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ありがとう2023年


たくさん感じてたくさん考えてたくさん飲み込んで、自分をじっくりと見つめ直した年。

私は"安定"を好むタイプで、新しいチャレンジ!とか新しい出会い!とかってあまり求めてこなかった。現状がとても幸せだったし、ずっと満たされていたから、自然と求めずに生きてきたのかも。

けれども2023年、私を生かし私を形成していた男性とのお別れで、久しぶりに自分をじっくりと見つめ直して、たくさんのことを感じて、自分の元々の考えも少し変わったりしながら少しずつ進んできた。

本当にずっと一緒にいると思っていた相手だったし、信じて疑っていなかったけど、人生とは予想外なことが結構簡単に起こるらしい。彼の行動に対して腹を立てたり、相手を憎んだりしたときもあった。けれどもそうやってたくさんの感情を感じて、自分の感情に嘘をつかなかったからこそ、ゆっくりと心がクリアになってきていることを実感している。

私にとって彼はとても大きな存在で心の拠り所であったから、彼のいない生活など想像できなかったけど、案外いつも通りに生活ができるもので。きっと、彼と一緒にいた5年半の間も確固たる自分は存在していて、知らぬ間に成長して強くなっていたんだなって、少し自分を誇らしく思ったりもした。彼との別れがなければ、こんな自分の強さにも気づかなかったと思うと、やはり全てのことには意味がある。

私が望めば、彼との未来はあったと思うし、一緒にいることで瞬間的に安心することもできた。自分の心も楽だし、何より好きだから一緒に居たいなって思うときもあった。けどそこで冷静になって俯瞰して、自分の幸せを考えてお別れを決断できた。とても辛く苦しく、言葉で表現はできないけど、そんな私の決断をみんなは「偉いね」って認めてくれるし、自分でも立派だなと自画自賛してみたりもする。

基本的に私は自分のことが好きで、そんな私を大切にしてくれない人とは?と言うマインドで生きてきたから、この決断ができたんだと思う。あんなに最愛の人だったけれど、"この人しかない"とは全く思わないし、もっともっといい人に出会えるんだな〜可能性無限大だな、と脳内お花畑な自分も存在している。

19歳から25歳という若くて尊い時間、ずーっと彼氏がいるって言う状況で生きていて、無意識のうちにそれが自分のアイデンティティでありステータスであったように思う。それが悪いことではないけど、久しぶりにそんな飾りが消えた本当の自分に向き合うことができて、価値観を再認識することができて、この経験から得たものは壮大。どうせ辛いのであれば、糧にしてやらないともったいないしね。生きてる中で、無意味なことなんてきっと起こらないと思うし、私にはこの経験やこの痛みが必要だったんだなって受け止めている。やさぐれた気持ち、やるせない思い、底知れぬ虚無感など。黒い、暗い道を進んでる期間もあったけど、確実に道はひらけて、今は世界が色とりどりで本当に生きてるだけで楽しい。笑

最初に述べたように、私は現状を良しとするタイプであったけど、別れにより生活が大きく変わったことでその考えも変わった。相手に注いでいた愛情や時間が全て自分のもとに帰ってきたから、今までやってこなかったこと初めてみたい。と、好奇心旺盛になって生きている。虚無期間にはそんな思いも消えてしまって、何にも意味など見出せないし、全てが退屈でたまらなかったけどその期間を経て、わくわくに囲まれて生きている。

ピアノを始めてみたり、ホットヨガに通ってみたり、来月は生花に挑戦しようと思っていたり。今まで通り本とか映画は大好きだし、日記を書くことも好きだし、コスメを集めたりメイクしたりするのも好きだし。生きてるとやりたいことや楽しいことってほんとうにたくさんあって、そんな自分の生活と自分自身を抱きしめる日々がどんどん心地よく好きになってきている。

そして最近は人がとても好きだな〜って思っている。2023年に入って、全体的に自分の人生の流れが停滞している気がしていた節があった。マイナスな感情が生まれたりマイナスな言葉を言うことが多くなってるなと自分でも感じていて、それが悪循環を生んでいると分かりつつも、現実への不満を感じたり発したりすることが多かった。けど節目節目で、自分を見つめ直したり、嫌な相手にも良いところはあるよなーと考えたり。なんとか自分を整えて生きてきた。

そんな中で大きなお別れや悲しみがあって、さらに考える機会が増えた。けど、自分の人生の流れは自分で良くするしかないし、明るく朗らかに生きるのが1番良いんだろうなぁと。そんな小さな意識を大切にして仕事に行って、マイナスな感情がすぐ出ないように、「なんでもやってやるで、かかっておいで〜」ってマインドで生きていると自分がとても生きやすくて。どんどん私の世界は色を取り戻してきて、不満もなく、現状を全うできている。


人が好きという話に戻るけど、最近は毎日のようにお友達に会っていてたいへん心が潤っている。人や社会との繋がりは自分を更に豊かにすると感じる。いま思い出したけど、別れて悲しみの中にいる私に対して母は、「ママとパパの命よりも大切な宝物だから絶対守るよ」との言葉をくれて、あー愛情。と強く感じた記憶がある。脈絡なさすぎるけど、そういう愛が私にはあるんですね。とてもありがたいこと。

そんな家族や友達の愛に包まれ、自分も愛で包んでゆきたい。私を生かしてくれている全てのみんなへの感謝が止まらない、そんな12月でした。


穏やかな安定した人生から一変、激しい荒波に揉まれた2023年でしたが、間も無く終わりを迎える今、自分の人間レベルの上昇を感じて誇らしさを感じる。

前回の恋愛は私にとって宝物であることには変わりなく、ほんとにいい時間だった。わたし的に、花束みたいな恋、でした。愛し愛されるあの実感はとても幸せだったし、誰かを守りたいなとか、この人に全てを委ねたいなとかって思う日々が心より幸せであった。最終的に裏切るような人だったとか言ったらキリがないけど、あの日々の彼と最後の彼は私の中では別人。今はもう好きな彼はいないので、今後の私の人生には不要だし、完全に過去の人間。別れてから一度も連絡したいと思ったこともないし、会いたいという感情も、好きだった感覚も日に日に薄れていて全然思い出せない。笑
いや、ほんとーーーに大切で大好きだったんだよ。けど、女って強いよ!なめんな!ということ。

私は私の人生に忙しいですし、自分で自分を満たして形成していける。これからも自分が誇れる自分でいる為に、真っ直ぐ生きる。

2023年の全てよ、ありがとう。
2024年も、よろしくね。

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