見出し画像

電気調理器を選ぶ(4)

4.選択の段になって新商品登場!

前回までに、レンティオで3台の調理鍋を試したことを書いた。
3台の電気調理鍋を90年代のノートパソコンに例えると、ホットクック=VAIO、アイリスオーヤマ=SOTEC、煮込み自慢=Think Padという感じだった。
VAIOは高価でとってもカッコいいけれど、繊細なイメージ。電圧の安定しない途上国では故障の多いPCとして有名だった。SOTECはお手頃の値段。おしゃれとは程遠いけど、基本的な機能はそろっている。そしてIBMのThinkPadは何より丈夫。私は10年以上にわたって東南アジアで3台のThinkPadを使ったけれども一回も故障したことが無かった。
さて、どうする。

この実験を始めたのが9月22日で、6週間、隙間なくこの3種類の鍋を試してきて11月に入ったところで、選択の時が来た。

夫とも話し合って「象印の煮込み自慢かホットクック」と心が決まりつつあった。
しかしである。機種番号等を確認しておこうと思い、象印のホームページを見てみるとなんと、象印の自動圧力IH鍋(煮込み自慢)は「在庫限定品」となっていて、後継機として「STAN電気調理鍋」が10月下旬に新発売、、、とあったのだ。。。
STANはシリーズもので、すでに炊飯器やベーカリーや電気ポット等出ているらしくスタイリッシュで都会的なデザイン。お値段も3.5万円ほどでお手頃である。しかし、STANには「圧力」という文字が無く、広告にも圧力調理と出てこないのが気になった。
するとレンティオでもお試しで廉価でSTANを借りることができる。

もう、ここまで来たらヤケっぱち。STANを借りることにした。

以下はSTANレポートになります。
サイズは一つのみで、ホットクックの2.4ℓよりちょっと大きいくらいです。機械は大きいですが、シンプルで四角くてモダンな感じです。

画像1

これまで使った3商品には無いSTANの特徴は
①内鍋がホーロー製で蓋つき。内鍋ごと冷蔵庫に入れられるし、直火にかけられる。

画像2

例えば、電気鍋でカレーを作って、内鍋のまま冷蔵庫に入れられる。そして、2日目のカレーを食べる時はガスコンロであっためなおすことができるわけで、、、電気鍋の方は食事が終わったら洗っておきたいし、温めなおしのためにタッパーウェアや陶器の保存容器に入れるのも面倒と思っている私にとってはとってもいいです。また、このホーローの内鍋の保温性がすごくいいです。電気鍋で調理が終わって電気を落としてそのままにしておいてもかなりの時間暖かいままでした。


②湯せん料理のためのパックホルダーがついている。

画像3

パックホルダーは、ジップロックが浮いたり、内鍋の水の無いところにジップロックがくっついて焼けるのを防げるようになっています。最初にこの機能を見たとき「なんでこんな単純な調理法が商品の推しポイントになるのか?」と意義が解りませんでしたが、実際にローストビーフを作ってみると、肩肉、もも肉2種類を同時にキレイに浮かせて調理できた。また、よくよく備え付けのメニューを見ると、パック料理のおすすめとして魚の煮つけやキノコ料理など匂いが機械に残りやすいものを紹介していて、「ああ、パック料理は匂い対策に最適なのかも」って思いました。私も機械の匂い残りが気になっていたので、進化を感じた。
③毎回洗うパーツが少ないシンプルで内蓋とつゆ受けだけ。

残念に思ったのは圧力機能が無い事。「象印は圧力が秀悦」と思っていたが、その機能は敢えて入れなかったのかもしれない。圧力を使うと洗うパーツが増えるからデザイン性や洗うパーツを減らそうとするとこうなってしまうのかもしれない。

基本、調理法×温度×時間を指定するシンプルなスタイルなので、メニューにある食材ごとの調理リストを見ながら独自にメニューを作ることになる。豚の塊肉と大根の煮物を作るときは「豚の煮物」と同じ設定にしたら問題無く作ることができた。おでん用の大根も「大根をゆでる」の時間に合わせてゆでた。
普通のサイズの大根だったら半月型にして一本分はまとめてゆでることができます。

さて、次が本当の最終回になりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?