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「真夏のシンデレラ」を見て思い出す、フジテレビのドラマが搔き立てた東京への憧れ


「真夏のシンデレラ」に感じる懐かしい月9の香り

月曜日の夜9時のドラマ「真夏のシンデレラ」を見ています。
このドラマ、うまくいえないのですが、THE月9!って感じでいいですね。けなげな主人公、お金持ちの男性、舞台は夏の湘南。グループ恋愛…20年以上前に見た月9を思い出します。
ここ最近、私の頭の中では、GLAYの「ここではない、どこか」が流れております(1999年夏の月9「パーフェクトラブ」の主題歌です!)

「真夏のシンデレラ」は、主人公の夏海ちゃん(森七菜ちゃん)が可愛いですね。ショートパンツがよく似合います。父親と弟と3人暮らしで、家業を手伝い、家のことを切り盛りする姿がとてもけなげです。父親はもちろん、弟も高校生ですし、年の近い姉に頼り切りなのはどうかと思いますが、彼らのおかげで夏海ちゃんの良さが引き立つのでしょう。
彼女の親友たち、休暇で訪れたお坊ちゃまグループ、地元の男友達などがからむグループ恋愛もどこかで見たような気がしますが、こういう設定ってハズレなしなんですよね。


フジテレビのドラマの世界に憧れて、東京を目指したのかもしれない

私の10代後半は、フジテレビのドラマ、特に月9全盛期でした。
おしゃれで素敵な俳優さん、必ずヒットする主題歌、そして舞台は東京。田舎の奥手な中高生だった私は、ドラマの中の東京に憧れたのでした。私が東京を目指したのは、ドラマの影響もあったかもしれません。
実際に上京し、最初に住んだのは、私鉄沿線のこじんまりした住宅街でした。実家の近くにあったような大型スーパー(食品、衣料品、インテリア用品なども買える)がなく、どこで生活必需品を調達すればいいのか迷うような街でした。
新宿や銀座でバイトしましたが、慣れてみれば大きな繁華街、オフィス街でした。ドラマは現実ではないことを思い知るのでした。

東京に行けば、無条件に、キラキラ輝くような日常が手に入るわけではありません。東京に居場所が見つけられないまま、去る人もいることと思います。
どこに住んでも、自分で行動し、人間関係を形成し、自分の役割をしっかりこなすことで、そこが自分の居場所になっていくのだと思います。


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