「それでも日々はつづくから」燃え殻 読書記録

 週刊新潮に連載されていたエッセイの書籍化ですね。
初めて燃え殻さんを知ったのは、ウチのダンナさんのオススメなのですが、読んだのは今回初めてです。
燃え殻という名前が、もっと暗くて悲しいイメージだったのですが、読んでみるとユルクておもしろいですね。割と最近重めだったり硬い内容のものを読んでいたので、クスリと笑える感じが癒やされました。

マウントを取らないと死ぬんじゃないか、という人の話や殺伐としたコロナ禍の中で最初に淘汰されるのはうますぎず、まずすぎないまーまーの店だ、という話。クレーマーの老人、お客に必ず「様」をつけろという「輩」とか、あるあるうんうん…と思わず頷いてしまうような話が多数でした。

ウケたのは「一度だけ俺が社長に食ってかかった時、なんて言ったと思う?」という感じの「俺しか答えを知らないクイズ」を出す人の話。「俺って何歳に見える?」とか聞く人腹立ちますよね~。しらねーよ!てか知りたくもないし!と思わず言いたくなります。そういう人の「俺昔話」を聞くのは時間の無駄だったなー…と。でも中途半端な人間関係だと、もうその話いらないよ!とも言えず、へぇ~と答えてお茶を濁す。

さて、ウチのダンナさんがオススメする本は読んでみるとナカナカに面白いことが多いんです。振り返ってみるとハードボイルドにはまるきっかけになった「新宿鮫」や映画まで観にいった「ストロベリーナイト」のシリーズ、進撃の巨人も全部1巻目はダンナが買ってきたなーと。そして私は全巻読むんですが、ダンナは早々に撤退してしまう…というお決まりのパターン。飽きっぽいのでしょうか?それとも私がハマッて、そこで満足なんでしょうかね。

でも、最近娘に本を薦めていて、あまりにも言うから、娘が逆に読む気無くなったとソッポ向かれてました。きっと人に喜んでもらいたい、が過ぎるタイプなのかもですね(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?