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高所恐怖症の克服

 相当久し振りに観覧車に乗った。ハウステンボスで妻と2人で。最後に乗ったのは、どこの観覧車かは忘れたが、まだ息子が小さい頃で、観覧車の中あっちこっちに移動して、揺らして、僕を恐怖に陥れた時だった。
 そう僕は高所恐怖症であった。息子が観覧車を揺らすたびに懇願するように「動くな、揺れる。頼むから動かないでくれ」といっていたのを思い出す。
 観覧車というと思い出すのが、ウルトラQのケムール人である。怖いのはあの印象もある。どこへも逃げられない密室であるということだ。
 それからすると実に20数年ぶりということになる。ハウステンボスの観覧車は結構でかく、高い。だが不思議と恐怖は感じなかった。小さい子がいなかったせいもあるかもしれないが、基本的に僕が変わってしまったようである。歳を取ったのだろう。鈍くなったようだ。
 前後の席に小学生の修学旅行生が乗って、観覧車の席を揺らしていたが、どうもない。一番高いところへ到達しても全然怖くない。どうやら高所恐怖症を克服したようだ。
 無事観覧車を降りて、妻と僕は次のアトラクションへ向かった。VRのジェットコースターであったが、これも全然怖くなかった。
 これならバンジージャンプもできそうだ。するつもりは毛頭ないが・・・。

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