倫☆海外協力隊日記

JICA海外協力隊でカンボジア派遣中です。(2022夏〜)職種:体育 公立高校体育教…

倫☆海外協力隊日記

JICA海外協力隊でカンボジア派遣中です。(2022夏〜)職種:体育 公立高校体育教員を約10年、現職教員特別参加制度を利用しJICA海外協力隊に参加。 カンボジア/体育/コンポンチャム州/クメール語/二本松訓練所/2022年度1次隊

最近の記事

安全な暮らしができますように

先日、州のスポーツ大会の会場での出来事。 その日もバレーの会場はたくさんの観客で賑わっていた。 小さい子からおじさんまで。 その中で目を引く2人の小さな男の子がいた。 他の子と比べると身なりがきれいでない。 洗ってなさそうな服。 気になるのが彼らの持ち物だった。 ビニール袋の中に缶詰の空き缶のようなものを入れて、それを口元に近づけている。 初めはジュースを飲んでいるのかと思った。(カンボジアではビニール袋にジュースを入れて飲むことがある) でも、そのビニール袋は口では

    • 任地No.1観光スポット

      任地、コンポンチャム州。 首都プノンペンからバスで2.5〜3時間の地方都市。 首都からは比較的近く、様々な州とバスで行き来できる。また、中継地にもなっている。 首都から北東の自然豊かな観光都市に行く時に立ち寄る観光客も少しはいる。 前首相の出身州、お金持ちの人が多い、チャム族という少数民族が多く暮らす街。 そんな任地のおすすめ観光スポットは、 乾季にだけ出現する、竹橋。 (これしかない、というくらいに竹橋を推す) ポイントは乾季にしかないという期間限定! メコン川

      • 配属先で中間報告

        (トップ画は日本の体育の授業ではどのような導入を行なっているのかの例を動画にし、任地の人たちに見てもらった時のもの) 隊員は自身の活動の計画を立て、それについて中間報告と最終報告を行うことになっている。 JICA事務所での中間報告は7月に実施済。 その時は活動した期間がとても短かったので内容的にはとても薄かった。 配属先で中間報告をすることになった経緯 事務所での中間報告の前、6月にJICA事務所から私の担当のスタッフさん(日本人とカンボジア人)が任地に来てくれ、配属

        • 日本の製品で溢れる店

          任地には日本製品のリサイクルショップがある。 自転車で行ける距離に2店舗も。 そのうち1店舗が最近移転して、店構えを大きくした。 その名も「SAKURA RECYCLE SHOP JAPAN」 いかにも日本! 地元の人たちも、「サクラ」と言えばその店だと分かる。 移転記念に店を訪れてみた。 この傘たちは、1本3〜6ドルくらい。 カンボジアの人たちが傘使ってるのはほとんど見たことがない、売れないだろうな・・・。 傘に3〜6ドルは高い。 気になった商品をいくつか撮らせて

        安全な暮らしができますように

          カンボジアで考える日韓関係

          最近韓国人ボランティアの男性と出会った。 彼は私が行っている学校の1つでパソコンの授業を担当し、近くの青少年センターで英語も教えている。 何度か一緒にご飯を食べたりお茶をしたりした。 今日もお茶をしてきた。(彼は帰ったが私はまだカフェにいる。) 彼との会話は99%英語。 なのでほぼ聞いている。9割聞いて1割彼の話に同意か(頷く)質問するか。笑 昨日も色々話したけど、もっと日本のことを知りたいと言うので今日もおしゃべりした。(いや、ほぼ聞いてた) カンボジアでの生活の

          カンボジアで考える日韓関係

          言うか言わないか。

          前回からの続き。 全国大会で監督をした。その試合はなんとか勝利。 翌日からは本当の監督が戻ってきた。戻ってきた日は朝と夕方の2試合あった。 仕事を任されることに 前日の勝利が配属先同僚の目にはとてもよく映ったようで、戻ってきた監督も喜んでいた。 当たり前だけど、「昨日はありがとう」というような言葉をかけられることはない。求めることでもない。笑 監督が戻ってきた日、その日は朝に1試合、夕方に1試合の計2試合だった。朝の試合は力の差がありスムーズに勝てそうだったが、夕方の

          言うか言わないか。

          カンボジアで監督をした話。

          任地に来て1年が経過。 残り半年。 本当にあっという間だ。 全国大会出場! 先日、高校生の全国大会があり、女子バレーチームのコーチとして参加した。 州代表チームが戦う。 各州で3月頃に州大会が行われ、代表チームを決めていた。 (昨年11月の全国大会では、”高校生”というカテゴリーがなく、”女子バレー”だったので大人チームも出場していた。) 圧倒的な力の差で優勝した我がチームは、全国大会へ進む。 (まだまだ発展途上のカンボジア女子バレーなので、どんなサーブが入るかが勝敗を

          カンボジアで監督をした話。

          見えているのはほんの一部

          先日、同じ街に住む日本人ご夫婦の家でご馳走になった。 お二人は約7年この街で暮らしながら地元の人達の生活を支えているそう。 地元の人たちが自立した生活を送れるようにアドバイスなどをしているようだ。完全なるボランティア。 奥様の手作りカレーはカンボジアカレーで、現地の人に作り方を教えてもらったらしい。 私もたまに大家さんの作ったカンボジアカレーをいただくけど、今回もとても美味しかった。 ご夫婦とは街中のカフェでたまたま出会って声をかけたことから始まり、今回が初めて長い時間お

