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あ゛あ゛あ゛ん!

今日も介護家族の苦悩について語ります。

うちの母は3か月ぐらい前から痰が止まらない症状が続いている。
風邪の類ではなさそう。病院にも何度がつれて行ってる。
この症状は3年ぐらい前から出るようになった。

一番辛いのは当人なのかもしれないが、家族も辛い。
何が辛いのかというと、一日中 きったない音を出す。
しかも、やかましい。

あ゛あ゛あ゛ーーん!

精一杯の言語化してみました。

もう、うっさいのよ!
痰を吐き出す行動をとってるつもりなんだろうが、「かーっ、ぺっ」ではなく、大声を出してる。しかもババアのだみ声である。
ちなみに、外ではこんなことしない。一応、人目を気にする気持ちが残っているようで、もっと静かに咳込んでいる。
そして、吐き出した痰まじりの唾液で服が汚れている。

ぼよん:「おまえももうなごうないなー」
おかん:「それがなかなかん死なんったい!」
ぼよん:「やかましい!はよ逝け」
ジジイは耳が遠いが流石にこのやかましさに耐え切れず居間のソファで寝てる。
壁なしで寝室と繋がってるから大して変わらんけどね。
ジジイも怒鳴り散らかしてるが、おかんは意に介せず。
そろそろ、介護〇人事件とか起きるんじゃなかろうか。
それもありかもしれない。もう十分に生きたでしょう。
おれはジジイを指さして、「お巡りさん、この人です」と、言うことでしょう。頭の痛い2つの問題が片付くなぁ。

こうやって記事を書いてる間にも、叫び声が聞こえます。

あ゛あ゛あ゛ん!あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーん!

日に日に音量が増している。もともと声がでかいのに加えて、大声スキルが上がったようだ。
そろそろご近所さんから通報されるんじゃなかろうか。
「猛獣の唸り声が聞こえます!」
ぜひ、捕獲して保健所に連れていってほしい。

この大音量は数時間続いて数時間静かになる、を繰り返すことが多い。
まったく静かな日もある。
アレルギーが原因なんじゃないかと、いつもの呼吸器科の先生に相談したところ耳鼻科の患者さん向けの薬を試してみようということになった。
それが、先週金曜の話。
昨日は割と静かになった。平和だったのに。
それなのに今日は朝からずーっと、

あ゛あ゛あ゛ん!あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーん!

本人も辛いんだろうが、まずもって行動がおかしい。
痰を出したいのに、大声を出している。
ひょっとして、これは認知症の症状なんだろうか。
やりたいことと行動が合ってない。
もしくは、そもそも痰なんて出てないのに出したいと思ってるだけとか!?

明日は別件の検査入院です。
大腸ポリープ切除後の再検査なんです。
「もう、よかろうもん。」
と、思ってるんだけど、「検査します」と言われたら断りづらい。
大腸検査をやったことある人はわかると思うけど、前日からは下剤を飲みます。トイレに頻繁に行くようになります。
そして当日は更に別の下剤を飲んで看護師さんが無色透明になったかどうかをチェックします。
この一連の準備を要介護3のばーさんが家でできるわけがない。
大惨事がおきるよ!

入院したら また大声を出すんだろうか。
それとも大人しく過ごすんだろうか。
ひょっとして入院拒否とかあるかも。

介護家族の苦悩は続きます。


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