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「胡椒ミルから生まれた!?」Orbital2誕生の秘密。

本日はOrbital2の開発秘話というところでこのOrbital2のコアの部分であるOrbital Engine(オービタルエンジン)を倒して回して押すという新しい独特なこの機能はBRAIN MAGICの特許でもあるんです!
この機能がどのように生まれたかについて、お話をしていきます。

早速なんですが、普段クリエイティブ作業でもオービタルエンジンモードをお使いですよね。オービタルエンジンモードっていうのはクリエイティブ作業をしていくとどうしてもパラメーターの調整、いわゆる明るさを変えたり、コントラストを変えたりとか、あるいは戻ったり進んだりとかって出てくると思うのですが、全部ダイヤルでやると超楽なんです!で、計算していくと結構ダイヤル数必要だったんですよ。

だいたい6つから8つ程度のダイヤルがあると理想であるというのがクリエイターの作業を分析していったらわかったんです。そうすると何が一番いいかっていうと、まずスライダーをミキサーにあるスライダーかダイヤルを8つぐらい並べるっていいんじゃないかということで、Orbital2を作る前にそういった作品も作っていたんです。ところが、ダイヤル8つを並べどうなるかっていうと、もはやミキサーみたいになってくるんです。

絵を描いたり、マウスを操作していると今何番目のボタンを触っているかが分からなくなり、目線を落として確認する必要があるんです。それってすごく不便なんです。だったら、たった一つのホームポジションで持ち替えをせずに複数のアクションができなければならない。そうなったときどうしたら、実現できるんだろう、と。

これちょっと別の動画でお話してるんですけど、いわゆる視点とか脳波計測とか違うアプローチってところもやっていくんですけれども、それでも解決できなくて、ある日Orbital Engineっていう独特な入力機構が生まれたんですけども、そのきっかけになったのが、新宿の方で今から何年前かな、2012年頃かな、新宿の地下の方でパスタ屋さんに1人で入った時にパスタ屋さんって、だいたい机の上に塩と胡椒とかいわゆる調味料の入れ物が当然置いてあるんです。そこで見つけたのがいわゆる透明のクリスタルアクリルでできたコショウミルだったんです。

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ちょっと胡椒をかけようと思ってこの透明なコショウミルを取って回したんですが出なくて、胡椒の粒が歯の部分にうまくハマってなくて空回りしていたんです。で、ちょっと傾けて振ったところ、コショウの位置が変わってうまく回すことができて、パスタを食べることができた。
それでふっと思って、つまり倒すことで位置が変わり回転することで出力されるセンサーになるんじゃないか。というなひょんなところからOrbital Engineは生まれました。

他にもOrbital2やクリエイティブ制作についての動画をアップしていますので、ぜひご覧ください。


Orbital2とは?

クリエイターを科学する、ミライの左手デバイス
「Orbital2(オービタルツー)」

Orbital2(オービタルツー)は、クリエイターのキーボードのキー(ショートカットキー)操作を無くすことを目的に開発されたハイエンド入力デバイスです。
様々なクリエイティブソフトウェアに対応し、「マウスやショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮」と「疲労の緩和」を実現します。


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