今日のチコちゃん
6年前の冬、メスの子猫が我が家にやってきた。
雪の降る日、離れの小屋の中で小さく震えていた。
どうやら遊びにでかけて雪が降り積もり帰ることができなくなったので、小屋に避難したのだろう。
ちょうど天文学者のティコ・ブラーエの誕生日だったのでチコと名付けた。
最初、チコは警戒していて家人が小屋に近づくと、すぐに逃げ出した。小屋にいる時は気配を消して、じっとただずむ。
夜は小屋にある段ボールの中で丸まって眠っていた。
毎日、エサを与え続けていると時間とともにチコは警戒心を解くようになった。
愛くるしい表情とは裏腹に野生の本能が目覚めるのか、一日2食のごはんのお礼に小屋のネズミをとってくれる。
自分の狩りの成果を得意げに見せびらかしてくれるのだが時々、無惨な姿のスズメが置かれていたこともあった。
今日はもう何も考えたくないなぁと思う時は、小屋に行ってチコのしっぽの近くをトントンする。
気持ちよさそうに目を細める姿を見ると自然に癒やされる。
今日も皆様にとってよい一日でありますように。
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