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WELEDA-偉大なるシュタイナーの思想を引き継ぐオーガニックコスメ王道のブランド

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私がナチュラルコスメの世界に踏み入れた約18年前。          スイスのニューシャテルで見たWELEDAの下請け工場の印象は、今でも色濃く残っています。

その工場では農園がすぐ横にありラベンダーやハーブが咲き誇り、すぐ横で採取されたハーブの抽出所があり、化粧品工場が隣接し、さらには皮膚科専門医が常駐している工場でした。

聞くところによると、このように農園に隣接した工場はヨーロッパには数多くあるそうで、化粧品工場に隣接する皮膚科には、毎日のように移民の方がパッチテストに参加されて日当をもらうような制度になっていました。今でもこのような仕組みになっているか定かでありませんが、当時は強烈な印象を受けました。

スイスでのこの強烈な体験が後に、自身が故郷の鹿児島において学校跡地をリノベーションした化粧品工場と原料抽出所をつくるに至った動機となりました。

その時にヨーロッパのどこの薬局にもこのWELEDAが置いてあり、自身もその当時からお土産としても購入したり、とても大好きなブランドです。

大好きというより、尊敬する、目標とするブランドとも言えます。

WELEDAの真髄。

それは、そのブランド哲学に集約されています。

使用する植物原料は日本では数少ない「バイオダイナミック農法」と呼ばれる有機生産農法を確立され、そこで採れたものを原料として使用すること。

また、「アントロポゾフィー(人智学)」という「人と自然との調和」ベースに「人が持つ自然治癒力」に着目した学問や医療品を設立当初より確立されていること。

1921年に設立されたこのブランドの思想は、私のナチュラルコスメを取り組む原点になっていることは言うまでもありません。

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2年前に本国ドイツからのお土産にもらった「ラベンダーバスミルク」(100ml日本では3,020円)が見つかったので早速半身浴に。

一回で10−20ml使用と書いてあるから5〜6回分なので大事に使いたいとこですがやはり少々多めの方がいいかも・・・

20分ぐらい浸かると気持ちがスゥーッとよくなり、体の芯からリラックスできたことを実感。

これは正に、「リナロール」というラベンダーや芳樟(鹿児島産)にも多く含まれている芳香成分が経鼻吸収されて血中に入り、副交感神経に働きかけて体が鎮静化していく、というメカニズム。

季節の変わり目には、この半身浴がぴったり。

心が疲れた方にぜひおすすめします。

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成分的には、、、、
少し活性剤が気になりましたが、このPOTASSIUM OLIVATE(オリーブ脂肪酸K)という活性剤は、通常は岩塩などから得られる塩化カリウムが、オリーブ油から作られたものを使用しているようです。この成分は、芳香成分となっているラベンダーオイルや天然香料のシトラネール、ゲラニオール、リモネンなどの油分と水を混ぜるための乳化剤として使用されています。ここにもさすがのWELEDA、成分へのこだわりを感じました。

また、ヨーロッパのオーガニック認証団体[NATURE(ネイトゥルー)]のマークがあります。これはベルギーのブリュセルに本部がある認証機関で、かなり信頼度の高い団体の認証マークと言えます。(2007年設立)

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WELEDAのようになりたい、WELEDAのような思想を持ち続けたい、そして、WELEDAのように100年間も世界の人に愛される化粧品ブランドになりたいと、改めて強く心に残る「逸品」でした。

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