【Dグレ】BOOK MAN関連で思ったこと【考察】

執筆 PN-0122WH

D.Gray-manを読んだら再熱したので読み直して気になったBOOK MAN関係のあれこれを考察(というか妄想に近いかも)してみました。

私が大まかに把握している内容はコミックスの1〜28巻までと「キャラグレ!」「灰色ノ記録」くらいで本誌の内容は含まれていません。


BOOK MANについて分かっていること
・裏の歴史を記録している
・BOOK MANになるとBOOK MANになる前の記録は消される(これはJr.になった時点で消されるらしい)
・名前を持たない(Jr.の場合は記録地ごとに名前が変わる)
・Jr.の名前がその記録(歴史?)の名前になるらしい
・歴史を記録するときに都合の良い場所にいるだけで、基本的には誰の敵でも誰の味方でもない傍観者である
・BOOK MANは一族
・世界の色々な地域に一族の人間がいるらしい(そしてBOOK MANの金銭面などのサポートもしている)
・普段は一族でもそれを隠して(隠れて?)生活しているらしい

他にもあるかもですが、私が把握しているのはこんなところかな?
細かいのはもう少し色々ありますが、大まかにはこんなものかと。



裏の歴史を記録している、というのはBOOK MANの大前提なので特に何も思うところはないです。

BOOK MANになる前の記録が消されるというのと名前を持たないというのは、仮想19世紀がどうやって国民を管理していたのか分からないですが、現代風にいうと戸籍がない。とか戸籍を抹消しているとかそういう扱いになるのかと。
死亡者として扱うわけでもなそうなので、色々な国の暗黙の了解のような存在なのかも?

Jr.の名前が記録の名前なのはたぶんBOOK MANとBOOK MANJr.が名前として混同しやすいから自然とそうなったのかなと思ってます。
あと、「ラビ」に関しては22巻70ページのシェリルの発言からBOOK MAN Jr.としてはふたり目の「ラビ」なのではないかと勝手に思ってます。
現BOOK MANが35年前にノアと懇意にしていた、ということはノア側で“人間とAKUMAの戦いの歴史”を記録していたはずなので。
これも私の予想ですが、35年前はコムイ・リーが黒の教団の室長になるずっと前なのでBOOKMANは教団側へつくことが出来なかったのではないかと思います。
理由はBOOKMANとBOOKMANJr.が「イノセンスに適合出来るから」だと考えています。
そして、たぶんBOOKMANとJr.は「正規の適合者ではない」のではないかと。
適合出来る何らかの能力があるのか(例えば、記録に必要だとBOOKMANが判断すれば適合できる、みたいな)あるいは、BOOKMANの一族はもともと適合者になれる能力が備わっているのか。
どちらにしても非人道的な行いを繰り返して適合者を作り出そうとしたり、逃さないようにしたりしていた時代の教団側にBOOK MANとJr.が入り込んでふたり共イノセンスに適合したら。
私が教団の人間だったらBOOK MANの一族をどんどん捕まえてきてイノセンスとシンクロさせようとするので、まぁ、ね……。
その延長線上で考えると、BOOK MANのしがらみになってはいけないので一族が世界各地にいつつもひっそりと暮らしているのも当然かなと。


ここからは考察というより想像とか妄想とかの域になってくるのですが、私はBOOK MANにもノアの一族のような“メモリー”があると思っています。
そのメモリーを引き継げる器がJr.になり、BOOK MANになっていく。
Jr.の選定方法は私の中で候補が2パターン考えられまして、
1つ目は才能のある一族の子どもになんからの術式を施してJr.にするパターン。
2つ目は才能のある一族の子どもがなんからの印(能力)を持って生まれてくるパターン。

1つ目のパターンはまぁほぼないだろうと思ってますが、一応書きました。
魔導士が存在する世界線であることと、クロス・マリアンの「BOOK MANの始祖について知っている」という発言があった(※27巻コムイの談話室102ページ)ので、BOOK MANも魔術との繋がりがなくはないのかな?程度のあれです。
ザックリ説明すると黒執事のシエルがセバスチャンと契約したみたいな感じで契約印的なものが眼帯の下にあるんじゃないかなーって。

2つ目のパターン。こっちが本命です。
才能のある子どもになんからの印があって能力が備わっている。
現在のJr.の場合は眼球にその印があるのでは?
私はこの持って生まれてくる“何か”が前述した“メモリー”を引き継げる器なのではないかと思っています。
現BOOK MANもそうですが、歴代のBOOK MANたちはそれまでの代で記録してきたものも含めた全てのBOOK MANたちの記録を引き継いでいるようなのでその記録の量は膨大なはず。
それをごくごく一般的な人間に覚えさせようとしたところでどうにかなるものではない。
だからその器がどこかで必ず生まれるように世界各地に血族を分散させてさらに増やしているのかなと。
そしてBOOK MANになれる素質があると分かった時点で本人の意志に関わらずBOOK MANにはならなければいけないのではないかとも考えています。
13巻18ページで『ブックマンになることを“受け入れた”』と描写されているので本人に拒否権は無さそうですよね。

正直、現Jr.の右眼にはまだ他の能力もありそうなのでなんとも言えないところも多いですけどね。
11巻65ページ(あってる?)だと両眼だったら鍵を探すのがもっと速そうな感じの描写もありますし。

あと、これは上記の内容とは全然関係ない話になっちゃうのですが、
【もしかして、もうラビ、ブックマンになってね?】
と思ってます。

25巻198ページからのくだりで
・ブックマンは意識は戻ったが苦しんでいる
・Jr.がいない
・ブックマンが死んだら記録が途切れるの?と聞いている

このことからブックマンが死ぬかもしれない重症の状態で旧キャンベル邸にいることが分かります。
旧キャンベル邸にいるブックマン=おじいちゃんの方のブックマンであった場合、Jr.がいないのは本当にブックマン一族の終わりな感じですよね。
でも、おじいちゃんってボコボコにされてたっけ?と思った次第です。
どちらかというと死にそうなほどのダメージを与えられてたのはラビでは?
体内によく分からない蟲?とか入れられてシェリルに壁ドンされてたのはラビでは?
そもそも、おじいちゃんは自分が生き残ることよりラビを生かすことを優先しそうじゃないか?
だってもう89歳とかだよね?
もう次世代育ててる時間ないよね?
てことは、やっぱり、そこにいるブックマン、ラビではないか???



BOOK MAN関連だけではなく、D.Gray-manという物語全体が読者に開示されている情報がまだまだ少ない作品なのでこれはどんな意図なんだろうか?と思うところが多いです。
でもそういったところも含めてこれからの展開が楽しみな作品でもあります。

自分はラビが好きなのでついついブックマン関連に肩入れしてしまいがちなのですが、気が向いたらまた何かしら考察的なことを書ければいいなと思っています。

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