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放課後等デイサービス・児童発達支援でAIが支援計画を作ってくれるって

事業のICT化について調べていると、AIが個別指導内容を考えてくれるシステムを見つけました。

事業所のスタッフは個別支援計画書を作るのに時間がかかっている人が多いですよね。

私も昔作っていたので気持ちはわかります。

ですが、本当は時間なんてそんなにかからないんですよ。


だって、面談で保護者が困っていることやお子さんに対してどうなって欲しいのかを考えるのは、私たちではなくて保護者なんですから。


いろんな人が先に計画書を考えて、面談でそれを元に話を進めて修正するみたいな感じでやっていると思います。


それだと、作成者の気持ちが強すぎて、保護者が本当に困っていることやアプローチしてほしいことに支援できないんです。しかも、目標設定に「次はどうしようかな」「ずっと同じ内容だけどいいのかな」とめちゃくちゃ悩んでるスタッフが多い。



そうじゃなくて、初回面談の時に困っていることや事業所に求めることを聞いて、そこに私たちのアプローチ方法を提案すれば良いのです。アプローチ方法の提案に同意していただければ、その場で支援計画書が作成終了です。面談の時間内で済みます。


すぐに出てこなければ、「評価してみますね」で終わりにしましょう。そして、雑談的な雰囲気でお子さんのことをたくさん聞くと、好きなことやキャラクターが出てきたり、怖いもの苦手なものなど支援に役立つ情報も出てきます。


利用した日から「困り」について評価して支援内容作成します。徐々に慣れてくれば、作成時間も短くなりコミーに書かれている4時間もかかりません。


継続利用してくれている方だと、「困りはない」と言う人もいます。そんな人には「どんな風になっていて欲しいですか?」と未来のイメージを聞けば答えてくれますよ。


「お友達と楽しくしてくれたらそれでいい」と言われたら、それが支援目標です。その子から笑顔が引き出すことがアプローチ内容になりますよね。


保護者が望んでもいないのに、「指先のことをやります!」「集中力をもっと高めます!」と言っても独りよがりです。


メガネを付ける生活に不満を感じていない人に「視力を良くします!」といつまでも言っているのと同じことです。


思うところ

1番気になったのが「診断」です。粗探しのような気もします。初回はいいかもしれませんが、何年も続けているお子さんに対しても悪いところばかに目がいきます。

保護者の困りがなければないで良くないですか?

それだけ今の状況がお子さんにとって、いい状況になったと言うことです。あえて、プログラムを増やしてお子さんに負荷を与えるよりも、困りのない状態を維持する方が保護者としては嬉しいのでは?

維持することも立派な支援です。
小学校で落ち着いたと思っても思春期に入って生理や反抗期などで情緒の不安定さが再び出てきます。

そこで、情緒の安定に向けて支援プログラムを作成すればいいと私は思います。

コミーの良さ

コミーのいいところは、アプローチのメニューを考えてくれるのが良いいですよね。

アプローチの引き出しは、経験年数がものを言います。AIがアプローチ内容を考えてくれれば、経験年数が浅い人も引き出しの量が増えます。

いつまでも同じことばかりで、飽きてしまうってこともありえます。さらに、経験があっても言いづらい時もあります。そんな時にAIから発案してくれたら便利ですよね。

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