日々徒然の詩シリーズ「焔と甕と潮」

 僕らは焔と甕と潮。

 めらめらとめらめらと。

 ざあざあとざあざあと。

 ふつふつとふつふつと。

 湯気と塩ができました。

 湯気は冷めて霞となって、冷えては雫を垂らします。

 やがては水ができました。

 焔は明るく暖かく。土と水から甕を作ります。

 幾日か昼と夜を過ぎて甕は丈夫になります。

 潮はうねり、昼に光っては、夜に暗くなります。

 甕に焔を入れてもすぐに消えてしまいます。なので水を淹れます。

 海辺にあった貝や川で獲った魚を甕で煮ます。

 木の実や山菜も入れましょう。

 塩も少し入れましょう。

 ことことと煮込んだら出来上がったのは煮炊き料理です。もういなくなったご先祖さまの形見にお供えしましょう。寂しくてもいつも一緒です。

 家族と一緒に、いただきます🙏。
 ぴったりと手を合わせます。

 家族みんなで仲良しです。

              ほづみわたる

 

 

よろしければサポートお願いします。 僕の活動費に使わせていただきます😊!