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弟の奥さんがトートバッグ販売でニッチ市場を見つけた話

 農産物の輸入の仕事をしています荒川防火水槽研究会と申します。名前は趣味のブログからそのまま使っています。

 連休を利用して長野の実家にいますが、実家に訪れていた弟の奥さんに聞いた「 #ニッチ市場 」の話。

 彼女は手作りのトートバック作りが得意で、作品はどう見てもプロの仕上がり。メルカリに出品して「シーズン」には製作が追いつかないくらい注文があるそうです。

 トートバックのシーズン…?それは新学期の始まる時です。長野では、小学生に図書館で借りた本を入れる「図書袋」を親が用意して持たせる風習がありますが、バッグは暗黙に「手作り縛り」ルールとなっています。既製品の袋を持たせると愛情の無い親に見えるらしい。

 そこで"手作りだけどクオリティが高い"彼女の作品に需要が集まります。バック作りが上手なだけではなく、暗黙の手作りルールという #ニッチ マーケットを発見したことが成功の要因となっています。

 バッグを買い求めるお客さんは長野が大部分だそうですが、群馬と秋田でも売れるらしく、この図書袋という制度はこれらの県にもある模様。

 ただ、こうしたニッチ市場を見つけた彼女のサイドビジネスも安泰ではなく、彼女のバッグのデザインを丸ごと真似したパクリ製品による競合もあるらしいです。

 いずれにせよ、手作り縛りという認知上の暗黙ルールが市場を作る面白さを感じます。

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