見出し画像

社労士試験残酷物語(2)

社労士試験受験履歴

 前回のnoteでは、社労士試験に5回挑戦し、なんとか合格することができたことをお伝えしました。
 よろしければ、前回の内容もお読みください。


 ここからは、もう少し社労士試験の具体的な内容に触れていくことができればと思います。

 社労士試験の概要等は一旦公式HP等に譲るとして、私自身は2016年の29歳の年に受験をし始めて、5年後、つまり2020年の33歳の年の合格することができました。
 おおよそ4月頃に社労士会から受験要項を取り寄せて、8月の最後の日曜日に試験を受け、10月頃に結果を知る、というサイクルを5回も繰り返していたんですね。
 簡単にまとめると次の通りです。

  1. 2016年 第48回 不合格 29歳

  2. 2017年 第49回 不合格 30歳

  3. 2018年 第50回 不合格 31歳

  4. 2019年 第51回 不合格 32歳

  5. 2020年 第52回 合格! 33歳

受験のきっかけ

 社労士試験にチャレンジし始めたきっかけとしては、いくつもの理由があり、決して直線的に「社会保険労務士」を目指したわけではありません。
 ざっくりと言うと、当時の自分自身を見つめ直し、周囲の状況も総合的に勘案し、その時点におけるひとつの最適解は「社労士試験」に挑戦することじゃないかと思い至ったわけです。
 こう書くと、何か大層なことのように聞こえますが、別の言い方をすれば、29歳という微妙な年頃に差し掛かっていただけとも言えるかもしれません。
 もう留保なく若いと言える年齢ではなく、かといって人生の方向も決して定まっていない。
 これといって差し出せる自身の名刺のようなものなく、でもまだまだ開けていない扉があるんじゃないかと思い込めるそんな29歳。
 ここら辺で、難関と言われるような資格のひとつでも取って、いっちょやってみるか。
 簡単にいうとそんなところかもしれません(受験のきっかけのしっかり目の理由については、また別で書くことが出来ればと考えています)。

勉強スタイル

 スクールに通うのか、独学で取り組むのか、このあたりが最初の大きな岐路かとは思いますが、ここは迷うことなくシンプルに「独学」の一択でした。
 単純にスクールに通えるようなお金も時間も無かったですし、退職してスクールに通うまでの覚悟をもって挑戦し始めた資格でもありませんでした。
 現在の仕事を続けながら、隙間で勉強しながら試験に挑戦する、と言うスタンスの場合は、独学の一択になるかと思います。

テキストの選択

 ではテキストは何を選んだかというと、こちらもあまり迷うことなく「TAC出版」のテキストで揃えました。
 最初に大きな本屋で、各出版社の社労士系テキストをパラパラと立ち読みし、何となく読みやすそうで、自分に合う感覚があったのが「TAC」のテキストでした。綿密に各社のテキストを比較考慮して選択したわけではなかったと思います。
 その後5年間連続で社労士試験に挑戦するわけですが、テキストは「TAC」のものを毎年買い直していました。そんなに何年も試験に落ち続けているのに、テキストを変更しようと思わなかったのは、落ちた原因がテキストにあるとはあまり考えていなかったからだと思います。自身の勉強不足に尽きると毎年納得はしていました。まあそれくらいのことを思わせる魅力はあるテキストと言えるのかもしれません。
(あるいは、どこかで読んだか聞いたか忘れましたが、試験や資格のテキストと言うものは一度決めたものを最後まで貫き通す方が結果的にはよいと。目移りして色んなテキストに手を出すとそれぞれ半端で終わってしまうと。それも一つの定見かと思いますので、その影響でしつこく同じシリーズのものを買い続けていたのかもしれません)

社労士試験の1回目の挑戦へ

 そして、いよいよ社労士試験に挑戦することになります。
 2016年第48回の社労士試験に初めて申し込みをします。
 年齢は29歳で、その年の社労士試験の合格発表の後には30歳を迎えようとしていました。

 続きは次のnoteで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?