感情は半分しか生きておらず基本的に像としてしか存在していないのです。この世での人間の感情は弱い半分しか生きていない感情です。それに対して宇宙感情はすべてに対する宇宙愛なのです。そういう宇宙感情、そういう太陽力に較べると人間感情は半分しか生きていない、その淡い残照にすぎないのです。
一番いいのは、日常の真っ只中で、朝から夜まで現実のすべてにさらされながら、しかも魂自身の力によって、少しの間であっても、世間の喧騒からまったく離れた時間を確保することなのです。日常の現実の真っ只中にあって、しかも純粋に内面の力によってその外にいるのです。これが最上のあり方です。
思考活動そのものが死んでいる。これは、私たちの心を重くする言葉ですが、真実なのです。 思考はかつては生きていました。生きた、有機的な存在であり、成長し、働き、生きる存在だったのです。私たちの思考は、頭脳に埋葬されたまま、世界の外的事物について思考をめぐらしているのです。