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あなたは愛でるモノをもっているか

先日、泉さん主催のzoom企画、【日用品、愛でましょパーティ】という集まりに参加した。


メインスピーカーは、長崎の焼き物の町、波佐見町に移住した「くりたまき」さん。うつわをこよなく愛する「くりたまき」さんが焼き物の魅力を語る、というつどいだった。


各自が用意した飲み物で乾杯し、会はスタート。グラスを画面に近づける。

私自身、うつわにこだわりがあるかと聞かれたらモゴモゴしてしまうが、「手作り」アイテムにはめっぽう弱い。

「モノを作る」のが苦手で、「手作り」を避けられるのであれば極力避けて生きていきたいという「手作り」バロメーターが超低レベルな人間なので、自分の手を動かしてモノを作ることに情熱をささげているひとには、尊敬の念を禁じ得ない。

そんな尊敬やあこがれを抱きながら、焼き物屋さんや手作り市を見てまわるのはワクワクする。作るのは苦手だけど、ひとの手で作られたモノを見るのは大好きなのだ

今回のzoom企画も、そんなお店めぐりの感覚で参加させてもらった。

長崎県の波佐見町も、そこで作られる「波佐見焼」もほぼ初めて知った、うつわビギナーの私だが、充実した時間を過ごすことができた。

スピーカーの「くりたまき」さんは、波佐見町の位置(有田焼の有田から車で15分ほど)や「波佐見焼」の特徴などを分かりやすく説明してくれた。



「波佐見焼」は、分業制をとりいれ大量生産を可能にしたことにより、焼き物としてのレベルが向上したそうだ。伝統的なほかの焼き物と比べ、デザインの自由度が高く、焼き物のピアスまであるらしい。

また、波佐見町の陶器屋さんや工房のサイトの紹介をつうじ、話はうつわを作る工程にもおよんだ。私にとってはどれも新鮮な内容で、「へぇー」とか「なるほど」の連続だった。

特に面白いなぁと思ったのが、こちらの工房。遊びゴコロ満載で、見ているだけで楽しくなる焼き物の数々。



そのほか、日ごろ「くりたまき」さんが生活で使っている「波佐見焼」のうつわ、土鍋、花器などの日用品を、詳しく紹介してくれた。


うわぁ、イイ顔してるなぁ。


もちろんうつわも素敵なのだが、紹介している「くりたまき」さんの表情がまたイイのだ。

私が愛でている「この子たち」、イイでしょー。

そんな空気が伝わってくる。

「くりたまき」さんの愛でるモノたちを見せてもらったあとは、参加者それぞれがもちよった「我が愛用品」を紹介していく。

焼き物がテーマのつどいなので、工房のうつわやお皿を紹介するひとが多く、タンブラー(人生の相棒!)やフランス製の紙のお香(紙のお香、初めて知った!)を紹介するひともいて、とても興味深く拝見した。

私が紹介した愛用品はコチラ。



熊本在住の手作り作家さんが作っている帆布バッグだ。

このバッグの模様は、イモ版画のようにつくられている。身の回りにあるモノを水性ペンキにつけ、帆布にポンポンと押したあと、バッグとして成形するらしい。

あるお店でひとめぼれし「リンゴ」柄と「レンコン」柄を買った。すごく、すごく気に入っている私の愛用カバンだ。

買ってから4,5年たつが、帆布は丈夫だし持ち手の本革もしっかりしているので、ヘビロテしているわりには少しもヘタっておらず、まだまだ使える。ヘタってきたら「メガネ」柄も買おうと思っているのに、ちっともヘタらないので「メガネ」柄を買うタイミングをのがしている。

そんなことを含め、手作りのモノへのリスペクトについて、画面越しにアツく語ってしまった。

愛用品って、イイなぁと思う。
愛でるって、イイなぁと思う。

【日用品、愛でましょパーティ】に参加して、つくづくそう感じた。

自分の愛するモノについて語るときの、みんなの表情よ!

そのモノを手で愛おしそうに持ち、コレのね、こんなところがいいのよ、ほら見て、素敵でしょ、わたしの自慢のこの子、見てやってくださいよー。

そんな心の声がダダ洩れだ。

画面に触ったら温かいんじゃない?くらいの熱量で話す、みんなの表情よ!

子どもみたいに純粋で、ぴっかぴかの笑顔。

自分が一等お気に入りのおもちゃを自慢する子どものような、そんな無垢な表情のみなさんにお会いできたことを、感謝します。

企画主催の泉さん、スピーカーのくりたまきさん、参加されたみなさん、楽しい時間をありがとうございました!

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