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朝からいい気分になる、素敵な運転手

今日は仕事の関係で、いつも乗っているバスに乗車。
いつもはその時間は読書タイムなのですが、
今日は、「あ!!この声は・・・」と気づき、
本を読むのをやめました。
そして、この方のバスの運転を楽しむことにしました。

僕も一応幼稚園の園バスを運転できるようにと、
大型免許を取りました。
だから、大型の車を運転する難しさ、大変さなどは
少しは知っているつもりです。

この運転手さん、信号や、右左折時など
「信号です。止まりま~す!!」
「左折しま~す!!」
「まもなく、〇〇です。お降りの方ございませんか?」
とポイントごとに優しいトーンで声を掛けてくださいます。

その声に、「丁寧な方だなぁ~」と感動したことがあるのです。
でも、今日はその声だけでなく、
運転をもっと深く感じたいと思ったのです。

そしたら、すぐにわかりました。
この方、運転がむちゃくちゃうまいのです。
だから、このような言葉掛けも可能なのです。

終点で降りる時に、この感動をちゃんと伝えたいと思い、
最後に降りることにしました。
そして、何か一言でも伝えたいと後半から
ずっと考えていました。

そして「この言葉にしよう!!」と決めました。
でも、やっぱりちょっと恥ずかしいような、
なんか偉そうな感じもして、
どうしようかなぁ・・・と思っていると、
終点に着きました。

すると、この運転手さん、
コロナ対策のビニールのカーテンを開けて、
一人一人に丁寧にお辞儀をして
改札の対応をしているのです。
この姿は、このバス会社でしている運転手は僕は初めてでした。

この感動を必ず伝えよう!!
この感動は、言葉にして伝えないとダメだ!!
と思いました。

最後に降りる際に、
「やはり、運転手さんの運転が一番上手です!!」と伝えると、

「いえいえ、ありがとうございます」と笑顔で返してくださいました。

なんて気分のいい朝でしょう!!

そして地下鉄に乗りながら、
あの運転手さんは、きっと小さい時からバスの運転手さんに
なりたかった方なのかもしれない。

いや、同じようにモデルとなるような方がいて、
その方の背中を追い続けているのかもしれない。

と一人勝手に想像しながら、
倉橋惣三の「育ての心(下)」を読みました。

倉橋、すげぇ~。
「自重心」という言葉に感動しました。

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