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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 87〜

第10章 シルクロード横断準備編 
三十路センチメンタルジャーニー
ep87 アンカラの日本大使館とイランビザ

 1ヶ月に及ぶイスタンブール滞在を終えて(沈没じゃないよ、連れが来たり、ビザ取ってたり)いよいよシルクロード横断がスタートした。まずこの日はイスタンブールから首都アンカラに向かいアンカラでイランビザを取得しなければならない。基本的にイスタンブールでも取得可能なビザはもちろん取得済みではあるのだが、やはり首都ではないと取得が厳しい国もあり、まずはアンカラへ。ハイダルパシャから列車で向かい、約8時間かけて首都アンカラに到着した。

 イスタンブールからアンカラにくると、ここが本当に首都なのかと思うほど物価が安い。やはり経済都市イスタンブールはトルコの中でも別枠のようだ。アンカラはとにかく寒い。内陸にあるせいかもしれないが、海に面しているイスタンブールとは比べ物にならない。そんな中、まずは荷物を置きに事前にツリー・オブ・ライフで情報を得ていた激安ホテルに向かう。早々にチェックインを済ませ、すぐに日本大使館に向かった。

 日本大使館へは市内を走る路線バスを使うのだが、イスタンブールとは違いバスはチケット制になっていて、正直システムがまったくわからない。仕方がないので運転手に直接お金を払おうとすると、ドライバーのおじさまは「もうええわ、とりあえず乗れ」というジェスチャーを僕にした後、無料でで乗車させてくれた。その後日本大使館のそばまで来るとバスの中で近くに座っていたおばちゃんが「ここで降りろ」とか教えてくれたりして、なんかイスタンブールよりもとってもみな親切な感じがしてしまった。

 そんなこんなでなんとか辿り着いた日本大使館なのだが、なぜ日本大使館に来なければならないかと言うと、イランに入国するために日本人は観光ビザを取得しなければならい。しかし、他の国の場合基本的に直接その該当する各大使館に行き、必要書類とパスポート、そしてビザ代を支払えば数日から一週間ほどでビザを発給してくれる。しかし、イランの場合はまず、日本大使館からこの日本人は問題ないから観光させてやってくれ的なレターを発行して頂き、それを持ってイラン大使館に向かわなければならない。ただこのレターを発行してもらう際に、宣誓書みたいなものにサインさせられた。

 中身はイランに入国後何かあっても外務省は知らんよ的なことが書いてあった。「えーーーーーマジかーーー。それって外務省の邦人保護の仕事放棄じゃないですかーーーー」なんて思ったが、自己責任論が母国で大合唱されている中、サインしなきゃレターは発行してくれるわけもないのでサインする。まあ、ぶっちゃけイランでなんかあることなんてないだろうと心で呟きながら、レターをありがたく頂戴した。

 日本大使館を後にし、早速イラン大使館に向かう。大使館に到着後、すぐにビザ発行手続きを始めたのだが、大使館の人に今日はあと45分で大使館がしまっちゃうから明日また来なさいといわれたが、僕はこんなにめんどくさいことを何度も繰り返すことが本当に嫌なので、「( i _ i )いやだ今日ほしい」と泣き顔をしながらねばってみる。そしておっさんの悲しい顔にやられてくれたのか、15分でビザを発行してくれた。

おじさんの顔芸もまだまだ捨てたもんじゃない。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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