KUNI(Kunihiko Yamada)

Kunihiko YAMADA : 数学教師歴30年目の高校教師。学校ではフューチャー…

KUNI(Kunihiko Yamada)

Kunihiko YAMADA : 数学教師歴30年目の高校教師。学校ではフューチャーセンターを担当。市民講座講師や外国にルーツを持つ子どもたちのための学習支援ボランティアに参加。趣味は、料理、食べ歩き、海外旅行。

最近の記事

知育菓子®を用いて数学を楽しむ

知育菓子® 知育菓子®とは、クラシエ(Kracie)さんが販売しているお菓子です。 https://www.kracie.co.jp/foods/okashi/chiiku/about/ たくさんのラインナップがあります。 https://www.kracie.co.jp/foods/okashi/chiiku/product/ 知育菓子®先生 私は、只今知育菓子®先生を目指しています。 https://www.kracie.co.jp/foods/okashi

    • ICTで広がる世界

      今年度私が担任をしているのは、カレッジステージ9年生のエグゼコースの生徒です。静岡サレジオでは、小中高の12年間を4年ごと区切り、小1から小4までをプライマリーステージ、小5から中2までをミドルステージ、中3から高3までをカレッジステージという、4-4-4制をとっています。私が担任をしている9年生は、中3です。 2022年度もICTを活用しています。 クラス目標をJamboardというアプリを使って、みんなで考えました。まず、Jamboardを共有し、大切にしていることを

      • 最近のメディア出演のまとめ

        最近お誘いをいただき、YouTube、ラジオ、動画配信、書籍に登場しています。アーカイブ放送もあるので、最近のメディア出演をまとめようと思います。 中曽根陽子さんの探究チャンネル 2021年11月5日に中曽根陽子さんの探究チャンネルに出演しました。1時間にわたり、私の数学観を中心に中曽根さんと対談しました。 中曽根さんが「成功する子はやりたいことを見つけている」の中で書かれていることと私が考えていることが同じで、話が盛り上がりました。私が数学オリガミの話をするというので

        • 2022年度のテーマ

          2022年度が始まりました。今年はカレッジステージ9年E組の担任です。静岡サレジオでは、4-4-4制をとっています。小1から小4までがプライマリーステージ、小5から中2までがミドルステージ、中3から高3までがカレッジステージです。そして、カレッジステージにはフロンティアコース、ソフィアコース、エグゼコースの3つのコースがあります。私は、エグゼコースの担任です。 始業式の朝、お祝い画像で生徒を迎えました。 2022年度のテーマは、「冒険」です。希望の光に向かって冒険をスター

        知育菓子®を用いて数学を楽しむ

          静岡サレジオ草薙フューチャーセンター2021年度活動報告

          今年度はコロナの影響で、恒例行事の「つながるくさなぎ夏フェス」と「うど★はろうぃん」が中止になってしまいました。そのような状況であってもフューチャーセンターのメンバーは、可能な限り活動することができました。今年度のまとめとして、活動報告をいたします。 4月25日 2021年度もエスパルスとのコラボからスタートしました。2021明治安田生命J1リーグ第11節湘南ベルマーレ戦のイベントに参加しました。草薙フューチャーセンターブースにおいて、前年度11月から行った「静岡市のシェア

          静岡サレジオ草薙フューチャーセンター2021年度活動報告

          【大人のための数学講座】

          2021年8月2日に静岡市コ・クリエーションスペースがオープンしました。 静岡市コ・クリエーションスペースは、市内企業、首都圏企業、フリーランス、学生、行政が一体となり、コミュニケーション、スキルアップ、パートナー探しを通して、ビジネスのオープンイノベーションを生み出すための施設です。 このスペースは、キャンピングオフィスを導入しているのでテントサイトがあったり、焚火サイトがあるんです。もちろん焚火サイトで火を焚くことはことはありません。直感的にこの焚火を囲んで数学の話を

          【大人のための数学講座】

          SDGs高校に登壇します。

          SDGs高校は、SDGsを テーマに教員と社会人がプレゼンターとして共に探究します。8月1日から8月17日までの間、17の目標を一つ一つ取り上げるオンラインイベントです。 詳細はこちらです。 縁あって、私は8月7日に教員プレゼンターとして登壇します。目標は、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」です。この目標を数学の視点から民間登壇者の皷谷直紀さんとスペシャルゲストの船瀬央人さんに色々と質問をしたいと思います。 8月7日のイベントページです。 当日は、話したいことが

          SDGs高校に登壇します。

          ICT 2nd ステージ(数学授業編)

          ICT 2nd ステージ(クラス運営編)に続いて数学の授業について4月の取り組みを振り返ろうと思います。今年度もClassroomを使って生徒と情報の共有をしています。毎時間の授業の記録を掲載しています。 今年度の工夫点は、配信予定の下書きを用意して授業を練っていることです。授業記録の側面と授業計画の側面を持たせました。どこにいても授業のアイデアを練ることができます。 今年度は、コーネル演習を毎回課題にしています。コーネル演習とは、コーネル大学ノートの書式と中島博司先生が

