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見すえている目線の高さによって答えは出るということじゃ!

小学校の先生、2児の父、雄剛です。

皆さんは、『はじめの一歩(森川ジョージ)』を知っていますか?いじめられっ子の幕之内一歩がボクシングと出会い、成長していく物語。未だにまだ続いていますよね。中学校、高校くらいの時にハマった人も多いのではないでしょうか?

一歩が日本チャンピオンに敗れ、再起を目指している時に、トレーナーである鴨川会長がこう言います。

「見すえている目線の高さで答えが出るということじゃ。」

これって、ボクシングだけでなく、全てにつながるなと思うんです。

感謝の集いの練習で…

一緒に組んでいる先生は、30代中盤で経験もある。学習指導にすごく熱心で、どんどんいろんなものを取り入れていく素晴らしい先生です。今回は、その先生が行事を担当してくれました。

所見や中学校への引き継ぎ、他の卒業関連の行事などを同時進行で進めているので仕方ない部分はあるのですが、最終リハーサルで台本を持ちながらそれを読む実行委員、先生が作ったスライドを先生がボタンを押して進める、先生が指示を出して動く実行委員と子どもたち…。保護者への招待状も先生が作ってしまいました。内容こそ実行委員で話し合いはしましたが、それ以外はほぼ先生がやってしまったんです。その姿にモヤモヤ…。その先生の目線では、「実行委員を使いながら、感謝の集いを成立させること」が目線の高さだったんです。

目線を上げると…

でも、子どもたちはもっとできるはずなんです。今もっている力の少し上に目線を上げることで、さらにもう一歩成長できる機会にできたはず。

卒業前なら「実行委員が練習も仕切って、自分たちで保護者に感謝を伝えられる会を作る!」くらいはいけるはず。そのためには、事前に実行委員の子たちだけでリハーサルを重ね、流れと動きが見えている。台本も頭に入っている。そこまで準備した上で、他の子たちに流れを説明し、動きを確認する…。このあたりまでできたはず。その先生には、本番まで残り数日で改善できるところを話し合いました。

目線をどこにおくか…

子どもたちを伸ばしていきたいと思うなら、目線の高さを今もっている力の少し上に設定すること。そして、それを学年で共有していくことが大事だなと改めて痛感しました。

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