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小4男子が宿題を終わらせる事が出来るようになった秘訣とは?

宿題を終わらせるのが難しかった小3男子

あなたは小学生の頃、宿題を終わらせてから遊びに行くタイプでしたか?
それとも、ランドセルを玄関に放り投げて外に遊びに行き、帰ってから宿題に取り掛かるタイプ?
はたまた、宿題はやらなくても良いものと割り切って一切やらなかった?

古今東西、宿題に関する悩みは様々あれど、これと言った解決策がないのが実情ではないでしょうか?
世の中から「宿題」というものが無くなれば、悩みもなくなるのかもしれませんが・・・。

私の息子通称「過保護のかほ男くん」現在小学四年生も、三年生までは宿題を終わらせるのが難しい子供でした。
しかし、四年生になってから宿題を終わらせられなかった日が激減しました。
宿題を終わらせる為に、家で実践した方法を本邦初公開させていただきます!

  1. 宿題を始める時間を自分で決める

  2. ホワイトボードに宿題を書き出す

  3. 宿題を細分化する

  4. ストップウォッチで時間を測る

  5. 休憩時間を挟む

  6. 全部終わったら盛大に褒める

  7. 早く終わったら翌日の準備(時間割)までやってみる

①宿題を始める時間を自分で決める

学校から帰宅したら、まず宿題を始める時間を自分で決めます。

母「おかえり!今日は宿題何時からやる?」
かほ男「うーん。何時からしようかな。」
母「今何時?」
かほ男「えーっと、3時50分」
母「じゃあ、何分ぐらい休憩したい?」
かほ男「30分ぐらい」
母「分かった。今3時50分だから、30分経ったら何時何分?」
かほ男「えーっとえーっと・・・。」
(時間の計算と時間感覚がまだ身に付いていない為、この作業も勉強です)
かほ男「4時20分?」
母「正解!じゃあ4時20分にアラームをセットして。」
かほ男「(iPadに向かって)4時20分にアラームをセットして!」
Siri「アラームを4時20分にセットしました」

我が家ではSiri姐さんがアシスタントとして大活躍です。
因みに、アナログ時計とデジタル時計を並べてディスプレイして時間の読み方を覚えるのは、通級指導の先生から教わりました。

全てダイソー商品で作りました

②宿題をホワイトボードに書き出す

息子の小学校では連絡帳にその日の宿題を書いて帰ります。
それをそのままホワイトボードに書き写して、見えるところに掛けます。
これは、宿題の全貌を「見える化」するのが目的です。
また、終わったものは赤ペンで消し込んでいくので、あとどれぐらい残っているのか「見える化」出来ます。
終わった宿題を消し込むのは、本人にやってもらうと「達成感」が得られます。

乱筆失礼致します。これがリアルです

③細分化する

例えば、漢字ドリルが10行分あるとします。
それを一度に出来そうな量に分けます。
3行ずつや5行ずつなど。
長時間集中するのが難しい子の場合、一気に最後までやり切るのは至難の業です。
そこで、3行終わったら一旦休憩、またしばらくしたら次の3行・・・と言うふうに小さい単位に分けてやると、時間はかかっても最後までやり切る事が出来るのです。
大人から見ると、さっさとやってしまう方が良い様な算数の練習問題も5問やっては休憩・・・と言うリズムでやる方が結果として早く終わる場合も。
子供の集中力のなさを舐めてはいけません。

④ストップウォッチで掛かった時間を見える化

③で細分化した宿題をやるときに、ストップウォッチで時間を測るのも有効です。
はじめは5問解くのに10分かかっていた問題も、回を重ねるごとに8分、次は5分とだんだん速く解けるようになります。
掛かった時間を赤ペンで書いて、どれぐらい速くなったのか目で見えるようにすると、親も本人も
「すごい!2分も速くなったね!」
と数値で分かるのでモチベーションに繋がります。

⑤休憩を挟む

特に苦手科目の宿題の場合、長時間集中することは困難です。
細分化した量が終わるごとに休憩を挟み、脳疲労を回復させます。
次に何時から始めるか、休憩の前に本人に決めてもらいます。
母「よし!ここまで終わったから、一旦休憩ね。続きは何時からやる?」
かほ男「やったー!次は、えーっと今5時だから・・・。6時からやろうかな?」
母「(え・・・休憩1時間も必要?晩御飯の準備あるんだけど・・・ここはグッと我慢して)わかった。じゃあ6時にアラームをセットして。」
かほ男「(Siriに向かって)6時にアラームをセットして!」
Siri「アラームを6時にセットしました」

本人が決めた時間はよほどでない限り尊重します。
この1時間の間に夕飯の準備など家事やりつつ、私も時計と睨めっこです。

ここで重要ポイント。
いきなりアラームが鳴ってもなかなか切り替えが出来ないので、
「6時まであと10分ね!」
などの声掛けをします。
「わかった」
と言いつつ6時になってもゲームや動画を辞められない場合、強制終了になる危険性も。しかしそれは自分で決めた時間なので諦めがつくようです。

⑥終わったら盛大に褒め、あとは自由時間

宿題が全て終わったらホワイトボードを全て消し込み、盛大に褒めます。
「すごい!もう終わったね!昨日より30分も早く終わったよ!あとは好きなことしてて良いよ」
我が家では、宿題の他には平日にやるべき塾や通信教育などはありません。
ゲームをやろうが動画を見ようが外に遊びに行こうが自由です。
私はまだ導入していませんが、スタンプカードで宿題を最後までやったらポイントが貯まるご褒美システムを導入しているご家庭もあるようです。
ポイントが貯まると何かしらのご褒美がもらえるシステム。
かほ男くんの場合、ご褒美システムがあまり効果的ではない為導入していません。

⑦おまけのプラスアルファ

宿題が早く終わって、余裕がある時は次の日の準備も済ませます。
これは絶対ではなく、本人がやる気がある場合のみ。
宿題だけで気力体力が尽きている時は寝るまでにやればOKです。

まとめ

私が発達グレーゾーンの息子と二人三脚で宿題と格闘している様子をリアルにお届けしました。
宿題に四苦八苦している小学生の保護者の方の参考になれば幸いです。
私が特に気をつけていることは、本人主体でやる時間やペースを決めてもらうこと、気力と時間に余裕を持たせること、そして「見える化」することの三つです。
親としてはさっさと宿題ぐらい終わらせて欲しいのは山々ですが、子供には子供のペースがあります。
学校でも一生懸命がんばっているのでしょう。
帰ってまでお母さんからギャーギャー言われると、余計にやりたくなくなります。
親もどんなにやいやい言ったところで、子供は不機嫌になるわ時間だけが過ぎて行くわで嫌になってしまいますよね。
今の私のやり方や声掛けの仕方が、いつまで効果的かは分かりません。
半年でも一年でも、宿題で悩む時間が減らせれば良いですよね!
気楽にいきましょう!

参考文献「男の子を『伸ばす親』と『ダメにする親』の習慣」池江俊博 著



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