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【 映像デザイナー : 村上 慎弥 】 他ソフトを併用して、Orbital2でMIDI規格を操作!

【 村上 慎弥 | Shinya Murakami 】

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1985年生まれ。2015年に6年間務めたメーカー研究職を辞め、趣味が高じて使い続けていたAfterEffectsを武器に映像業界へ飛び込む。
AfterEffectsユーザなどを対象にした勉強会、もといエンターテイメントショーであるAEオフを2010年から毎年開催。新しい技術好き。

【 普段のクリエイティブ作業ときっかけ 】

ー 普段、どんな制作をされていますか?
仕事では映像デザイナーとして遊技機映像やゲームPV、アニメの撮影などをしています。主な使用ソフトはAfterEffects、Cinema4D、3D-Coat、Photoshopなど
仕事内容は社内、社外で雑多にやっており、最近のお仕事としてはTVアニメ ポプテピピックコーナー制作などがあります。

ー もともと画像処理系の研究者だったとのことですが、なぜ映像クリエイターになったのか、ぜひお伺いしたいです
大学では画像処理などを研究する傍ら、サークル活動でアニメの自主制作などをしてAfterEffectsなどの操作を学んでいました。
その後、大学の研究分野と同じ研究職に就職したのですが、趣味の映像制作やAEオフなどで活動をしていくうち、だんだんとクリエイター職をやりたいという気持ちが強くなりました。ちょうど5年前に縁があって現在の会社に転職し、今に至ります。

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ー なぜAEオフを開いたのですか?
仲間内でお絵描き配信をしていた際、AEの勉強会をやろうという話になり、開催したのが1回目のAEオフです。
当時、自分が仕事で参加したSSII(画像センシングシンポジウム)のチュートリアルセッションという企画に感銘を受け、それに近いコンセプトでAEを学んだり、情報共有できるような場を作れないかという考えでした。
当時、お借りすることができた会場のキャパが120名だったので、ノリで参加枠上限ギリギリに募集したところ、まさかの満員となりました。
以降の開催は、参加者と発表者が楽しんだり刺激が得られるような、勉強会という名のクリエイティブエンターテイメントショーを続けています。

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ー 今後AEオフをこうしていきたいなどありましたら、ぜひ教えて下さいいつかプロレスリングを借りて、その上で映像制作バトルみたいなのをやりたいです。

ー AEオフのファンに何か伝えたいことはありますか?こんな状況(コロナ禍)で大人数の集会など開催が難しくなっていますが、AEオフは元々やりたくなったらやるという緩いスタンスです。もしかしたら姿を変えてなにか別のことをやるかもしれません。気長にお待ちいただければと思います。

ー 普段行なっている映像制作の具体的なワークフローを教えてください
PV制作の場合
(1)依頼元と打ち合わせなど通じて、動画に入れるべき情報を整理したり、コンセプトを練ります。

(2)Vコンの制作をします。ここではシーンの割り当てやカメラワーク、具体的にどんな素材が必要になりそうかなどを書き出して、整理していきます。

(3)(2)で書き出した素材を素材集から探したり、加工したり、場合によっては0から作成していきます。3Dとして素材が必要な場合はCinema4Dなどを使いモデルやシーンを作っていきます。

(4)(3)で作成した素材データをAEに読み込み、各シーンの作りこみを行っていきます。AEではカメラワーク、ライティング、光効果、パーティクルなどのエフェクトを追加し画面を作りこんでいきます。画面を作りこんでいく過程で、新しいイメージが膨らんでいくことが多く、さらに必要な素材を思いついた場合は、(3)に戻って追加制作したりなどします。

(5)引き続きAEを使いシーンのつなぎなどを仕上げいきます。最後にカラコレやポストエフェクトを追加していき映像を完成させます。

ー 映像制作やクリエイティブを制作する上で、今後挑戦したいことはありますか?
3Dキャラクターモデリングとアニメーション駆使した映像制作をしたいですね。元々手書きのキャラクターアニメーションを制作していたので、セルルックな3Dの女の子が踊るフルモーションPVなどを作りたいなぁと考えています。

【 村上さんの作業環境 】

ー 現在の作業環境を教えてください
クリエイティブソフト:AfterEffects、Cinema4D、Photoshopなど
自作PC(CPU:i9 9900K メモリ:64GB GPU: GeForce GTX1080Ti)
ペンタブ:intuos pro
キーボード:Logicool K270
マウス:Logicool M185(単4電池に単3電池アダプターをつけて軽量化している)
会社など別環境でも同じ状態を整えやすいよう、キーボードとマウスは安価で取り回しやすいものを選択しています。

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▼ インタビューの全文はこちら



Orbital2とは?

クリエイターを科学する、ミライの左手デバイス
「Orbital2(オービタルツー)」

Orbital2(オービタルツー)は、クリエイターのキーボードのキー(ショートカットキー)操作を無くすことを目的に開発されたハイエンド入力デバイスです。
CLIP STUDIOやSAIなどの様々なクリエイティブソフトウェアに対応し、「マウスやショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮」と「疲労の緩和」を実現します。


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