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格差社会

療育センターの二歳児クラスに新しい子達が入園してきた。うちと同じ自閉症かもと言われて通い出したであろう子達だが、通う必要あるのという子から、多動で追いかけ回さないといけない子など障害の程度は様々だった。

それぞれの子達が苦手なことが違っていて、親子で通っていると、他の子の成長発達まで気になってくる。

うちの子は、文字や、パズル、ブロックなど手先を使う事は早くから出来た。その代わり、他の子とコミニュケーションは一切取らない、感覚過敏、偏食があって嫌なことがあると奇声をあげていた。

ただ、保育園に行っていたり、早くから療育に行っていることもあって、先生の指示が通りやすかったり、療育の流れもわかっていたので最初は出来る子と思われていたかもしれない。

ただ、月日が過ぎると後から入って来た子達の方が、どんどん言葉も出てきた。そうなると今度は出来ない子に変わっていった。

2歳児クラスが終わると、選択肢として、普通の保育園、幼稚園に進むか、障害児の通園施設に通う事になる。うちの子は絶対に通園施設だとは思っていたが、後から入ってきた子の親が、通園施設とか考えてないとか、幼稚園の話をしたりすると、なんとなくマウントを取られた気になってしまう。

程度は違っても同じように何処か障害を持っているのに、どこか格差をつけたがっているように思えて、小さい頃からしかも障害児の世界でも、格差社会は始まるんだなと実感した一年を過ごした。

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