2024.02.03 違和感

2024年2月3日、日常の違和感から

今日は、日常からわずかに逸脱した予想外の小さな驚きを共有したいと思う。特別な日でも記念日でもないが、特別だと感じられる出来事があった。何気ない日常の風景に、ほんの少しの気づきが新たな物語を紡ぎ出したのだ。それは、妻がスーパーから帰宅した時のこと。彼女が持ち帰ったのは、いつもの七味唐辛子ではなく、何故か一味唐辛子だった。この予期せぬ違和感が、なぜか私の心をとらえるのである。

妻にその理由を尋ねたところ、彼女もまた、その一味唐辛子がどうやって買い物カゴに紛れ込んだのかわからない様子。レジで会計を済ませる時、妻は一味唐辛子に違和感を覚えたでしょうし、レジの女性もまた、それに気づいた妻に違和感を抱いた事だろう。一味唐辛子はどこからやってきたのか、何かを取ろうとした際にカゴに落ちてきたのか、それとも前の誰かが忘れていったのか、その謎は解けぬまま。しかし、この出来事の本質は、一味唐辛子がどうやってそこに来たかではなく、その影響。

妻がスーパーへ行った目的は、駐車券を手に入れることにある。彼女は仕事に向かうとき、職場に近い立体駐車場を使うのだが、仕事帰りにスーパーで買い物をして駐車券をもらうのが日課となっている。。今日もその日課に従い、2時間分の駐車券を得るために必要な2000円分の買い物をしたのだ。だが、レジでの合計がわずかに2000円に届かなかったのだという。ところが目の前には購入をキャンセルした一味唐辛子があった。妻は一味唐辛子のキャンセルをキャンセルし、レジの女性と笑ったようだ。もしも一味唐辛子がなければ、妻は慌てて別の商品を探さなければならなかっただろう。しかし、誰かがそっと手を差し伸べてくれたかのように、その一味唐辛子が最後のピースとなり、彼女は2000円とちょっとの買い物をすることができた。

この小さな出来事は、日々の生活の中に予期せぬ奇跡が潜んでいることを教えてくれた。何気ない一日が、思わぬ形で私たちに喜びを与え、時には不思議な力さえ感じさせてくれるのだ。日常の中で起こる小さな奇跡の物語。それは、もしかすると私たちを支え、導いてくれる何かがあるのかもしれません。


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