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【備忘録 #01】献血と輸血と弟

弟は献血に行くのが好きでした。
そんな弟が血液ガン、多発性骨髄腫によって命を落とたのは、こちらの記事のとおりです。
弟が初めて輸血を受けた日のX(旧Twitter)への書き込みです。

2022年11月末に一度目の自家造血幹細胞移植。年が明けてしばらくしてから容体がまた悪くなり、再発を疑いだしたころの書き込みです。心の叫びだったのかも知れません。

二度目の移植 (2023年6月) 後は血液内の各数値が低くなり、常に輸血 (赤血球、血小板) をいただきながらの治療となりました。永遠に眠る二週間前までずっと……。
私自身も献血に関心がありましたが、自分の病気治療や服薬で献血できない状態でした。それらが完治して「献血できるかな?」と思った矢先の弟の病気発覚、そして別れ。

このポストを見たときに衝撃を受けました。
「自分は健康なのに、弟の受けた恩を返すことすらしないのか?」
居ても立っても居られなくなり献血に行ったのが 2024年1月20日、人生初の献血。このときに「輸血経験者からのメッセージ募集」という応募フォームに想いを書き込み、そのメッセージを神奈川県赤十字血液センター様HPの「ありがとうの声」に掲載していただきました。

メッセージに書いたように、弟が目指して到達しなかった100回献血への道は、兄である私が引継いでいきます。
本日、4回目の献血をしてきました。兄弟通算で67回目です。

兄弟の献血カード
"けんけつちゃん"グッズ

最近はポイントを貯めてもらえる "けんけつちゃん" グッズを集めるのが楽しくなってきました。
兄弟で100回達成はまだまだ先の長い道のりです。
それまでは献血ができる健康な体を維持しなければなりません。
弟は大切なことを教えてくれたように思います。

いつか私も旅立って弟と再会できたときに自慢するんです。
「100回達成してやったぞ!!!」

🤓最後までお読みいただき、ありがとうございました😇

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