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癇癪を起こしてしまう子の居場所をどう作る…?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

この記事に出会いました。

これまでの勤務校でも同様の対応がありました。
通常のクラスにはいるけれども、途中で癇癪を起こしたり、暴れたり、教室を飛び出したりしてしまうから、だんだん我慢できなくなってきたら家庭に連絡。即、お迎えで帰るという対応です。そういう子に限って、おうちでは「学校は好きなんだけど、帰される…。」という話をしているとか。

学校で起こったことは、学校で対応して、居場所を作っていくのが筋だとは思いますが、実際問題として厳しいのが現状です。

◯担任は30人程度を一人で見ている
どうしても癇癪が継続的に起こるようであれば、担任一人では対応しきれません。

◯担任外もそれぞれの仕事を抱えている…

◯サポーターさんも毎日、いつでもいてくれるわけではない…

その子に専属で付く人員さえいれば可能ですが、今そんな余裕のある学校はほぼないと思います。

落ち着ける場の確保をすれば?

それも有効ですが、やはり放っておくわけにはいかないので、人員の問題に戻ってしまいます。

特別支援?

勤務校でも話題になりましたが、「特別支援は、教室にいられない子の受け皿ではない。」。本当に情緒的に、知的に特別な支援が要する子であればもちろん受け皿となりますが、そうではないケースもありますよね。

なんとかしてあげたいけれども、今の学校ではお手上げ…保護者に迎えに来てもらうか、フリースクールのようなところに頼るしかないのが現状…。

突破口は、学年担任制?

この取り組みが面白いなと思います。癇癪を起こすケースの多くは、「担任とのミスマッチ」ではないでしょうか。もちろん、家庭の問題や特別な支援を要するケースもありますが、担任が変わった瞬間に落ち着くことってけっこう多いですよね。甘えられる女の先生の時にはいろんな問題を起こしていた子が、厳しい先生で人が変わったように頑張る。男の先生に反抗ばかりの子が、若い女の先生になった瞬間手のひらの上で転がされる…。このへんは、まさに「担任とのミスマッチ」が原因だと思います。そして、最近こういうケースが増えていますよね。

ならば、学年の担任として、学年の先生みんなで関わり、学年の先生の誰かとは繋がれるようにしていくことでミスマッチの可能性が低くなるように思います。これは何も、癇癪を起こす子だけではなく、すべての子にメリットがあると思いますが…。

皆さんはどう思いますか?


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