見出し画像

一括投資か、分割投資か?(ドルコスト平均法を添えて)

ツイッターで少し前に話題になったので、ここでも取り上げてみようと思います。
最近の自分の過去記事を読み返しましたが、文章が無駄に長くて読みづらかったです(笑)
今回はさっくりふわっとまとめてみようと思います。

前提として、インデックス投資を想定しています。
要するに、まとまった資金があるとき、一気に投資した方がいいのか、分割やドルコスト平均法で買った方がいいのか、ということです。
これに対して、理論派は「一括投資でいい」という話でした。
「ドルコスト平均法は気休めに過ぎない」ということです。
これについては、言いたいことがかなりあるので、書いていきたいと思います。

・アセット・アロケーションを想定していない

もう、これで結論でしょう。
なぜかみんな、「全力株式投資」が前提になっています。
さらに一括派の意見として「未来の株価は分からないのだから、一括で全部投資していい」というのがありますが、これも堂々巡りなんですよね。
「未来の株価が分からない」から分割で投資しよう、というわけで・・・
それを言うと、今度は「株価は長期では上がっているのだから、黙って一括投資しろ!」という始末・・・
結局、リスクコントロールをしたい、ということです。大事な資産なのだから、当然でしょう。
しかし、一括派はそこに答えなかった。
大前提として、インデックス投資はアセット・アロケーション(資産配分)が前提です。
資産配分とは、「株式50%、債券50%」とかいうあれです。
こうした資産配分によって、すでに「リスク調整ができている」から、一括で投資して大丈夫、というわけです。
全部株式にぶっこんでも大丈夫な人は、そりゃそれでいいでしょう。
それが不安な人は、株式の割合を下げて、そこでリスク調整をすればいいのです。
これはGPIF、つまり日本の年金運用機関も行っている投資法で、元々は欧米の偉い経済学者が考えたて実証した手法です。
ちなみに、ノーベル経済学賞も取っています。
こういうやり方があるわけなので、それぞれで調べて最適な資産配分を決定、あとはその配分にそって一括投資されるといいでしょう。
一括派は、こういうところで不親切で、人間の感情をケアできていないと感じました。
もちろん、資産配分は、それぞれ個人の事情を考えて、決定しましょう。
この資産配分が最強なところは、いわゆる出口戦略の負担も減らせる、ということです。
出口に近くなってくると、株式の割合を落とす、などすれば、少なくとも全部株式よりは、かなり安心できると思います。

・では、ドルコスト平均法はどうすればいいのか?

これは、まとまったお金がない人が、給料から投資に回していくときに有効な手法です。
サラリーマンが多いので、給料から一定額を積み立てていく方式ですね。
ドルコスト平均方も、すごい優れた手法だと思います。
だれでも再現できる、ということですね。もちろん、根性が必要ですが・・・(笑)
ドルコスト平均法でも、当然資産配分を決めて、それにそってドルコスト平均法をすれば、さらにリスクを抑えられると思います。
もちろん、いつの日か暴落したときには、リバランスで一気に株式インデックスの口数を増やせるでしょう。
別に、そこまで悪い投資方法ではないと思います。
将来の株価は分からないのですから。

・結論的ななにか

やはり、資産配分が大切、ということでした。
リターンだけでなく、リスクも考慮する。
それが大事マン・リーマン・ブラザーズ!
ということで、心の中で適当にBGM流しといてください! JASRACに配慮して、歌詞は割愛します(笑)
最近は、株価が急落していますが、互いに頑張っていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?