          ICT 2nd ステージ(数学授業編)

          ICT 2nd ステージ(クラス運営編)

          2021年度が始まり一ヶ月経ったところで、4月の振り返りをしようと思います。今年度私は中学3年生の担任です。中3といっても静岡サレジオでは4-4-4制をとっているため、中学3年生は9年生といい、カレッジステージという最後の4年間の始まりです。9年生と10年生(高校1年生)は今年から一人一台環境になり、全員がクロムブックを持っています。 クロムブックの配布からの流れ 始業式の翌日にクロムブックを配布しました。昨年度のオンライン授業で得た経験から、なんとしてもGoogle W

          ICT 2nd ステージ(クラス運営編)

          2021年度ロケットスタート

          2021年度が始まりました。静岡サレジオ7年目の今年度は、9年生の担任です。9年生とは中学3年生のことです。この学年は、一人一台環境で全員がChromebookを使用します。始業式の翌日の1限にChromebookを配付しました。2021年度のロケットスタートのために、その後のLHRと数学の時間に意図的にChromebookを使いました。その取り組みを紹介します。 兎にも角にもClassroom まず始めにClassroomを作り、生徒を招待しました。生徒は昨年度もG Su

          2021年度ロケットスタート

          掛川教育フェス2021

          掛川教育フェス2021でセッションを担当しました。 掛川教育フェスについてはこちらをご覧ください。 掛川教育フェス2021 プレイベントを含めると3日間に渡り、さまざまに魅力的なセッションが行われました。 私は3月27日(土)の11:00から50分のセッションを行いました。タイトルは「HANDS-ON WITH ICT」で、高校の後輩であるカミやんとタッグを組んで行いました。 コンセプトは、オンラインでできる楽しい数学の授業です。カミヤンとのミーティングもオンライン

          掛川教育フェス2021

          出張授業をしてきました。

          静岡市立蒲原中学校さんで出張授業をしてきました。海野校長先生と勉強会でご一緒させていただいたことがきっかけで、素敵な機会をいただきました。「はやぶさ2」の帰還を受け、「ミウラ折り」の授業を数学科の前橋先生と2人で行いました。前橋先生とは昨年末よりオンラインで打ち合わせをし、授業の構成を相談しました。お互いに考えていることが似ていて、トントン拍子で企画が進みました。 当日は、中学2年生3クラスに1コマずつ授業をしました。 私が大切にしたかったことは、「ミウラ折り」の折り方を

          出張授業をしてきました。

          人口ピラミッドは素材の宝庫

          7年生(中1)の「資料の活用」で人口ピラミッドを扱いました。教科書では、日本の2つの年の人口ピラミッドを比較するというものです。もっと連続的に示したり県や市町村の物や他の国の物を見せたかったので、総務省が提供している「統計Dashboard」を使いました。 いつものようにロイロノートで生徒にリンクを示したカードを配信したところ、生徒は面白がって操作をし始めました。 地域を変えたり年代を変えたりしながら、様々な人口ピラミッドを眺めていました。アニメーション機能を見つけ、人口

          人口ピラミッドは素材の宝庫

          今こそアライアンス

          Facebookの2012年1月16日の思い出に「アライアンス仕事術」を読んだ時のマインドマップが表れました。 このマインドマップを眺めると、コロナ禍の今こそアライアンスが大切だと感じました。この書籍は学校を想定していませんが、これからの学校に必要な考え方であると思います。 コロナ禍の中のオンラインイベントで多くの方々と繋がることができました。単なる名刺交換レベルではなく、一緒に面白い取り組みをさせていただいています。また、学校外の方々と想いを共有して同じ目的を達成するた

          今こそアライアンス

          今年の漢字「開」

          先日、長野県算数数学教育研究会冬の研修会に参加しました。通常ならば参加することができないのですが、初のオンライン開催ということで、静岡の自宅にいながらにして興味深いお話を聞くことができました。 冒頭、研究会会長の宮﨑樹夫先生のご挨拶の中で先生が発表された今年の漢字が「開」でした。宮﨑先生は、先月天に召された能田信彦先生への思いと「開」に込められた思いを語ってくださいました。期せずして、感動しました。 私は筑波大学で能田先生と能田先生の「オープンアプローチ」に出会わなければ

          今年の漢字「開」

          2020年の〆に魔方陣

          7年生(中1)の2020年最後の授業は、中1で学んだ様々なことを含む魔方陣を扱いました。魔方陣は、数を碁盤の目のように配列したもので、縦・横・斜めのどの列の和も等しいという興味深いものです。 1から9の自然数を使った3x3の魔方陣は下の図の対称なものだけです。 3x3の魔方陣は、縦・横・斜めのどの列の和も15になっています。 今回扱ったのは、1から25の自然数を使った5x5の魔方陣です。ちなみに、3x3の魔方陣が対称なものを除き1通りであるのに対し、5x5の魔方陣は2億

          2020年の〆に魔方陣