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【超要約】齋藤孝の速読塾

今回ご紹介するのは

▪️著者 齋藤 孝

『齋藤孝の速読塾』

速読多読の2種類の方法を学び、活用する手法が紹介されている『速読塾

速読は資料を素早く理解するための能力を養い、
多読はバランスのとれた価値判断能力を身につけるために必要な本をたくさん読むことです。多読は様々な視点や考え方を身につけることで、価値観の偏りをなくしてくれます。

読書を通じて知識を増やし、情報を効率的に吸収したい方におすすめの書籍です。



第1講 速読・多読の目標

その1
「速読・多読できるとどうなる?」

速読できると、立ち上がりの速いコンピューターのようにサクサクと物事が理解できる
多読の人はたいてい、何らかの速読の技術をもっている。
つまり、速読・多読ができる人は例外なく、理解力が高まる

その2
「本の理解力は3段階に分かれる」

レベルの高い順に、ABCの3段階に分けると
「C」本を読んでもすぐ忘れてしまう
「B」内容把握はできる要約力がある
そして、
「A」自分なりの見方が出せる力がある
これはつまり、本を読んだ上で、新たな価値を見出し、オリジナルのアイデアや提案などできる『コメント力』につながります。


第2講 二割読書法とは?

その1
最初から最後まで読むものではない

「二割読書法」とは、本の二割だけ読んで、内容を八割理解する方法のこと。
例えば、マグロを解体して、二割のトロの部分だけ食べ、残りは捨てて、次のマグロにとりかかるような方法です。

その2 ベスト3を決める

「ベスト3方式」は、物語や論旨の展開上、ひじょうに重要な文章、もしくは段落を3つあげていく方法です。
人に話したくなるような重要箇所を3つ見つけると決めて、読む方が速く読めます。


第3講 誰でもできる速読術

その1
「記憶して話す」ために本を汚す

なぜ本を汚すのかというと、「場所記憶」を活用できるので、記憶の定着度が違うからです。
場所記憶」と「連想記憶(エピソード)」の両方で記憶すると、ひじょうに忘れにくくなります。
本を汚すメリットは、まさにこの2つの記憶を両方組み合わせられる点にあります。

その2
同時並行で10冊読む

今読んでいる本が1冊しかない状態というのは、リスク大きいと言えます。
もしその本が面白くなかったり、つまらなかったりして途中で挫折してしまったら
やっぱり自分は読書が苦手だ」という挫折感だけが残るからです。
普段から10冊ぐらい同時並行で読んでいれば、リスク分散されるので、何冊かは読み終わることができます

その3
本を選ぶガイドをみつける

人が紹介した本はけっこうきっかけが掴みやすいので、本に詳しい頭のいいを身近に配置するといいでしょう。
同時並行で10冊読むためにも、本に詳しい人からいろんな種類の本を薦めてもらうのがいいでしょう。


第4講 速読上級者用プログラム

その1
"左手めくり"

右手で1ページずつめくっていくより、左手で本をつかんで、ページをパラパラさせながら、最後まで行き着くのは簡単です。
おおざっぱでもいいから、とりあえず最後まで行ってみようというやり方です。
最後のページまで見ておけば、何となく全体が把握できます。


第5講 生活にうまく取り込む方法

その1
TPOに分けて読む

本は10冊を同時並行で読むのは、持ち歩くのも大変です。
そこで、場所によって持っていく本を変えるのも1つの方法です。
たとえばお風呂に入るときの本、寝る前に読む本、移動の時に読む本、といった具合に本を分けていきます。

最後 言葉の「ブラウン運動」

考える」ということは、頭の中でつねに言葉がずっと動いていないといけないのです。
これを、言葉のブラウン運動(粒子が動いている状態)と言います。
速読・多読はこの言葉のブラウン運動を誘発します。
つねに多くの本を、高速で回転させて読んでいくので、頭の中を言葉が乱舞します

そして世に出ている本は
著名な人が最高の集中力を持って、言い間違えもなく、構成も整理されてまとまった状態で提示してくれているものなのです。

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