でしょうか。あとは、偶然bosyuという素敵なサービスの担当になれた運です。

だから、カリスマ・超個性タイプの中の人を除けば、中の人運営にはある程度、再現性があると考えているのです。

公式Twitter担当は、めざましテレビのメインキャスターみたいな存在説

私は、企業公式の再現性について聞かれた時、持論である「めざましテレビと似てる説」をお話します。めざましテレビ!?って感じなので、説明させてください。

めざましテレビは、長年続く朝のニュース番組で、今のメインキャスターは三宅さんと永島さんです。他にも、サブキャスターやめざましファミリーがいたり、キャラのめざましくんがいたりします。

そして「めざましテレビ」という番組の箱はそのままに、メンバーが定期的に入れ替わり、番組内のコンテンツも時代にあわせて変化しながら長年愛されている番組です。

そこでこんな風に、置き換えるとしっくり来ました。

めざましテレビ(番組):自社サービス・ブランド
三宅さん(お父さん的存在):社長など中心人物
永島さん(注目されやすいポジション):Twitter中の人
めざましファミリー:サービスに携わるメンバー

女性のメインキャスターは特に注目されやすいポジションで、キャスター交代の際は、次は誰?がピンポイントでニュースになったりします。

それは長年愛されている番組なので、毎日見ている視聴者やファンが多いこと考えると納得です。

Twitter中の人も、Twitter上で活動するため、自然とTwitter内で注目されやすくなる傾向にあります。私みたいに「bosyuさん」とか名乗っていなくても「あの公式中の人誰だろう…?」と誰もが一度は思ったことがきっとありますよね。

でも、注目されるからと言って、メインキャスターだけでは番組は成り立たず、テレビに映らない方も含めた番組に関わるたくさんの人が「めざましテレビ」をつくっています。

また、数年に一度あるキャスター交代のとき、「今のOOさんが好きだから、次の▲▲さんは何かあわなそう…」とかはじめは思うものの、毎朝番組をみていると、自然と後任の▲▲さんになれて愛着がわき、3週間もたてば日常の朝に▲▲さんが溶け込んでいたりしませんか?

それは「めざましテレビが好き」という前提があるからです。

しかも、振り返ると歴代のめざましキャスターのみなさん、全員それぞれなんか好きという状態だったりします。

どんな人がメインキャスターになっているか?

ここで、どんな人がメインキャスターに選ばれているか、一部を想像してみます。

・番組の雰囲気に合う人
・番組のことが好き
・局や番組考え方・伝えたいことを理解している
・流れを読み、的確なコメントができる

だいぶ大雑把ですが、上の要素は必要ですよね。あと、あえて入れませんでしたが、常識がある、毎朝ちゃんと起きて放送に来る、とかも大事です。

Twitter中の人も、似たような部分があると思っていて、置き換えるとこんな感じです。

・サービスとTwitterが好き
・サービスの考え方・伝えたいことを理解している
・Twitterの流れを読み、的確なコメントができる
・社会人として常識がある
・毎日ツイートする継続力がある
・普通の文章力がある

逆に、個性の強い意見を持っている方は、その発想に再現性がないので、交代の可能性があるTwitter担当には向いてないかもしれません。(でも、個人Twitterをすると人気がでそうです)

こう考えると、Twitter中の人がめざましテレビのメインキャスターみたいに交代して再現性を保つ、ということは十分に可能だと思うのです。

公式アカウントは、主役ではなく「役割」

公式Twitterは、Twitter上でユーザーさんと交流したり、サービスのニュースを伝えたり様々な役割があります。でも、Twitterは運営することがゴールになっては本末転倒なので、アカウント運営の目的をもち、サービスの中でどのような役割なのかチームと確認しながらやっていくことも大切です。

Twitter担当をしていると、ついTwitterのことばかり考えてしまいがちですが、そもそもベースとしてサービスがあるからその公式Twitterがあり、自分の仕事(役割)があるわけです。

番組の場合、きっとカメラマンさんは撮影のことをいつも考えているだろうし、衣装さんは季節やトレンド、番組の雰囲気に合いながらも出演者が映える服のことをいつも考えていると思います。

みんなが自分の役割を考えながら、番組という全体も視野にいれて力を合わせているから番組が成り立っているのは、サービス運営でも同じこと。

そこを「Twitter担当」単体で切り取って考えてしまうので、再現性がないという声が生まれているように思います。めざましテレビは、キャスターが辞めるから番組が終わる、ことはないですよね。

別に、細かいマニュアルがなくても(あると親切だけど)、サービスのことが好きで、チームと連携して伝えるべきことを、伝えたいトーンでお届けできれば、特別な才能がなくてもTwitter担当はできると思うんです。

現に、人気公式で中の人を引き継ぎ2代目さんが担当していたり、複数人で運営していることを公開しているけれど、たくさんのファンがいるアカウントさんもあります。(特定の担当さんのツイートだけ「偏っていいねが多い」印象などはありません。)

まとめ

このnoteでは、特段、中の人運営をすすめているわけではありません。一長一短あると思うけれど、"中の人"がいることでTwitter上で人と人の距離が縮まりやすかったり、私自身が「中の人運営」をしていてよかったと思うことがたくさんあります。

また、bosyu公式中の人は、大好きな仕事ですが「bosyuさん」は自分じゃないとできないとは全然思っていません。今のチームにもできそうな人がいるし、それこそ、新たに募集しても「bosyuチームのみんなが働きたい」と思った方になら引き継げると思っています。

こうして「絶対に自分でないと」と思っていないからこそ、いい意味でプレッシャーなく、いろいろ挑戦しながら中の人業ができているのかもしれません。これからも、中の人の仕事を深めながら、楽しくやっていこうと思います。

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ここ↓で、Twitter中の人としてのあれこれをつぶやいています!


※このnoteは、個性の有無を批判したり比べる意図はなくそれぞれの「役割」について書いたものです。

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