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子供が『嫌な友達がいる』と言ってきた!

ある日、珍しく息子が神妙な面持ちでこう言ってきました。

『ねえ、お母さん?お母さんは子供の頃、嫌な友達とか居た?』


おうおう、どしたどした?友達関係の悩みかい?お母さんになんでも相談してごらん?


私「うーん、嫌な友達もいたかもしれないけど、お母さん気が合わない友達とは、あんまり関わらない様にしてたからなぁ。どれぐらい嫌だったかも分からないなぁ」

息子「僕ね、〇〇くんが学校の帰りとか休み時間に煽ってくるのが嫌なんだよね…。」

母「そうなんだ。煽ってくるってどういう感じで?」

息子「なんか、クイズ出してきて僕が分からなかったらバカにしてくる感じで、『おっつ〜!』とか言ってくる」

私「そうなのかぁ。それは嫌だよね。」

息子「うん。席も隣だし。今日は学校休んでもいい?思い出すだけで嫌だよ😭」

え、そんなに嫌なの?

私「分かった。じゃあ連絡ノートに少しだけ書いてみるね。もし明日、先生に何か聞かれたら、ちゃんと説明出来る?」

息子「うん。出来る。」

その日は前日の野球の練習で疲れているのもあった様で、一日だけ学校を休ませました。

心も身体もエネルギーが溜まっていないのに、無理に行かせるのは逆効果だと判断しました。

実は、その煽ってくるお友達と言うのは、ずっとご近所さんで登校班も一緒の男の子です。

よくうちに来て遊んだりしていたのですが、1年生の頃から登校渋りがあり、3年生になってからは週に1~2日欠席する事が多くなりました。

私が推測するに、その男の子の中でうちの息子は旧知の中であり、唯一からかったりふざけたりし合える(と思っている)友達なのだと思います。

その男の子は恐らく、学校に行けない事で自己肯定感が低くなっていて、その自己肯定感の低さを息子をからかうことによって相殺しようとしているのではないかと仮定しました。

息子には、自分が嫌な時ははっきり言って良いし、遊ぶのを断って良いと言いました。

翌日もその男の子は欠席だったのですが、担任の先生から息子に聞き取りをしていただいたそうです。

友達関係で悩むことは、悪いことではなく成長の糧だと思っています。

失恋と同じように、人間関係でもつまづいた経験がなければ、本当に辛い時に必要以上に傷付き落ち込んでしまいます。

親としては、自分の子供を助けたいし守ってやりたいと思いますが、小学三年生の子供の友人関係に親が出ていくのは最後の手段と決めています。

もちろん、家で愚痴を言ってきたら思う存分聞きますし、いつもの様に

「お母さんは、どんなことがあっても〇〇の味方だよ」

とギューッと抱きしめて終わりにします。

大抵は子供は母親に話を聞いてもらえたと言うだけで、安心した表情を見せるものです。

それでもまだ、なにか手助けをして欲しい様子が見られた時は、助ける手段を一緒に考えます。

私も人の親になってきたなーと思う今日この頃です。

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