          見えているのはほんの一部

          何が本当か

          先日、首都プノンペンに行った。 久しぶりに大勢で食事をする機会があった。 とっても美味しい日本食屋さんでの話。 プノンペンのレストランではよくあることだけど、子供がお金を入れる箱を持って私たちの席までやってきた。 (お金入れてというパターンと、花や食べ物を買ってというパターンもある。) お金は渡さずに、テーブルの上の残りそうなご飯を渡そうとした。 それを受け取ることは拒否された。 「お腹空いてないの?いらない?」⇨『食べない。空いてない。』 でも唐揚げを食べた子はいたな

          「私の話を聞いてほしい」②

          前回記事の続き。 授業を途中で終わらせた翌日。 長々と書いた文章を現地教員に読んでもらった。 授業中はどんな状況だったのか。なぜ私が怒ったのか。 私は生徒たちに何を伝えようとしているのか。 彼は文章を読んだ後、「分かった。理解できる。」と言った。 え?それだけ?! まぁたくさん喋られても言葉は理解できないけど。 え、それだけ?! まぁいいや。 1回何か言ったからってすぐ伝わるわけではないし、何度も同じような経験をして少しずつ伝わっていくのだろう。 来週の授業からまた頑張

          「私の話を聞いてほしい」②

          「私の話を聞いてほしい」

          最近の活動 月曜と火曜に行っている学校は月曜日は私が授業を担当し、現地の先生にサポートに入ってもらう、火曜日は反対に現地の先生が授業担当で私がサポート、という形になった。 この現地の先生は教員になって数年で経験が少ないから私に授業をしてほしい、ということで授業をしている。彼が大学で習ってきたやり方もあるだろうけど、私の経験も少しでも伝えられたらと思う。 あるクラスでの出来事。 いつも通り現地教員が生徒たちを並ばせ1人ずつ名前を呼んで出欠を確認する。(文字にすると完璧に見え

          「私の話を聞いてほしい」

          気まずい

          先月はnoteを1つも書かなかった。 週1書けたらええな。 月1かけたらええな。 からの1ヶ月以上あいた。 これもカンボジア生活への慣れか。 書くことがないわけではない。 ただ私の生活が怠惰なだけだ。。。 この空白の期間に何もなかったわけでなはい。 また色々書くとして。 気まずい 何が気まずいのかというと、あるカンボジア人との関係。 先輩隊員の同僚で、出会うと明るく声をかけてくれる彼。 道端で会って挨拶したり、スポーツイベントでたまたま会って少し話すくらい。英語を

          モノの支援について。

          国際協力についての話題。 『モノを支援することについての賛否。』 モノを支援することについてはよく話題になるし、賛否分かれると思う。 今回はこのことについて最近また考えることがあったので書いてみる。 ちょっと長いですが、皆さんはどう考えますか? 考えの変化 日本にいた時は、 モノを支援することはちょっと違うんじゃないか?と思っていた。現地にあるものでなんとかしたほうがいい。ボランティア=モノを与える、と思われるのも違う気がするし。継続的に支援するためにはモノではない

          モノの支援について。

          一時帰国をして。

          一週間とほんの少し一時帰国してきた。 今回はその一時帰国を通して感じたことをいくつか。 備忘録に。 日本で食べたいものは 帰国中にはカンボジアで普段食べられないものを食べたいと思ったけど、よく考えると、プノンペンに行けば大体のものは食べられる。 日本食の居酒屋もあるし、寿司、焼肉、ラーメン、うどん、スタバ、イタリアン、韓国料理。なんでもある。高いけどね。 そこで、日本帰国中に一番食べたいと思ったのは、コンビニスイーツ。手軽にあんなに美味しいものが買えるなんてやっぱり日本

          一時帰国をして。

          印象に残った彼との会話

          数日前から女子バレーの練習の前に男子バレーの練習が始まった。 というか、女子の練習はなし?で、男子の練習があった。 女子の練習はいつ始まるか分からない。 明日から。と言われても明日から始まらない。 月曜から。と言われても月曜から始まらない。 それでも練習場所には行く。 今日は練習ないよ。と言われることにも慣れた。 そんな最近。 数日前から男子高校生のバレーの練習がスタートしたようだ。 私がこの街に来る前(9月上旬まで)は男子の練習も行われていたらしい。 16時〜男子の練

          印象に残った彼との会話

          生み出す力

          自分には、生み出す力、0⇨1にする力が本当にないなぁと昔から思ってきた。 というよりもそうしようと動こうとしなかったのかも。 独創性とか想像力という言葉からはかけ離れている。 自分の行動を振り返ってみても、誰かに背中を押された経験がとても多いし、誰かの行動を見て、知って、自分もやってみようと影響を受けていることがとてもたくさんある。初めの第一歩を踏み出した経験が少ない。あったかな?? マネすることもたくさんあった。いいなと思ったことはパクらせてもらう。 (スポーツをするとき