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GIGAスクール構想ですごいことになっているけど…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

コロナ禍をきっかけに、急速に広まったGIGAスクール構想。これにより、一人一端末が当たり前になりました。勤務校でも、一人一人にchromebookが渡され、積極的に活用されるようになってきました。これにより、学校の学習が大きく変わろうとしています。

①知りたいことを、即調べることができる!

これは大きいですよね。例えば、社会。教科書や資料集では補いきれない部分を、さっとパソコンで調べることができます。徐々に調べ方も上達してくるので、知識の広がりがこれまでと比較になりません。

②記録ができる!

例えば、図工。「オクリンク」というのを使うと、作品の写真をとり、それと作品名、作品紹介、工夫したところなどを書き、くっつけて提出することができます。これのよいところは、みんなで見合って共有できるところ。そして、記録として残るので、先生が評価する際にも役立つこと。

③問題を解き、即採点。間違えた問題を中心にまた出題してくれる!

例えば、算数。教科書の問題を早く終えた子は、パソコンを出して、問題を解きます。そうすると、即採点してくれます。先生のところに並ぶ必要はありません。そして、その不正解だった問題を、もう一度出題したり、その子に合った問題を選択してくれる機能も付いています。

④遠く離れた人とも交流できる!

例えば、社会。5年生の学習で、寒い北海道のくらしと、温かい沖縄のくらしを学習する単元があります。その際に、実際にそこに住んでいる子どもたちと交流し、インタビューすることが可能です!

他にもまだまだあります。使いこなしている先生は、もっともっとすごい実践をたくさんしています!




・・・・・・・・・・が、メリットばかりではありません…。

先生も、子どもも、アンケート地獄に…

現状では、アンケートを作成するのも、集計するのも、配るのも朝飯前です。これまでのように、アンケートを作成したら、それを印刷して配る、それを集める、数えて入力する、集計してグラフ化する…なんてことはありません。だからこそ、アンケートをしてもらう側からすると、気軽にやってもらいたくなってしまいますが…。そこが問題!そう考える人が多くなると、先生も、子どもも、アンケート地獄に…。

便利なはずが、そのせいで苦しめられるというわけのわからない事態に…

これだけGIGAスクール構想、ICT化が進んでいるのに、保護者向けの書類は全てアナログ…

わたしは今、学校に提出する娘たちの書類を書いているのですが、全て紙。そして、上の娘に至っては、毎年毎年同じようなことを繰り返し書いています。

その最たる例が「児童調査票」。そこまで大きな変化がある人は少ないですよね。だけど、毎年毎年同じようなことを何度も書いています。

昨年の4月、保護者からこんなことを言われました。
「児童調査票って、データ化されないんですか?データ化されたらもっと保護者の負担が減ると思うのですが…」

たしかに!その通り!
今は、登校したかがスマホに通知されたり、欠席連絡もスマホでできる時代です。学校によっては、お便りもインターネットで配信されるところもあるみたいですよね。

保護者向けの書類にも、ぜひICT化、デジタル化が進んで、負担が少しでも減る方向に行けばいいなぁと思っています。

もしかしたら、皆さんの地域では、保護者向けでもっと進んだ取り組みがされているでしょうか?もし、GIGAスクール構想、そしてICT化、デジタル化の進んだ取り組みがあったらぜひ教えてください。

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